原泰久のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
戦争の歴史を学んで知る度に、その凄惨さと、惨さに嫌悪していた。勢力争いでこんなにも人が死ぬなんて馬鹿馬鹿しいと思っていた。
実際この漫画では簡単に人が大勢死ぬ。実際そうだったのだろうと思う。そしてその紙一重の中で生きたものがその後の歴史を作る。しかし、亡くなった者も、生きたものと同じように歴史を作っていたのだ。そして、生きると言うことは生かされていると言うことなのだと感じる。
この話を読んでいくと、その戦い一つ一つには何万という兵、数名の将軍の思いがあり、その一人一人には心があり、守るものや仲間がいると感じられる。この巻でも信を守ろうと飛信隊の仲間が命をかけた。その姿を馬鹿馬鹿しいなんて言えなくなる。
今の世の中をつくりあげた過去の大勢の命の犠牲、連なり、歴史の大きさを思う。
戦争が馬鹿馬鹿しいと思えるほど平和な世に生きていることを自覚する。その世を作ってくれた人々に感謝したくなる。