あらすじ
ノーベル化学賞が決まった吉野彰さんが小学4年生のときに出会い、「化学への興味を持つ原点」となった運命の1冊。
2016年にも、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典さんが子どものころに読み、科学者を志すきっかけになった本として注目されていたファラデーの『ロウソクの科学』を小学生向けにわかりやすくした角川つばさ文庫版!
「燃えたロウソクは、どこへ消えたの?」
「水と氷って、どっちが重いの?」
「さかさまにしたコップの水が落ちないのは、どうして?」
1本のロウソクを使ったたのしい実験で、身のまわりのふしぎを学ぼう!
科学者のファラデーが子どもたちに見せた24の実験をイラストと物語でやさしく教えるよ!
読めばだれでも理科がわかる・科学を好きになる!
たのしくておもしろい、理科実験の入門書!【小学中級から ★★】
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Posted by ブクログ
子供の読書用に買ってどんなものかと読んでみたが、とても面白かった。本家本元のファラデーの『ロウソクの科学』は子供向けとはいえ難しくて理解しづらかったのが、イラストと噛み砕いた説明でわかりやすく、科学への興味をかき立てられた。最後だけ、少し不思議な感じに終えたところは、無理矢理物語を終わらせた感じで、少し残念だった。子供の感想も楽しみ。
Posted by ブクログ
ロウソク
面白かったなぁ
なんか今までよりもっと理科が好きになれた気がする。
あと読みたいがまた増えちゃった。
でも『あれ』はおっきくなってからかな。
↑
ロウソクの科学の原作
Posted by ブクログ
前に大人用の本書を読んだが、少し読みづらくイヤになったのだが、これは子供向けということもありわかりやすく。子供の頃、理科が好きだった、おもしろかったのは実験がおもしろかったんだということに気づいた。実験は誰がやっても同じ結果になる。これが実験の魅力だ。ろうそくを通して、火、水、空気などの知識を得ることができる。子供向けの宵本だと思う。昔、習った知識の確認として、知識の再構築ということもできるので良かった。
Posted by ブクログ
ノーベル賞受賞者の愛読書として話題になったロウソクの科学、そのものはちょっと頭に入って来なさそうだったので、児童文庫で読んでみた。すっかり理科から遠ざかっていたけれど、楽しく読んで少し童心にかえった気持ち。
でんじろうが好きな小1の甥っ子にも読んで貰って感想を聞きたいけど、まだ少し早いか?
Posted by ブクログ
とても読みやすい小説仕立てで、ロウソクの燃焼から科学的な考察を進めていくというお話。
科学と実験に対してこどもに興味を持ってもらうための本として、お勧めされるのがよくわかる。
対象年齢のこどもがいたらプレゼントしたい本。
Posted by ブクログ
小学生高学年向けのファラデー著”ロウソクの科学”を題材にした科学読み物。
原著「ロウソクの科学」が様々な実験を交えながら、ロウソクの燃焼を観察し、科学的な視点をもってその事実を解き明かして行くように、こども向けに物語としてアレンジしている。
内容には、さらに解説が必要な部分も有るように思えるが、おおむね子供向けの科学の入門書の一つとしてよいと思う。
ちょうど、帯びにノーベル化学賞受賞者の吉野彰博士が載っていた。
およそ科学者たるもの、この一冊を手に取ったことがないものは居ないと思われる。
そういう名著を小学生が手に取ることが出来るなんて素晴らしいことではないか。
Posted by ブクログ
ファラデーは19世紀の物理学者で、電磁回転の原理と電磁誘導の発見、電気分解の法則の発見、半導体の発見など、科学界の巨人。
子供向けに、溶けたロウソクはどうなるの?ロウソクはどうして燃えるの?燃えたロウソクはどこにいったの?ロウソクはどうしてまぶしいの?空気の中身とは?なぜロウソクの火が消えるのは?そういうテーマをいろいろとりあげる。
水素の炎から水をつくる賢者の灯火とか、電池を使って自ら気体をつくりだすとか、化学における実験と観測がロウソクを使うことで沢山可能なことを紹介しており、子供の自由研究にはピッタリでは。ただ読む本ではなく実験してこそ価値ある本。
Posted by ブクログ
ロウソクを用いた実験でこんなに広く理科を勉強できるのは感心した。
多くは中学校くらいで学習する内容だけど、小学生でもザックリは理解できるようになっている。ほとんど学習済みの人が読んでも、情報が整理されたり、学習した内容が生活と結びついたりして面白いと思う。
この本が理科を好きになるきっかけとなる子も、いると思う。
ファラデーの原作も読んでみようと思う。