岡本浩一のレビュー一覧

  • 権威主義の正体
     現代社会にはびこる権威主義について,分かりやすく解説し,権威主義者の見極め方,権威主義への対策を提言してくれる。なかでも解説部分が興味深い。
     権威とは,能力等の実質的裏打ちがあって,人々の模範となり,人を従わせることのできる力。言語学の権威とか,権威ある科学雑誌とか,肯定的な意味でよく用いられる...続きを読む
  • 「塾いらず」でわが子の学力を伸ばす法
    塾に子供の教育を任すのは、親として勿体ない感じがする・・いろいろ一緒に勉強したいな・・というのが、僕の気持ちでした。まさにそのことが書かれた本で、一気に読みました。
    塾の本でありながら、子供の生活スタイルを考える本です。「上達の法則」の大ファンなので、岡本先生の本はいろいろ読んでいます。子育て本も書...続きを読む
  • 無責任の構造 モラル・ハザードへの知的戦略
    『権威主義の正体』を読んで良かったので,著者の著作をもう一つ読んでみた。
     日本で最悪の原子力災害となったJOCの臨界事故の調査にあたった筆者の経験をもとに,高度に複雑化した現代のシステムにおいて,大事故が起こってしまう社会的心理的な構造を明らかにする。社会心理学に興味をもった。
     集団心理にはいろ...続きを読む
  • 権威主義の正体
    権威主義について分かりやすくまとめられており、大変参考になった。もっといえば、そういう人間に対してどのように対応すれば良いかという点について言及してくれればなぁと・・・。
  • 無責任の構造 モラル・ハザードへの知的戦略
    JCO事故(事件)の関連本として手に取る。会社組織にうとい自分にはとてもおもしろい本だったです。わたしが社長だったら社員全員にぜひ読んでもらいたい一冊。あ、それからネットでぶーぶー言っている人たちにも。
  • 無責任の構造 モラル・ハザードへの知的戦略
    [ 内容 ]
    金融、警察、食品メーカー、さらには臨界事故など、不祥事の根底に潜む無責任体質とは?
    その構造と予防策を社会心理学的に考察する。
    組織のあるところには必ず「無責任の構造」がひそんでいる。
    証券会社の損失補填、自動車会社のリコール隠し、警察の被害届改ざん……。
    本書は、無責任をひきおこす集...続きを読む
  • 最強の英語上達法
    [ 内容 ]
    「英語は若いころでないと身につかない」「マスターするには留学が不可欠」。
    まことしやかに流れる英語の迷信。
    あなたはそれを真に受け、上達を諦めてしまってはいないだろうか。
    「独学」でも英語力は鍛えられる。
    本書が指南する独自のパラグラフ・トレーニングや効果的で長続きするコツは、あなたの...続きを読む
  • 権威主義の正体
    [ 内容 ]
    部下を頭ごなしに怒鳴りつける上司、“鶴の一声”で全てが決まってしまう会社、正義をふりかざし世論を誘導するマスコミ―。
    それらの背後にひそむ権威主義を社会心理学の立場から徹底解剖。
    まず、その研究の発端であるホロコーストを検証する。
    同調や服従はいかに増幅され、ナチスの暴走を許したのか。...続きを読む
  • 無責任の構造 モラル・ハザードへの知的戦略
    組織があれば腐敗がある。
    その腐敗をいかに予防するか?または対応するか?ということについて、タイムリーにもJCO臨界事故の例を用いて説明されている。
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    「上達の法則ってあるよね〜」という共感が得られる本。意外と上達の法則そのものは漠然としか書いてない。あとこの著者は趣味が豊富。趣味人は上達する。
    人間の記憶は7チャンクなので1チャンクあたりの容量を増やして効率アップ。
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    正直将棋や音楽、スポーツに全く精通してないので例に挙げられてもあまりピンとこなかった部分が多いが、参考になる部分も多かった。いずれ再読しようと思う。
  • 権威主義の正体
     日本監査役協会のオンライン講義で著者の岡本浩一氏(東洋英和女学院大学教授)が「監査役のための組織風土講義」というテーマで講演をされていました。お話しぶりも面白く興味深い内容でもあったので、何か1冊岡本氏の著書を読んでみようと手に取ったものです。
     2004年出版なので少々古い本ですが、それでも近年...続きを読む
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    2024.2.19再読
    約2年半ぶりに手に取り読破。
    以前自身がマーカーを引いた箇所を見返すと、スキーマや高度化といった難しい言葉に多く線が引かれており、今との関心の違いに驚いた。

    気持ちに余裕がある、「ながら」ができるなど、これまでの経験と照らし合わせて「たしかに」と思える上級者の特徴について書...続きを読む
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    わかりやすく書かれているけれど、ほとんどがなんとなく経験でわかっていることではある。ただ、言葉になってそれを読んでみると、なるほどとひざを打つことも多い。そういう観点からも、この本を読むと、スランプ状態から抜け出せるヒントはつかめるかもしれないと思う。
  • ナンバー2が会社をダメにする 「組織風土」の変革
    この本の趣旨は、決して「ナンバー2が会社をだめにする」ということではなく、「ナンバー2は非常に重要なポジションなので、ここを閉める人々の力量が組織を良くも悪くもする」ということである。趣旨は、なるほどと思うのだけれども、この著者の組織論は、「属人的である」ということ徹底的に嫌い、「属組織的である」こ...続きを読む
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    勉強や趣味で効率よく努力するための方法を、心理学の観点から考察している本です。

    心理学を応用した自己啓発本といえば、精神科医の和田秀樹が多数の著作を刊行していますが、「技量が上達する」ということそのものについて、認知や記憶の仕組みに基づいて解説されているのが、本書の特徴だといえるように思います。な...続きを読む
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    いわゆる「上級者」と呼ばれる人はどのような傾向があるのか書かれた本。
    上級者の視点で物事が見れるようになるので、何かを極めたいときに役に立ちます。
    でも、同じことを繰り返し繰り返し綴っていて内容が薄く感じてしまったのと、参考文献がなく論拠に欠けるかなと思ったので☆3。
  • 会議を制する心理学
    会議という意思決定の場での論理について書かれた本。非常に奥が深い問題なのだと思うけれど、新書なので内容は浅め。もう少し掘り下げたものが読んでみたいと思った。
  • 一億人の茶道教養講座
    人間の「重さ」とは、教養の「重さ」です。人間は自分と教養の質の似ている人を深く信用するようになるのです。P10

    尊敬する人から人格的な影響を受けることを「薫陶(くんとう)を受ける」と言いますね。ある人に教養の香りがあると分かるためには、その分かるべき人は、それに先だって、教養の香りというもんを知っ...続きを読む
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    読みどころは1章、2章、
    それから5章の「スランプの構造と対策」。

    5章の2が一番の読みどころ。
    だがP186の図は①から⑧までナンバリングしてある割に本文に内容が出てこない。
    その①~⑧に(1)~(5)まで自分であてはめてみるという感じなんだろうと勝手に思っている。

    3章の内容は上達すれば自然...続きを読む