岡本浩一のレビュー一覧

  • 権威主義の正体

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    色々な権威主義の説明.属人主義と属事主義という考え方はわかるんだけど、優秀な人の意見は経験上優秀な確率が高いし、論理展開にも説得力があったりするので信用してしまうかも知れない.

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    2012年02月05日
  • スランプ克服の法則

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    「スランプ克服の法則」という題名だったが、暗譜のコツが書いてあって、個人的にとても役に立つように感じた。
    記憶を、短期記憶、長期記憶、ワーキングメモリなどのキーワードを使って説明してある。短期記憶は長期記憶に落としこまなければならない。
    暗記には、覚える作業だけではなく、覚えたことを再現させる能力もいると言っている。再現するときの作業には余裕がなければならない。
    覚えるときに、意味でまとめるコード付けをすると、容量が小さくなるので、たくさんのことを覚えられる。

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    2011年11月14日
  • 「塾いらず」でわが子の学力を伸ばす法

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    塾に子供の教育を任すのは、親として勿体ない感じがする・・いろいろ一緒に勉強したいな・・というのが、僕の気持ちでした。まさにそのことが書かれた本で、一気に読みました。
    塾の本でありながら、子供の生活スタイルを考える本です。「上達の法則」の大ファンなので、岡本先生の本はいろいろ読んでいます。子育て本も書いておられて、塾がテーマ・・・なので子供が出来るまで読んでいませんでした。 
    机の買い方や、褒め方、習い事の取り組み方、塾いらずといいつつ、塾の選び方も書かれています。岡本先生ご自身が、茶道の「習い事」をされて「一流」になったというだけあって、座ることのコメントが多いんです。僕は非常に好きな視点で、

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    2011年10月27日
  • 無責任の構造 モラル・ハザードへの知的戦略

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    『権威主義の正体』を読んで良かったので,著者の著作をもう一つ読んでみた。
     日本で最悪の原子力災害となったJOCの臨界事故の調査にあたった筆者の経験をもとに,高度に複雑化した現代のシステムにおいて,大事故が起こってしまう社会的心理的な構造を明らかにする。社会心理学に興味をもった。
     集団心理にはいろいろと逆説的なところがあって面白い。皆が同じ作業をしていると能率が上がりやすい反面,手抜きが行われることもある。機械的単純作業については能率が向上しても,複雑で結果のチェックが十分にできない作業の場合は手抜きが生じることが多いのだそうだ。また集団の意思決定は個人による意思決定より冒険的になりやすい。

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    2011年10月26日
  • 権威主義の正体

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     現代社会にはびこる権威主義について,分かりやすく解説し,権威主義者の見極め方,権威主義への対策を提言してくれる。なかでも解説部分が興味深い。
     権威とは,能力等の実質的裏打ちがあって,人々の模範となり,人を従わせることのできる力。言語学の権威とか,権威ある科学雑誌とか,肯定的な意味でよく用いられる。これに対して権威主義とは,実質的裏打ちがないにもかかわらず,見せかけの権威を用いて人々を服従させることである。本来権威のない人が,他人の権威を笠に着て人々を服従させることも含む。権威主義は権威の空手形にすぎないから,否定的な意味合いで用いられる。「彼は権威主義者だ」というのは悪口である。
     権威主

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    2011年12月09日
  • 権威主義の正体

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    権威主義について分かりやすくまとめられており、大変参考になった。もっといえば、そういう人間に対してどのように対応すれば良いかという点について言及してくれればなぁと・・・。

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    2011年10月24日
  • 無責任の構造 モラル・ハザードへの知的戦略

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    JCO事故(事件)の関連本として手に取る。会社組織にうとい自分にはとてもおもしろい本だったです。わたしが社長だったら社員全員にぜひ読んでもらいたい一冊。あ、それからネットでぶーぶー言っている人たちにも。

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    2011年04月29日
  • 無責任の構造 モラル・ハザードへの知的戦略

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    金融、警察、食品メーカー、さらには臨界事故など、不祥事の根底に潜む無責任体質とは?
    その構造と予防策を社会心理学的に考察する。
    組織のあるところには必ず「無責任の構造」がひそんでいる。
    証券会社の損失補填、自動車会社のリコール隠し、警察の被害届改ざん……。
    本書は、無責任をひきおこす集団と人格のメカニズムを社会心理学的に分析している。

    [ 目次 ]
    ●第1章 「無責任の構造」の事例研究――JCO自己の精査 
    ●第2章 無責任をひきおこす集団のメカニズム 
    ●第3章 「無責任の構造」の病理 
    ●第4章 「無責任の構造」克服の戦略

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆

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    2011年04月22日
  • 最強の英語上達法

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    「英語は若いころでないと身につかない」「マスターするには留学が不可欠」。
    まことしやかに流れる英語の迷信。
    あなたはそれを真に受け、上達を諦めてしまってはいないだろうか。
    「独学」でも英語力は鍛えられる。
    本書が指南する独自のパラグラフ・トレーニングや効果的で長続きするコツは、あなたの自己実現を徹底サポート。
    読み書きから発音まで、心理学者ならではの学習理論を披露する。
    これまでの常識を覆し、ほんとうの英語力習得へと導く、忙しい大人のための英語勉強法。

    [ 目次 ]
    英語上達をめざす前に
    英語についての迷信
    英語上級者の特徴
    英語ができる仕組み
    文法を味方にせよ
    中核トレーニン

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    2011年04月21日
  • 権威主義の正体

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    部下を頭ごなしに怒鳴りつける上司、“鶴の一声”で全てが決まってしまう会社、正義をふりかざし世論を誘導するマスコミ―。
    それらの背後にひそむ権威主義を社会心理学の立場から徹底解剖。
    まず、その研究の発端であるホロコーストを検証する。
    同調や服従はいかに増幅され、ナチスの暴走を許したのか。
    カリスマ、教条、集団ナルシズムなど権威主義を支える条件を見極める。
    さらに、身近にいる権威主義的人物の特徴を分析。
    あなたの職場、あなた自身は大丈夫か?
    組織のあり方を真摯に考える人のための一冊。

    [ 目次 ]
    第1章 なぜ権威主義が問題なのか―権威主義研究の生い立ち
    第2章 ホロコーストとは何

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    2011年04月19日
  • 無責任の構造 モラル・ハザードへの知的戦略

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    組織があれば腐敗がある。
    その腐敗をいかに予防するか?または対応するか?ということについて、タイムリーにもJCO臨界事故の例を用いて説明されている。

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    2011年03月29日
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する

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    「上達の法則ってあるよね〜」という共感が得られる本。意外と上達の法則そのものは漠然としか書いてない。あとこの著者は趣味が豊富。趣味人は上達する。
    人間の記憶は7チャンクなので1チャンクあたりの容量を増やして効率アップ。

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    2018年10月07日
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する

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    学問的に「上達すること」を分析した一冊。多少難しいところがあるが、納得できる部分も複数あった。
    なにかを学びたくなった時に再読したい。

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    2025年05月04日
  • 会議を制する心理学

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    会社で会議ばかりが続いていると、次々と挙がる議題に頭を切り替えるのが大変で、それらが全て終わった夕方18時ごろ、遂に頭は猛烈に熱を持ち、激しい頭痛で押し過ぎたこめかみ辺りは薄ら血で滲む。こんな毎日が続くと、当然纏めるべきチームの状況もよく見えなくなり、悩んでいる部下に気付けず、自身がやらなければならない承認作業も滞り、更には企画書なんか平日日中に考えるのはまず無理だ。最悪なのは、そうした状況でろくに確認もせず、何時もならミスしない担当者が偶々挙げた申請をスルーしたら、なんとその1通だけ間違えてるとか。こうなると不運というより唯の悪夢だ。一体いつまで続くのかわからない会議で、議題から逸れて雑談な

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    2024年05月22日
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する

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    正直将棋や音楽、スポーツに全く精通してないので例に挙げられてもあまりピンとこなかった部分が多いが、参考になる部分も多かった。いずれ再読しようと思う。

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    2023年04月28日
  • 権威主義の正体

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     日本監査役協会のオンライン講義で著者の岡本浩一氏(東洋英和女学院大学教授)が「監査役のための組織風土講義」というテーマで講演をされていました。お話しぶりも面白く興味深い内容でもあったので、何か1冊岡本氏の著書を読んでみようと手に取ったものです。
     2004年出版なので少々古い本ですが、それでも近年の社会・企業等の実態を省みるに、いまだに当時の議論がかなりの程度機能しているんですね。

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    2022年03月15日
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する

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    ネタバレ

    2024.2.19再読
    約2年半ぶりに手に取り読破。
    以前自身がマーカーを引いた箇所を見返すと、スキーマや高度化といった難しい言葉に多く線が引かれており、今との関心の違いに驚いた。

    気持ちに余裕がある、「ながら」ができるなど、これまでの経験と照らし合わせて「たしかに」と思える上級者の特徴について書かれている。

    ただ最も印象的だったのは、あとがきである。
    学校教育の教育機能を①知識習得機能と②学習性習得機能の2つに分けた上で、「やっとできた」は「やればできる」を教えてくれる的な論が展開されている。
    この本が20年以上前に書かれていることを踏まえると、先見の明のすごさに感動した。

    2021.

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    2021年07月03日
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する

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    わかりやすく書かれているけれど、ほとんどがなんとなく経験でわかっていることではある。ただ、言葉になってそれを読んでみると、なるほどとひざを打つことも多い。そういう観点からも、この本を読むと、スランプ状態から抜け出せるヒントはつかめるかもしれないと思う。

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    2019年06月05日
  • ナンバー2が会社をダメにする 「組織風土」の変革

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    この本の趣旨は、決して「ナンバー2が会社をだめにする」ということではなく、「ナンバー2は非常に重要なポジションなので、ここを閉める人々の力量が組織を良くも悪くもする」ということである。趣旨は、なるほどと思うのだけれども、この著者の組織論は、「属人的である」ということ徹底的に嫌い、「属組織的である」ことがよいとする。ある場面ではこれは説得力を持つのだろうが、最終的にはこの姿勢は、組織を官僚化、硬直化へと導くと思う。要は、「属人的」VS「属組織的」のバランスだろう。

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    2018年10月23日
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する

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    勉強や趣味で効率よく努力するための方法を、心理学の観点から考察している本です。

    心理学を応用した自己啓発本といえば、精神科医の和田秀樹が多数の著作を刊行していますが、「技量が上達する」ということそのものについて、認知や記憶の仕組みに基づいて解説されているのが、本書の特徴だといえるように思います。なかでもスランプについての分析とその克服方法に関しては、たいへん参考になりました。

    ただ、それらの知識を実際に上達に結びつけていくための方法については、著者自身の経験に基づくところが少なくないのではないか、という気がします。

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    2017年12月23日