菅浩江のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ブログの中から拾った一冊です。
Rainbowさん 、ありがとう。
こちらは9編の小品からなるSF小説です。
◆五人姉妹・・・社運をかけた成長型人工臓器をわが娘に取り付け、そのために娘のクローンを4体作る。
この手のお話は随分読んだけど、今まで読んだ中で一番、優しさを感じたかな・・・
最後が良かった・・・・
◆ホールド・ミー・タイト・・・もうすぐ30歳になる社会的ポジションもある独身女性が、ネットゲームで自分を癒す
私もこの手のネット想像話はいくつか書いている。結構、いい題材なのですよね。
◆KAIGOの夜・・・アンドロイド系のお話
遠い昔、宇宙なのか未来の地 -
Posted by ブクログ
砂漠型の惑星で素朴に暮らす褐色の肌の住民たち。村に突然変異で生まれた白い肌の子供は、不吉であるという言い伝えにより他の村人から忌み子として差別されていた。
ある日村に高度な科学技術を持った者たちがやってきて、謎の毒で村人を虐殺。
白い子供ミルンとアジャーナの二人だけが生き残り、伝説の知恵者である「柊の僧兵」に鍛えられ襲撃者たちと戦う。
彼らは自らの白い肌の意味、聖地とされるオアシスの秘密や世界のなりたちに迫り、悩み、迷いつつも戦うことで見違えるように成長していくのだった。
ずっと読みたいと思っていた一冊。復刊万歳。
ネット古書店で購入。
ある世界で神と崇められているもの、その -
Posted by ブクログ
ネタバレファンタジーかと思ったけどけっこうSF寄りだった。その名の通り、「ゆらぎ」のある作品。
『博物館惑星』がとてもよかったのでいつか読もうと思っていた本だったが、描写がピンと来ないことが多く、読みにくかった。
キャラクターもうまく配置されているのに、全体的には薄味に感じてしまった。
シエラも狂気に堕ちてからは面白くなりそうだったのに、そこからがめちゃくちゃあっけなかったなあ。
いっそバッドエンドも悪くなかったように思う。
解説の山田正紀が、ある女性作家の発言として「日本SFは高度経済成長期の男の小説だった」という趣旨の一文を書いていた。この本(文庫)が出たのは実に18年も前なのだが、SFはいま -
Posted by ブクログ
ネタバレ「これは評価されるべき良作だが私は嫌いだ」というのがこの作品の感想。
芸術を題材にしたSF作品は珍しいと思うが、珍しいだけに終わらず2つの要素がどちらも高いレベルであり(;本編中の芸術に関する記述はどれも本当に美しい)、そこに加えて登場人物の人間描写も緻密である。複数の賞を取るだけの作品だと思う。「嫌い」という思いはこれら物語の本質ではなく、設定や登場人物の性格などが私と合わないことから来ている。
『解説』にあるように本作は6年間(単行本への書き下ろしを加えるなら7年以上)をかけて投稿されたものである。そのためだろうか、途中で作品の雰囲気が変化している。
前半部分は現代に近い時間軸の芸術作品