須藤靖貴のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ謎解き要素は大して面白くないけど生徒想いの教師たちはそれぞれ個性的で魅力的だった。
よく、練習でできないことはゲームではできない、って言うでしょ。あれはウソ。間違いね。出来るよ。必ずできる。ゲームでは実力以上の力が出せる。それが人間の不思議な力。フットボールのタックルはとても危険だから、練習では軽くタックルする。ハードなタックルはマシーンを使ってやる。でも、日本では味方同士でハードなタックル練習をしていて、ボクはびっくりしたね。仲間をケガさせたらどうするの。おかしいね。日本人は真面目だから、練習で全てをやろうとするけど、選手たちの不思議な力をゲームで引き出すようなコーチが優秀なコーチよ。ゲー -
Posted by ブクログ
ネタバレ高校野球小説。弱小高校が甲子園目指す全三部作。
主人公は剛腕エースだが、皮膚が弱くすぐ指がひび割れする体質。猛練習は禁止で代わりに猛ミーティング、走りこみ、バント禁止の監督。
まあいわゆるテンプレ野球小説。
試合の描写は当然絵がないのでしょぼい。このあたりはスポーツ小説の限界ですね。
故に描写としてはそこ以外に力を注ぐのが肝要だが、何かふわっとした感じ。おいしい場面は幾つもあるはずなんだが、イマイチ感情移入しきれない。色々惜しい一作。
ただ、部員が朝練の後に部室で自炊して米と味噌汁と卵だけの朝飯を食べる描写は実に美味そう。朝定食が食べたい。 -
最悪
これは酷い。
相撲ファンが取材とかこつけて裏側を見たのを自慢したいだけの内容や、自分が知っている相撲の知識をただひけらかしたいだけの内容ばかりで気持ちが悪い。そしてそちらに力を注ぎすぎたためにミステリとしての内容はとても浅い。
こうした本をブックオフに持ち込むと10円くらいしか査定額がつかないので、あまり日本が不憫で持ち込むことはないのだがこの本だけは読了後に怒りとともにブックオフに捨ててきた。
読了後、「読んだ分だけの時間を無駄にした」と感じた。二度とこの人の作品は読まない。
時間と金を返してほしいレベル。