菅原裕子のレビュー一覧
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ネタバレ10代の子どもの心のコーチングということで、
今私の子どもは8歳。
これから来るであろう思春期に向けて、
どんな事が起こり得るのか、
思春期の子どものことを知ろうとして手に取った本。
やはり共通して大切なのは、
条件付きの愛情ではなく、
存在そのもの、ありのままを肯定する愛情。
子供の成長に合わせて、子供自身に任せていくと子供の自立はやってくるということ。
今はたくさんの「すべき」があった時代から、自分がどう行きたいか?という時代へと変化してきている。
そして、情報化社会のなか、選ぶ選択肢が多すぎて親自身も惑わされてしまう。
良いとされている物、したほうが良い事などの情報、それらは役に立つ -
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しつけは、子どもをこちらの思い通りにするためにあるのではない。
子供が自分で考えて、葛藤し、自分を律しながら行動していけるようにすること。
暴力や言葉の威圧感を与える事は、考える余地を与えず、子どもが考えること自体を放棄してしまう。
親子間の意見の対立があってこそ、限界の設定ができる。対立があって、葛藤が起こり、自分を律する過程を経て、限界の設定が子供の中にもできる。これは子どもを危険から守る。
その時に、子供の葛藤に付き合うことも大切。
これには親はかなりの辛抱も必要だと思った。
葛藤している間、話し合いをしたり、気持ちを受け止めたり、どちらにしても、葛藤中の我が子に付き合うのは忍耐力 -
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子どもの心のコーチング。
表題は育児用のように思えるが、親の方にも言及しており、詰まるところ万人に当てはまる内容だと思う。
部下を持つ上司や上司に色々言われる部下も参考にしていいと思う。
コーチングの基本として「人はできる」ということが挙げられる。
ティーチングとの違いなのだろうが、その人本来の能力を引き出してやることがコーチングなのだと思っている。
すぐに参考にできるのは「私メッセージ」と「あなたメッセージ」。
何かをしてもらったらありがとう、その一言で受け手の印象はだいぶ変わってくる。
また、なぜできないのか原因を追求するのではなく、どうしたらできるか対策を考えることもすぐできる。
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素晴らしい本と出会った。親は子どものコーチであり、育児はコーチングである。親は決して子どもの代わりにプレーすることはできない。
育児本を読んだあと私が常に感じる「ま、それが難しいんだけどね」が無かった。
今まで読んできた中でいちばんわかりやすく、実践的で、書かれている言葉がまっすぐに届いてきました。忘れたくないことがたくさんあった。
次の三つの条件を満たしたとき、親は子どものコーチになれます。
①子どもはできることを知っている。
②子ども自身がもっとよくなりたいと思っていることを知っている。
③子どもが望んでいることが起きるまで待ち、必要なサポートは何でもしようとする柔軟性がある。
自己肯 -
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帯に「いま1番売れてる子育て文庫」「50万部突破」と書いてあり、思わず買ってしまった。売れるには理由がある。これまで子育て本をいくつか読んだが、本書は卓越していた。ぜひ子育てをする親には一読を薦めたいと思った。中盤までは平凡で退屈な印象だが、中盤以降は読み飛ばす隙がないくらい興味深かった。子育て本は子育て専門家が書いていることが多いが、本書の著者の本職が人材開発コンサルタントというのが本書を面白くしている一番の要因ではないだろうか。
たとえば、
「『子どものやる気を育てるためにほめて育てたいが、ほめてばっかりではしつけにならないと感じる。叱ろうとすると感情的になって怒っている自分に気づき、落 -
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わかりやすく、かわいいイラストと一緒にまとめられて、すぐに読めた。そして、キツく認識した。
当たり前のことも書かれているけど、当たり前のことができてない親はいるし、私もその1人だ。
特に自立を促せてない部分は大きいので反省した。「あちゃー、声かけすぎやな」と。
自分は親として子供に良い影響を持ててるんだろうか?そう思う時、最後に「親の幸せの作り方」という項目がある。
子育ては親からの影響が大きく、自分はどうだったか振り返ることも多い。
自分の自己肯定が低いと子育ての妨げになる。
自分自身も変わる必要がある。親からの影響はあるとわかるけど、それを親のせいにしてないだけまだ楽か。親は親、 -
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子供に対して感情的に怒りをぶつけることは、躾ではなく自分の思い通りに ならないからイライラしているだけとわかっていながらも、ついそのような場面があります。
自分の行動を客観視するよいきっかけになりました。褒めるのでもなく、物で釣るのでもなく、子供の行動がもたらすよい結果を喜び、伝えることの大切さに共感しました。話に本当の意味で耳を傾けること、ヘルプではなくサポートをしながら見守ること、実行して行きたいです。親も子も完璧ではないけれど、ありのままのその子が愛おしくて大切であることを伝えていきます。