【感想・ネタバレ】<柊の僧兵>記のレビュー

あらすじ

少年ミルンにとって、生まれついての自分の白い肌は、うとましい以外のなにものでもなかった。“白い子供”-過酷な砂漠で生きる民たちの間で時折生まれる彼らは、体力的に劣る鬼っ子であり、悪しき伝承によって語られた忌むべき存在でしかなかったのだ。しかし、村が謎の侵略者に襲撃された時、なぜか生き残ったのは、ミルンと、やはり白い肌をもつ少女アジャーナだけだった。突然の破壊と惨殺。敵は何者だったのか、その目的は…。ふたりは真実を知るために、“柊の僧兵”を探す旅に出ることを決めた。
※この電子書籍版では挿絵等のイラストが省略されております。あらかじめご了承ください。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

SFとファンタジーって似てるんだなあ、とか思いました。
剣と魔法の世界ならファンタジー。魔法と科学の世界もファンタジーかな?
じゃあ、魔法と見せかけた科学の世界なら、やっぱりSFかと思います。
柊のように、というくだりがお気に入りです。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

 砂漠型の惑星で素朴に暮らす褐色の肌の住民たち。村に突然変異で生まれた白い肌の子供は、不吉であるという言い伝えにより他の村人から忌み子として差別されていた。
 ある日村に高度な科学技術を持った者たちがやってきて、謎の毒で村人を虐殺。
白い子供ミルンとアジャーナの二人だけが生き残り、伝説の知恵者である「柊の僧兵」に鍛えられ襲撃者たちと戦う。
彼らは自らの白い肌の意味、聖地とされるオアシスの秘密や世界のなりたちに迫り、悩み、迷いつつも戦うことで見違えるように成長していくのだった。

ずっと読みたいと思っていた一冊。復刊万歳。
ネット古書店で購入。
ある世界で神と崇められているもの、その正体は・・・それを知った現地の勇者は!という展開、密かにツボなのかも知れない。
この方の他の作品、「不屈の女神」「暁のビザンティラ」等昔のものに、同じように神様とは!というテーマがもうけられている。それぞれに別の答えがあり、読み比べるのも面白い。
圧倒的な力を持っていること、それだけが神の条件。正体が何であれ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

緒方剛志さんの表紙絵のせいでつい……。

モヤっとさせる本でした。
設定はかなり凝ってて練られてるっぽいんだけど
私にはちょっと合わなかったな……。

「宇宙戦争」にもラストにこーいう設定を使ってたなあ。

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2013年07月11日

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