岡本浩一のレビュー一覧

  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する

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    自分の研究テーマで技術力やスキルを向上させる目的で技術リテラシー、熟達化、多能工などについて考えたりしているのだけど、論文よりもとっつきやすい本を読んでみるか、といくつか購入した中の1冊がこの本

    この先生の文章はシンプルな記述で読みやすい。学者のまどろっこしさがほとんどなく、分かりやすい流れに感じた。スキーマなどの用語は認知心理学の話なので、以前読んだ今井むつみ氏の本と重なるところがある。

    仕事なり趣味なり何かしら上達をする、しかもある程度の上級者になることについてどう取り組めばいいかというスキル獲得方法を論じている。非常に学びが多いと感じた。書かれたのが平成14年5月らしい。その頃はまだ非認知能力やパラレルキャリア、学び直しといった概念が世間の注目を集めていなかった思うのだが、すでにその重要性を指摘している。学び直しのノウハウについて、さらに非認知能力をかなり重視していて、知識的な専門性を高めることで上達するだけではなく、実際に自分で行動をして得た経験からコツを感じ取って上達していくためにどうしたらよいかを説明をしている。この上達に向けた説明に著者の専門である社会心理学者、認知心理学を援用している。教育に対して継承的な意味で、特にその非認知能力がないがしろにされて認知スキルだけに偏重している、といったことも語られていて非常に指摘が鋭いと思う。このあたりは養老孟司氏の「身につく」という話にも通ずると思える。私も身体知の重要さはAI時代で人の差になるではないだろうか。

    この著者は非常に多趣味で、将棋とか茶道とかいろんなものをやっているところがあり、かなり幅広い。いろんな例で挙げてくれていて、将棋とかか茶道が割と中心に出てきたりするけどテニスなども取り上げている。読者によっては全く知らない趣味だとなかなか理解をし難いが、少しでも経験したことがあれば、認知心理学の理論から、自分の獲得したいスキルをどう当てはめていけばいいか、趣味の中でどう当てはまるのかを知る意味では非常にわかりやすいかと感じた。

    技術スキル獲得の熟達化をテーマとした研究だけでなく、趣味を広げるプライベートにもこの本の知見を活用しよう。

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    2026年08月22日
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する

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    なんとなくで捉えてる上達について言語化していて今後の何かの練習の際に活きそうな内容
    自分はあるスポーツで上級者の立ち居振る舞いを見ているので上級者の特徴にはかなり頷かされた

    コードとチャンクという言葉を選んだのは素晴らしい
    ここで一気に技術の捉え方が変わった

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    2024年05月30日
  • 最強の英語上達法

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    英語勉強法の非常に良くできた本です。日本人がアメリカでアメリカの高校生に英語おしえた方のようでネイティブを超える工夫満
    載です。

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    2024年02月20日
  • 一億人の茶道講座 心を耕す

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    80億人のという本よりもお茶との付き合いがある人向けだからか、こっちの本のほうが面白いし勉強になる。経験のない茶事とかの話もあるし。
    入会儀礼、深さへの雌伏、稽古と稽古の間、草への回帰、茶道の内面性への臨界点、醤油のメタファー、知識の構造化、美術品への沈潜、お茶湯の儀の感動感銘、型に入り自在を得る、飽きない心、道具への畏怖、灰形の修練、誉めるな感銘せよ、舞台を踏む、詰の陰徳、修練と見る力、所作の多次元性、静寂の魅力、ヒトのみにある敬虔の気持ちなどなど、とにかく盛りだくさんで面白い。

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    2023年10月08日
  • スランプ克服の法則

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    『上達の法則』の上級編。学習自体はもう軌道に乗った人が対処しなければならないのは確かにスランプだけだ。そのスランプに対応するためには、なぜそういう状態に陥るかを知らないといけない。そしてそれは学習というものの構造により深くかかわってくる。単なるスランプへの対応法ではなく、学習というものにより深い理解を促す好著。
    世の中、学習をするには、学習を軌道に乗せるには、という本はけっこうあるが、ある程度の状態になってからさらにスキルを上げるのは難しい。意外と悩んでいる人はいるのではないだろうか。ぜひ再刊すべし。

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    2022年08月22日
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する

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    ネタバレ

    上達についての本質とてもよくまとまっている本。
    大変大変参考になった。

    はじめに
    第一章 能力主義と上達の法則
    第二章 上達と記憶の仕組み
    第三章 上達人はどこが違うのか
    第四章 上達の方法論
    第五章 スランプの構造と対策
    第六章 上級者になる特訓法

    はじめに
    ・「上達には法則がある」
    ・「認知心理学、学習心理学、記憶心理学などをベースに上達法を科学的に分析した」
    ・「一芸に秀でようという人は、
    ①自分の上達と学習の筋道をあらかじめ思い描くことができる。
    ②周囲から受けるいろいろな助言のうち、理にかなった助言と理にかなわぬ助言を識別することができるようになる
    ③他芸の上達や後進の指導に役立てることができる

    ・「上達を積み重ねていくと、ある日突然、ものの見方が変わるという経験をする。・・・上達することによって、認知構造が変容するからである」

    第一章 能力主義と上達の法則
    ・「本書で上達として考えるのは、このような超一流になる方法ではない。本書で上達というのは、ふつうの生活をしている私たちが、人並みの適性のある技能に、そう無理ではない練習量で、まあまあ一人前のレベルに達しようとする過程である」
    ・「上達の過程では、誰しもある程度の試行錯誤と無駄な努力をついやすのがふつうである。けれども、上達の法則がわかっていると、正しい努力の方向がだいたい見当がつく」
    ・「上達すると運動機能や認知機能に質的な変化が起こる。そしてその変化は、未学習の状態には戻らない非可逆な変化なのである」
    ・「どんな技能でも、上級者の域に達しようとすれば、それだけの努力を一定期間続けなければならない。・・・そのような生活を続けることは、自制心と自我の強さを磨く。そのようにして磨かれた自我をそなえた人格には、自信と安定感がある」
    ・「上達したいと思ったら、まず始めることである」
    ・「やるとなったときに、つぎに必要なのは、入門書や概論書を読んでみることである」
    ・「この段階では、とにかく上達しようとしている対象に慣れ親しむことが大切である・・・その刺激が自分に「訴えかけてくる」ものがあるかどうか、その刺激に心が感動するかどうか、自分自身を観察するのである」
    ・「技能の習得は、技能の構成要素を有意味処理する能力の向上を伴いながら進む・・・有意味処理されないものはうまく記憶処理されないのである。昨日まで無意味処理されていた刺激が心になにかしら訴えかけてくる感じがするのは、それらが有意味処理され始めた徴なのである。有意味処理が完全にされるようになると、それぞれの意味に適した準言語処理(コード化)が行われて意味が認識されるようになる」
    ・「このあたりで、上達を目指して練習や学習に携わる頻度をおおむね決定するべきである。週に二度にすれば、週一度の場合と比べると、上達の速度は雲泥の差となる。週に二度より高い頻度ということになると、週五度くらいの「ほぼ毎日」という頻度になる」
    ・「頻度を決めると同時に。習う場をどうするかという問題を考えるべきである。・・・注目したいのは、習っている人達の成長の速さと成長の次元である」
    ・「習得している技能のなかで、なるべく早く、なにか自分の得意や好きなものをみつけることがよい」

    第二章 上達と記憶の仕組み
    ・「長期記憶を用いて、ものを考えたり、技能を発揮したりするときは、長期記憶に貯蔵された知識が、ワーキングメモリに呼び出されて用いられている」
    ・「技能に上達した状態とは、つぎのような状態である
    (1)技能に必要な宣言型知識と手続き型知識が豊富に長期記憶に蓄えられていること
    (2)必要な知識が、必要に応じて長期記憶から検索できること
    (3)検索できた長期記憶が、ワーキングメモリで有効に用いられること

    ・「上達という現象はつぎのように考えることができる
    (1)宣言型知識と手続き型知識の長期記憶を豊富に効率よく形成すること
    (2)長期記憶に貯蔵された知識が効率よく検索できる状態を形成すること・・・検索に用いられるインデックスが確実に形成され、そのインデックスがシステマティックにできている状態が維持されること
    (3)長期記憶から検索された知識が、ワーキングメモリに出力されても、ワーキングメモリに余裕がある状態を維持できること。そのためには、多くの知識が少ないチャンク数で表象される状態ができること

    ・「知覚、認知、思考が一定の方式のもとでできている状態を観察して「スキーマがある」とか「スキーマがない」とか言っているのである。・・・車両感覚のスキーマ、荷物の大きさから、重さを推測するスキーマ、球を打つためのスキーマ」
    ・「スキーマを支えている大きなものがコーディング能力・・・知識が貯蔵されるためには、七チャンクという容量限界のあるワーキングメモリを通過させる必要があるために、知識が言語に準じた形式に、その人の思考のなかで表される必要がある。それを本書ではコード化という言葉で表すことにしたい・・・コードシステムに動作の調整機能や五感の感覚が付与したものがスキーマである」
    ・「意味をみつける能力が高まると、一チャンクに入る記憶事象の量が格段に多くなる」

    第三章 上達人はどこが違うのか
    第四章 上達の方法論
    ・「得意なものにしばらくこだわってみると、それを中心にして全体が見えるようになる。そのプロセスを早い時期に形成するのが大切なのである」
    ・「ある程度コンスタントに練習するようになれば、どんな形でもいいから記憶やメモをとったりする工夫を始めるべきである・・・言語になりにくいものでもいったん言語化することが大切なのである。つまり技能をコード化し、コード化した内容を言語にする工夫が必要である」
    ・「ある程度定期的な練習体制が整ってきて、好きな型や得意型ができてきたら、本を読み始める。・・・技能に関するコード化の能力が上昇する。・・・概論的な書物から、鳥瞰的な知識が得られる」
    ・「概論書によって鳥瞰的な知識を得たら、理論的な勉強をする。・・・理論的思考を身につけることが、上達の道具となる。・・・理論書を学ぶことによって、細かい差の重要性や意味を理解できるようになる」
    ・「なにかひとつのものを決めて、それを精密に学ぶということをやってみる。・・・得意なもののなかから、さらに目標を絞り、とことん追求してみるのである・・・「もうこれはだいたいわかった」と思える・・・時間が自然に訪れたら、また別のものを対象にしてしばらく打ち込んでみる」
    ・「こだわりの時期は、自らに対する要求水準を高く作り上げる時期でもある」
    ・「精密トレーニングのひとつの手段として、深い模倣をすることが有効である・・・暗唱訓練では、可能な限り、模倣しよう、覚えようとすることが大切である」
    ・「イメージを維持するために、コード化システムの統合がさらに進む」
    ・「他者の演技やプレー、作品を見るときに、なるべくその他者に感情移入する練習は有効である」
    ・「いいものと悪いものの区別がわかるようになっている。そうすると、ある時期、いいものだけを見る、いいものだけに接するということをするのが有効である。理屈でわかっている段階から、直観でわかるような段階に飛躍をはかることが必要なのである」
    ・「達人の技に直接触れる機会を掴んでみる」
    ・「自分とそう類似もせず対局でもない人の個性について、その個性の生い立ちや特徴について考え、なるべく、言葉をあてはめたりして具体的に記述してみる努力をしてみよう」
    ・「この段階まで来れば、積極的に広域的知識を獲得する努力をする。一通り知っていなければならない知識を仕入れるのである」
    ・「類似の他のスクールや技能について関心をもつ」
    ・「自分の携わっている技能の歴史的背景を知ろうとすることも心を深くし、間接的に上達に役立つことが多い」
    ・「広域的知識を整備する一環として、手軽なものでよいから、辞典や事典を手元に置く」

    第五章 スランプの構造と対策
    第六章 上級者になる特訓法
    ・反復練習をする
    ・評論を読む
    ・感情移入をする
    ・大量の暗記暗唱をしてみる
    ・マラソン的な鍛錬をする
    ・少し高い買い物をする
    ・独自の訓練方法を考える
    ・特殊な訓練方法を着想するプロセス
    ・独自の訓練から基本訓練に立ち返る
    ・なにもしない時期を活かす

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    2021年08月21日
  • 一億人の茶道教養講座

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    茶人としてだけでなく、心理学者である著者だからこそ、茶道を手放しに賞賛するのではなく、客観的かつ体系的な視点で学べ、また「侘び」の精神性を論理的に追求している良書。
    教養として茶道に興味があるが、習うほどまでではないという人がメインターゲットとのことだが、案外ニーズは多いのではないだろうか。

    茶道の流派の歴史、道具の背景、「侘び」とは何か?など、学べば学ぶほど、茶道の手前や道具には一貫してそれをする理由、背景が存在しており、だからこそ「用の美」としての美しさがあると考えられる。また、「侘び」とは何か、という問いに対し、「imperfect beauty」「asymmetry of beauty」という記載がある。例えば、茶入の蓋の「す」や釉の垂れ、茶碗の底にある「目跡」は、通常であれば疵物として扱われるものであるが、それを逆に衒いのない作陶態度の表れとして、「侘び」であると結びつけ、ポジティブに捉え、見どころとしている。また、日常用として量産された安物の器の中から自ら価値のあるものを見出すことに、茶人の主体性が表現できることもまた茶人としての醍醐味の一つといえよう。
    また、著者は利休が確立した草庵茶湯を楽しむ精神を、屋根裏部屋を楽しむ感覚と似ていると述べる。
    草庵茶室は、長押がなく、壁は土を塗ったままという華やかさからはかけ離れた見た目ではあるが、「ないこと、不足していることを楽しむ」というゆとりのある洒落た感覚であり、これを不自由の現れと感じず、むしろ精神的自由の現れと感じる心性が、侘びの心性であるとしている。
    なお著者は、シンプルに説明するときに、それをどう英語で説明するかを考えるとのことだが、これも教授である著者ならではと思うとともに、日本人であっても日本語よりもときに腹落ちする表現となると思う。

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    2021年05月09日
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する

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    努力の仕方を学び、効率よく上達する日常的にできることを学ぶ

    〇上達を積み重ねていくと、ある日突然、ものの見え方が変わるという経験をする。(p4)
    ☆自分の好きなもの、のばしたいものを見つけて、それを極める。
    今の私・・
    ①習字 その中でも筆ペン はがき
    ②社会のしくみ 地理 日本

    上達とは
    〇本書で上達というのは、ふつうの生活をしている私たちが、人並みの適性のある技能に、そう無理ではない練習量で、まあまあ一人前のレベルに達しようとする過程。(p23)
    〇上達すると運動機能や認知機能に質的な変化が起こる。そしてその変化は未学習の状態には戻らない可逆的な変化なのである。(p30)

    初級者から中級者へ
    〇勉強のやり方は、勉強を始めたら、自分で分かるようになってくる。
    ☆とにかくはじめてみる。というか、人それぞれあった方法があるのだろう。まず、①入門書を読む②わくわくする。

    〇技能の習得は、技能の構成要素を有意味処理する能力の向上を伴いながら進む。
    ☆つまり、技能を習得する時に、今まで何も感じなかったことが、コード化される。で、記憶へと進んでいく。
    コード化→言語化。

    〇忘却は、学習から24時間後、72時間後、そして、6~7日後に大きく生じる。(p50)
    ☆だから、練習の頻度を決めることが大切。著者の意見は、①週2回。あと大切なのは②場を決める③得意を見つける。

    〇アイコニックメモリ、ワーキングメモリ、長期記憶(p63)
    ☆アイコニックメモリは、「生の記憶」見たまま、聞いたまま。これを揮発させないために、覚えておきたいことはワーキングメモリへ入れる。容量は7チャンク~9チャンク程度。このワーキングメモリで繰り返し取り出されたり、入れたりしたものが長期記憶に入る。

    中級者から上級者へ
    ノートをとる
    〇実際には、どの人も、習った日には大急ぎで帰宅して、忘れぬうちにノートに書き留めるのである。(p134)
    ☆動作や所作は、記録しにくいが、その言葉のないところに自分なりに言葉を作っていく。
    技能→コード化→言語

    〇一の量の経験をしても、それを二の量、三の量にするように工夫するのが上達の要諦である。ノートは、それを可能にしてくれる。
    ☆やはり記録。

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    2020年03月26日
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する

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    中級者から上級者になるための上達を説いた本。
    私が先輩たちに経験談で上達について説いてもらっていたことが、
    この本のおかげで収束できた感じ。

    中級者から上級者になるために、認知構造の変化が必要
    脳内のワーキングメモリの限界と、如何に効率よくそのメモリを使うことができるか
    技能をコード化し、コード化した技能を言語化する
    一旦自分の個性を暫定し、そのことを追求する それを繰り返す そうすると鳥瞰できるようになる
    省察的実践家 体験を経験にするプロセス
    言葉で表せないことをメタファで表すこと
    認知と記憶の構造に変化が起こり、記憶や思考の効率が高い状態になるプロセス脱皮

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    2018年11月04日
  • 一億人の茶道講座 心を耕す

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    社会心理学者というお役どころから垣間見る茶道の精神を感じる一冊。茶事前にとてもよい心の鍛錬ができました。

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    2018年04月04日
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する

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    自分の人生に可能性を感じることができる本 「上達するには法則がある」

    そんな上達の法則を理論的に、かつ、豊富な具体例から体系的に学べる最良の著。

    どんな人であってもこの法則を心得た上で物事に取り組んだなら、程度の差こそあれ、必ず上達したという実感を得ることができるだろう。

    物事が上達するということはその技術やレベルが上がるということであるが、それよりも大事なことは上達したことを実感することで自分に対する信頼感や自信がつき、人生を肯定的に捉え、何事もポジティブに挑戦していこうという意欲が身につくことである。

    読んだだけでは変わらない。
    本書に書かれてある上達の法則に基づいて、何でもよいから一つ挑戦してみることである。


    余談であるが、外山滋比古著の《思考の整理学》の「寝かせる」や「カクテル」など、様々な項目と繋がりそうな「感じ」がするが今は寝かせることにする。

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    2026年01月02日
  • 無責任の構造 モラル・ハザードへの知的戦略

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    無責任というか、責任不在というのはストラクチュ アルに説明される。「権威主義」と「属人的な運 営」の二軸である。

    この二軸を中心に、1999年世界で最も被曝した死者 を出した「東海村JCO臨界事故」が分析されてい る。

    その後13年を経て発生した3.11の原発事故(および その後の責任処理)という事象を振り返ってみる に、あまりにも本書が十分に理解されていなかった 事が悔やまれてならない。

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    2015年07月16日
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する

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    あいうえお

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    2013年12月27日
  • 一億人の茶道教養講座

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    "beauty of imperfection"
    何と素晴らしい美しい言葉なのかと思います。
    「侘び寂び」その深い意味・・・茶と禅、茶碗、茶室、茶杓など、日本人の心(武士道)と共にある日本人として、日本の教養として、「知っておかなければ恥ずかしい」とすら感じました。

    実に、深く深く深い「茶道」。
    今まで生きてきて、物心つかない幼稚園(4〜5歳)の頃に毎週の「お茶の会」で抹茶を飲む為に茶碗をグルグル回して、美味しい和菓子を食べる為に畳の上で足のしびれを我慢していた遠い微かな記憶があるわけだが・・・そこから大人になっても「茶道」は「ただ茶碗グルグル回すだけやろ〜」と舐めくさってた、いやむしろアホとか知識とかそういう問題ではなく、「教養」がないまま育ち、尚且つそれで「日本人で〜す」と外国人に言っていた自分を咎めたい。穴があったら入りたいくらい恥ずかしい。

    この本をよんだけど、本だけでは分からないことばかりなので、何度も読み返しながら実践ある「教養」を身につけ、「教養」が内面から滲み出る、そんな大人を目指したくなる1冊。

    ホンマにちゃんと茶道を学びたくなる。

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    2013年07月11日
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する

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    まず、記憶の仕組みと上達した状態について説明。ワーキングメモリでの処理を軽減するために、多くの知識や動作をまとめて処理(コード化)することによって、高い能力を発揮することができるという説明がわかりやすかった。

    これを基に、得意なものにこだわり中核を形成する、理論書を読む、深い模倣や暗唱をする、イメージトレーニングをする、達人に学ぶ、類似の知識・技能について関心を持つなどの上達の方法論を展開。これを理解することによって、テレビなどで紹介される各界の上達者がどのように上達したかのエピソードを、体系化して理解することができるようになった。

    また、上達するステップやスランプの対策やプラトーについて触れているのも役立つ。

    タイトル通りの内容がきちんと整理されて説明されており、学ぶことが多かった。

    上達と記憶の仕組み
    ・忘却は、学習から24時間後、72時間後、6〜7日後に大きく生じる
    ・知識には、言語で表すことができる宣言型知識と、技能の習得による手続き型知識がある
    ・記憶の種類
     アイコニックメモリ(感覚記憶):生の記憶を数百ミリ秒だけ貯蔵する
     ワーキングメモリ(作動記憶):7〜9チャンクの容量、数秒が限界
     長期記憶:ワーキングメモリでリハーサルが繰り返されたものを貯蔵する
    ・チャンク:まとまった意味を表す単位
    ・スキーマ:知覚、認知、思考が行われる枠組み。コードシステムに動作の調整機能や五官の感覚が付与したもの
    ・コード化:ワーキングメモリを通過するための形式化

    上達した状態
    ・宣言型知識と手続き型知識が豊富に蓄えられている
    ・貯蔵された知識を効率よく検索できるように、インデックスがシステマチックに形成されている
    ・ワーキングメモリに余裕のある状態を維持するために、多くの知識が少ないチャンクで表される状態にある

    上達の方法論
    ・鳥瞰的認知を高める:得意なものにこだわり中核を形成する。ノートをとることによって記憶し、言葉で表すことによって想起し、反復することができる。概論書を読む
    ・理論的思考力をつける:理論書を読む(未熟者こそ必要)
    ・精密に学ぶ:ひとつのものを深める。対象を変えて精密練習を繰り返す。深い模倣(写文など)や暗唱をする
    ・イメージ能力を高める:イメージトレーニング、他者に感情移入する、良い作品を見る
    ・達人に学ぶ:スキーマに触れる、会う、話す
    ・コードと知識を拡大する:他者の仕事・方法に学ぶ。広域的知識を獲得する。類似の知識・技能について関心を持つ。歴史的経緯を学ぶ。辞書を使う

    スランプの対策
    ・肉体疲労や生理的飽和が原因ならば、休息をとる
    ・心理的飽和が原因なら、何か別のことに関心を向ける能動的休息をとる。基礎的な知識や技能の反復を続けてスキーマを維持すれば、それまで気づかなかったことを発見し、新鮮さを感じることができる
    ・プラトーの時期には、知識の整理、技能の安定化、技能とコードの連合強化(一連の動作をひとつの技能として記憶する)、チャンク容量の拡大、コードシステムの高度化を行っている
    ・すでにできるようになっている技能を少ない負荷でできるようにすることが、スランプ脱出の目標

    上達するステップ
    ・反復練習をする:自分のコードシステムをチェック、強化、類縁関係の連想を豊かにする
    ・評論を読む:評論を読んで追体験することによって、自分の知識に評価スキーマを生じ、一貫性を与える
    ・他者の作品に感情移入をする
    ・大量の暗記暗唱をする:コードシステムを強化できる
    ・一定の期間それだけを集中して行う
    ・いい道具を使う
    ・明確な部分的目標を持った独自の訓練をする
    ・何もしない時期を活かす:睡眠による情報の整理、休むことによるコードやスキーマを整理して一貫性を高める

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    2018年10月31日
  • 茶道心講 茶道を深める

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    裏千家の淡交社からでている!と思うと、つい作法の教科書的なイメージがあって、気構えますが、この本はいいなあ。
    お茶を知らない人が読んでも楽しめると思われます(キッパリ)!

    著者はご自身いわく「市井の茶湯者」とされていますが、社会心理学者として極めていらっしゃるだけあり、人のココロをとらえて離さない言葉選び、構成、内容。茶道の約束事の大事なポイントについての情報をしっかりおさえつつ、そこにある「茶の心」が、「日々の生活」と繋がるように配慮されています。

    そうそう、茶道にはキリスト教の教えが入っている、と聞いたことがありますが、それについても触れられていて、茶の心を世界に説明するときにも役に立ちそう。

    装丁も写真も紙質も良いし、永久保存版です!

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    2010年07月22日
  • スランプ克服の法則

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    最近スランプがちになので、改めて読み返しました。スランプに陥る要因と陥ってしまった際の対処法を述べています。
    得られるところがとても多く、また読むたびにいろいろなことに気づかされます。
    論理的にスランプに立ち向かいたい方にはおすすめです。

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    2009年10月04日
  • 無責任の構造 モラル・ハザードへの知的戦略

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    組織の中の人間関係のなかで不可避的に出てくる「同調」「服従」「属人主義」などがどのようにして、リコール隠し、損失補填、大事故などにつながっていくかを社会心理学の立場から読み解く。勤め人には必読かもしれない。

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    2009年10月04日
  • 茶道心講 茶道を深める

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    点前や客ぶりに感動させる要素があり、それを茶道の深さというならどうしてその深さに達することができるか。
    「よぉく出会われましたなア」。亭主の楽しみの1つに席入りの足捌きの音。茶事の準備が整ったあとの静謐な時間。鍛錬の有無がくつろぎとだらけの違い。侘びの道具立ての魅力と自己受容、それは欠点を長所として差し引きして受容するのでなく、ごく自然に共存するものとして受け入れる。草の点前は奥伝を陰徳としてはじめて充実する。的が同じで弓も同じだから心が映るという構造は茶の湯の周囲にも満ちている。待庵など小間は安全を図るためだったのではという説。
    中程のマンション茶室での夕ざり茶事も素晴らしい。

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    2026年10月12日
  • 茶道心講2 茶道に憧れる

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    茶道心講をまとめた本。第二段なのかな。やはりいろいろな学び、気付きを得た。
    侘びを超えた向こうにほんとうに美があるだろうかと緊張感を覚えるほどの断絶の哲学だったはず。
    茶箱に手前を定めたのは玄々斎。
    心理的個人差の概念のひとつに内向性と外拡性があり、内向的なひとは活動範囲が狭くても退屈しない性格パターンになる。外拡的な人は行動範囲が広くなる。内向的な人は古瀬戸や信楽などあいまいさのある道具を好むだろうという仮説。
    俵万智の歌は古い歌の本歌取りがいっぱいある。茶も同様に会記から亭主の思考を辿る勉強をすべき。
    亭主は心境の言葉にしにくい一端を道具立て、私見ではとりわけ茶碗に仮託する。映画おくりびとの石文の内向性と極めて近いものがある。
    茶道具を心理学でいうポジティブなアンカーにする。亭主が「今日はこのお水指に縁起をつけていただきありがとうございました」と言うときなど好例。
    求めている道具とまだ出会わないことも自己の成長につなげることができる。
    岩﨑宗瑞氏の茶事を記録し、亭主と客の立場から感じたものを共有する試みは成功して素晴らしいと思う。
    茶事は内向性の深さを外向的に共有する高度な社交の場。刻苦勉励は秘すべし。

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    2026年09月27日