【感想・ネタバレ】上達の法則 効率のよい努力を科学するのレビュー

あらすじ

ビジネスでも趣味でも、絶えず新しい知識や技術の習得が人生を豊かにする。そのために必要な上達術を認知心理学に基づいて紹介する。

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Posted by ブクログ

努力の仕方を学び、効率よく上達する日常的にできることを学ぶ

〇上達を積み重ねていくと、ある日突然、ものの見え方が変わるという経験をする。(p4)
☆自分の好きなもの、のばしたいものを見つけて、それを極める。
今の私・・
①習字 その中でも筆ペン はがき
②社会のしくみ 地理 日本

上達とは
〇本書で上達というのは、ふつうの生活をしている私たちが、人並みの適性のある技能に、そう無理ではない練習量で、まあまあ一人前のレベルに達しようとする過程。(p23)
〇上達すると運動機能や認知機能に質的な変化が起こる。そしてその変化は未学習の状態には戻らない可逆的な変化なのである。(p30)

初級者から中級者へ
〇勉強のやり方は、勉強を始めたら、自分で分かるようになってくる。
☆とにかくはじめてみる。というか、人それぞれあった方法があるのだろう。まず、①入門書を読む②わくわくする。

〇技能の習得は、技能の構成要素を有意味処理する能力の向上を伴いながら進む。
☆つまり、技能を習得する時に、今まで何も感じなかったことが、コード化される。で、記憶へと進んでいく。
コード化→言語化。

〇忘却は、学習から24時間後、72時間後、そして、6~7日後に大きく生じる。(p50)
☆だから、練習の頻度を決めることが大切。著者の意見は、①週2回。あと大切なのは②場を決める③得意を見つける。

〇アイコニックメモリ、ワーキングメモリ、長期記憶(p63)
☆アイコニックメモリは、「生の記憶」見たまま、聞いたまま。これを揮発させないために、覚えておきたいことはワーキングメモリへ入れる。容量は7チャンク~9チャンク程度。このワーキングメモリで繰り返し取り出されたり、入れたりしたものが長期記憶に入る。

中級者から上級者へ
ノートをとる
〇実際には、どの人も、習った日には大急ぎで帰宅して、忘れぬうちにノートに書き留めるのである。(p134)
☆動作や所作は、記録しにくいが、その言葉のないところに自分なりに言葉を作っていく。
技能→コード化→言語

〇一の量の経験をしても、それを二の量、三の量にするように工夫するのが上達の要諦である。ノートは、それを可能にしてくれる。
☆やはり記録。

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2020年03月26日

Posted by ブクログ

なんとなくで捉えてる上達について言語化していて今後の何かの練習の際に活きそうな内容
自分はあるスポーツで上級者の立ち居振る舞いを見ているので上級者の特徴にはかなり頷かされた

コードとチャンクという言葉を選んだのは素晴らしい
ここで一気に技術の捉え方が変わった

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2024年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上達についての本質とてもよくまとまっている本。
大変大変参考になった。

はじめに
第一章 能力主義と上達の法則
第二章 上達と記憶の仕組み
第三章 上達人はどこが違うのか
第四章 上達の方法論
第五章 スランプの構造と対策
第六章 上級者になる特訓法

はじめに
・「上達には法則がある」
・「認知心理学、学習心理学、記憶心理学などをベースに上達法を科学的に分析した」
・「一芸に秀でようという人は、
①自分の上達と学習の筋道をあらかじめ思い描くことができる。
②周囲から受けるいろいろな助言のうち、理にかなった助言と理にかなわぬ助言を識別することができるようになる
③他芸の上達や後進の指導に役立てることができる

・「上達を積み重ねていくと、ある日突然、ものの見方が変わるという経験をする。・・・上達することによって、認知構造が変容するからである」

第一章 能力主義と上達の法則
・「本書で上達として考えるのは、このような超一流になる方法ではない。本書で上達というのは、ふつうの生活をしている私たちが、人並みの適性のある技能に、そう無理ではない練習量で、まあまあ一人前のレベルに達しようとする過程である」
・「上達の過程では、誰しもある程度の試行錯誤と無駄な努力をついやすのがふつうである。けれども、上達の法則がわかっていると、正しい努力の方向がだいたい見当がつく」
・「上達すると運動機能や認知機能に質的な変化が起こる。そしてその変化は、未学習の状態には戻らない非可逆な変化なのである」
・「どんな技能でも、上級者の域に達しようとすれば、それだけの努力を一定期間続けなければならない。・・・そのような生活を続けることは、自制心と自我の強さを磨く。そのようにして磨かれた自我をそなえた人格には、自信と安定感がある」
・「上達したいと思ったら、まず始めることである」
・「やるとなったときに、つぎに必要なのは、入門書や概論書を読んでみることである」
・「この段階では、とにかく上達しようとしている対象に慣れ親しむことが大切である・・・その刺激が自分に「訴えかけてくる」ものがあるかどうか、その刺激に心が感動するかどうか、自分自身を観察するのである」
・「技能の習得は、技能の構成要素を有意味処理する能力の向上を伴いながら進む・・・有意味処理されないものはうまく記憶処理されないのである。昨日まで無意味処理されていた刺激が心になにかしら訴えかけてくる感じがするのは、それらが有意味処理され始めた徴なのである。有意味処理が完全にされるようになると、それぞれの意味に適した準言語処理(コード化)が行われて意味が認識されるようになる」
・「このあたりで、上達を目指して練習や学習に携わる頻度をおおむね決定するべきである。週に二度にすれば、週一度の場合と比べると、上達の速度は雲泥の差となる。週に二度より高い頻度ということになると、週五度くらいの「ほぼ毎日」という頻度になる」
・「頻度を決めると同時に。習う場をどうするかという問題を考えるべきである。・・・注目したいのは、習っている人達の成長の速さと成長の次元である」
・「習得している技能のなかで、なるべく早く、なにか自分の得意や好きなものをみつけることがよい」

第二章 上達と記憶の仕組み
・「長期記憶を用いて、ものを考えたり、技能を発揮したりするときは、長期記憶に貯蔵された知識が、ワーキングメモリに呼び出されて用いられている」
・「技能に上達した状態とは、つぎのような状態である
(1)技能に必要な宣言型知識と手続き型知識が豊富に長期記憶に蓄えられていること
(2)必要な知識が、必要に応じて長期記憶から検索できること
(3)検索できた長期記憶が、ワーキングメモリで有効に用いられること

・「上達という現象はつぎのように考えることができる
(1)宣言型知識と手続き型知識の長期記憶を豊富に効率よく形成すること
(2)長期記憶に貯蔵された知識が効率よく検索できる状態を形成すること・・・検索に用いられるインデックスが確実に形成され、そのインデックスがシステマティックにできている状態が維持されること
(3)長期記憶から検索された知識が、ワーキングメモリに出力されても、ワーキングメモリに余裕がある状態を維持できること。そのためには、多くの知識が少ないチャンク数で表象される状態ができること

・「知覚、認知、思考が一定の方式のもとでできている状態を観察して「スキーマがある」とか「スキーマがない」とか言っているのである。・・・車両感覚のスキーマ、荷物の大きさから、重さを推測するスキーマ、球を打つためのスキーマ」
・「スキーマを支えている大きなものがコーディング能力・・・知識が貯蔵されるためには、七チャンクという容量限界のあるワーキングメモリを通過させる必要があるために、知識が言語に準じた形式に、その人の思考のなかで表される必要がある。それを本書ではコード化という言葉で表すことにしたい・・・コードシステムに動作の調整機能や五感の感覚が付与したものがスキーマである」
・「意味をみつける能力が高まると、一チャンクに入る記憶事象の量が格段に多くなる」

第三章 上達人はどこが違うのか
第四章 上達の方法論
・「得意なものにしばらくこだわってみると、それを中心にして全体が見えるようになる。そのプロセスを早い時期に形成するのが大切なのである」
・「ある程度コンスタントに練習するようになれば、どんな形でもいいから記憶やメモをとったりする工夫を始めるべきである・・・言語になりにくいものでもいったん言語化することが大切なのである。つまり技能をコード化し、コード化した内容を言語にする工夫が必要である」
・「ある程度定期的な練習体制が整ってきて、好きな型や得意型ができてきたら、本を読み始める。・・・技能に関するコード化の能力が上昇する。・・・概論的な書物から、鳥瞰的な知識が得られる」
・「概論書によって鳥瞰的な知識を得たら、理論的な勉強をする。・・・理論的思考を身につけることが、上達の道具となる。・・・理論書を学ぶことによって、細かい差の重要性や意味を理解できるようになる」
・「なにかひとつのものを決めて、それを精密に学ぶということをやってみる。・・・得意なもののなかから、さらに目標を絞り、とことん追求してみるのである・・・「もうこれはだいたいわかった」と思える・・・時間が自然に訪れたら、また別のものを対象にしてしばらく打ち込んでみる」
・「こだわりの時期は、自らに対する要求水準を高く作り上げる時期でもある」
・「精密トレーニングのひとつの手段として、深い模倣をすることが有効である・・・暗唱訓練では、可能な限り、模倣しよう、覚えようとすることが大切である」
・「イメージを維持するために、コード化システムの統合がさらに進む」
・「他者の演技やプレー、作品を見るときに、なるべくその他者に感情移入する練習は有効である」
・「いいものと悪いものの区別がわかるようになっている。そうすると、ある時期、いいものだけを見る、いいものだけに接するということをするのが有効である。理屈でわかっている段階から、直観でわかるような段階に飛躍をはかることが必要なのである」
・「達人の技に直接触れる機会を掴んでみる」
・「自分とそう類似もせず対局でもない人の個性について、その個性の生い立ちや特徴について考え、なるべく、言葉をあてはめたりして具体的に記述してみる努力をしてみよう」
・「この段階まで来れば、積極的に広域的知識を獲得する努力をする。一通り知っていなければならない知識を仕入れるのである」
・「類似の他のスクールや技能について関心をもつ」
・「自分の携わっている技能の歴史的背景を知ろうとすることも心を深くし、間接的に上達に役立つことが多い」
・「広域的知識を整備する一環として、手軽なものでよいから、辞典や事典を手元に置く」

第五章 スランプの構造と対策
第六章 上級者になる特訓法
・反復練習をする
・評論を読む
・感情移入をする
・大量の暗記暗唱をしてみる
・マラソン的な鍛錬をする
・少し高い買い物をする
・独自の訓練方法を考える
・特殊な訓練方法を着想するプロセス
・独自の訓練から基本訓練に立ち返る
・なにもしない時期を活かす

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2021年08月21日

Posted by ブクログ

中級者から上級者になるための上達を説いた本。
私が先輩たちに経験談で上達について説いてもらっていたことが、
この本のおかげで収束できた感じ。

中級者から上級者になるために、認知構造の変化が必要
脳内のワーキングメモリの限界と、如何に効率よくそのメモリを使うことができるか
技能をコード化し、コード化した技能を言語化する
一旦自分の個性を暫定し、そのことを追求する それを繰り返す そうすると鳥瞰できるようになる
省察的実践家 体験を経験にするプロセス
言葉で表せないことをメタファで表すこと
認知と記憶の構造に変化が起こり、記憶や思考の効率が高い状態になるプロセス脱皮

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2018年11月04日

Posted by ブクログ

自分の人生に可能性を感じることができる本 「上達するには法則がある」

そんな上達の法則を理論的に、かつ、豊富な具体例から体系的に学べる最良の著。

どんな人であってもこの法則を心得た上で物事に取り組んだなら、程度の差こそあれ、必ず上達したという実感を得ることができるだろう。

物事が上達するということはその技術やレベルが上がるということであるが、それよりも大事なことは上達したことを実感することで自分に対する信頼感や自信がつき、人生を肯定的に捉え、何事もポジティブに挑戦していこうという意欲が身につくことである。

読んだだけでは変わらない。
本書に書かれてある上達の法則に基づいて、何でもよいから一つ挑戦してみることである。


余談であるが、外山滋比古著の《思考の整理学》の「寝かせる」や「カクテル」など、様々な項目と繋がりそうな「感じ」がするが今は寝かせることにする。

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2026年01月02日

Posted by 読むコレ

あいうえお

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2013年12月27日

Posted by ブクログ

まず、記憶の仕組みと上達した状態について説明。ワーキングメモリでの処理を軽減するために、多くの知識や動作をまとめて処理(コード化)することによって、高い能力を発揮することができるという説明がわかりやすかった。

これを基に、得意なものにこだわり中核を形成する、理論書を読む、深い模倣や暗唱をする、イメージトレーニングをする、達人に学ぶ、類似の知識・技能について関心を持つなどの上達の方法論を展開。これを理解することによって、テレビなどで紹介される各界の上達者がどのように上達したかのエピソードを、体系化して理解することができるようになった。

また、上達するステップやスランプの対策やプラトーについて触れているのも役立つ。

タイトル通りの内容がきちんと整理されて説明されており、学ぶことが多かった。

上達と記憶の仕組み
・忘却は、学習から24時間後、72時間後、6〜7日後に大きく生じる
・知識には、言語で表すことができる宣言型知識と、技能の習得による手続き型知識がある
・記憶の種類
 アイコニックメモリ(感覚記憶):生の記憶を数百ミリ秒だけ貯蔵する
 ワーキングメモリ(作動記憶):7〜9チャンクの容量、数秒が限界
 長期記憶:ワーキングメモリでリハーサルが繰り返されたものを貯蔵する
・チャンク:まとまった意味を表す単位
・スキーマ:知覚、認知、思考が行われる枠組み。コードシステムに動作の調整機能や五官の感覚が付与したもの
・コード化:ワーキングメモリを通過するための形式化

上達した状態
・宣言型知識と手続き型知識が豊富に蓄えられている
・貯蔵された知識を効率よく検索できるように、インデックスがシステマチックに形成されている
・ワーキングメモリに余裕のある状態を維持するために、多くの知識が少ないチャンクで表される状態にある

上達の方法論
・鳥瞰的認知を高める:得意なものにこだわり中核を形成する。ノートをとることによって記憶し、言葉で表すことによって想起し、反復することができる。概論書を読む
・理論的思考力をつける:理論書を読む(未熟者こそ必要)
・精密に学ぶ:ひとつのものを深める。対象を変えて精密練習を繰り返す。深い模倣(写文など)や暗唱をする
・イメージ能力を高める:イメージトレーニング、他者に感情移入する、良い作品を見る
・達人に学ぶ:スキーマに触れる、会う、話す
・コードと知識を拡大する:他者の仕事・方法に学ぶ。広域的知識を獲得する。類似の知識・技能について関心を持つ。歴史的経緯を学ぶ。辞書を使う

スランプの対策
・肉体疲労や生理的飽和が原因ならば、休息をとる
・心理的飽和が原因なら、何か別のことに関心を向ける能動的休息をとる。基礎的な知識や技能の反復を続けてスキーマを維持すれば、それまで気づかなかったことを発見し、新鮮さを感じることができる
・プラトーの時期には、知識の整理、技能の安定化、技能とコードの連合強化(一連の動作をひとつの技能として記憶する)、チャンク容量の拡大、コードシステムの高度化を行っている
・すでにできるようになっている技能を少ない負荷でできるようにすることが、スランプ脱出の目標

上達するステップ
・反復練習をする:自分のコードシステムをチェック、強化、類縁関係の連想を豊かにする
・評論を読む:評論を読んで追体験することによって、自分の知識に評価スキーマを生じ、一貫性を与える
・他者の作品に感情移入をする
・大量の暗記暗唱をする:コードシステムを強化できる
・一定の期間それだけを集中して行う
・いい道具を使う
・明確な部分的目標を持った独自の訓練をする
・何もしない時期を活かす:睡眠による情報の整理、休むことによるコードやスキーマを整理して一貫性を高める

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2018年10月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サブタイトルに「効率のよい努力を科学する」と書いてある通り、上達について細かに分析しています。全て納得する内容ですが、ちょっとしつこい印象を受けました。例えが繰り返されて、食傷気味になってしまいました。
上達についての分析は、なるほどと思う部分ばかりです。自分の経験と照らし合わせながら読むことになると思いますので、印象は各個人で変わってくると思います。でも、どんな人でも、再確認という意味では有効ではないでしょうか。

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2019年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「目的」
いつも上達の加速度は早いが途中で減速するタイプであるため、一度その理由を考え取り入れられるものは実践するため。

「まとめ」
上級者=プロフェッショナルではなく、自分で特技・趣味だと発信できるレベルだと定義し上達する事の利点や実際に初心者が中級者を経て上級者になるために意識する事がまとめられている。そのためスパルタ的なものではなく”好きなことをまず得意になる”とか”週1、2回でいいから触れる機会を作る”など手触り感のある方法論が特徴的。

上達のプロセスについては個別の事象→コード→コードシステム→スキーマという流れで頭の中に整理されるという説明はわかりやすかった。暗記することや繰り返すこと、基本を忠実に覚えることやプロを見ること等上達の手段とされる様々なものがこのプロセスから説明でき、最も納得感がある部分だった。

「感想」
上達とは結局「序・破・離」ではないか。
そのために必要なことは
①基本の型をできる限り最小単位で理解する。
②一流の人を(プレイだけではなく、その言動、姿勢等も含めて)よく真似する。
③色んな人を見ながら、自分なりの練習・アウトプットを考える。

今まで、基本の型や一流の雰囲気を真似することはできていたが、より細部への注目ができておらず中盤以降の伸びが欠けたのではないかと感じた。意識意識。

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2016年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1昨年の5月に購入して以来、2年以上経て、漸く読み終わりました。
物事をいかに学び、精通し、上級者となっていくのか?
自己啓発から入り、何かを為していこうとしたときの”進め方”の指針となるような本でした。

以下ネタバレです。

本書は上達をしていくための方法論や、そもそも上達とは何か?など、
物事を極めていく上での道しるべとなるような内容を論じています。
特に印象に残ったのは、
 ・上級者になると「見え方が変わる」
 ・上達した自信から来るおだやかな楽観性が潤いとなって、人柄から香る
 ・入門書の選択基準は、書いた人の情熱が感じられるかどうか
 ・とにかく上達しようとしている対象に慣れ親しむ⇒訴えかけてくるものがあるか、
  その刺激に心から感動するかどうか、自分自身を観察する
 ・週に二度にすれば、週一度の場合と比べると、上達の速度は雲泥の差である
 ・週に三度は二度に比べればそれほど大きなメリットがない
 ※忘却は学習から24時間後、72時間後、6〜7日後に起きる
 ・とりあえず自分の好きな物を作るのが初期の上達のコツである
 ・上級者は自我関与が高い
 ・自分の演奏が聴いている聴衆の心にどのように響くか想像しながら
  練習することが、演奏そのものの「厚み」になる
 ・調子の良いときは棋風なんか出ない
 ・上級者は自分独自のトレーニングを開発することができる
 ・得意なことにこだわると、ソレを中心として全体が見えるようになる
 ・効率よく上達しようという場合、理論書を読む
 ・一つのオーケストラ曲をおびただしいエネルギーを注入してその一曲だけを仕上げる
 ・ある時期、いいものだけを観る、という時間を作る

などなど。一部本当にそうなの?というものもありますが、
実際に科学的に証明されていると言われている物も多く、説得力があります。

最後のあとがきの筆者の思いを読むに、これからの日本のために書いたのだな、
と感じ入るところが多く有りました。学ぶところのとても多い良書です。

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2014年06月20日

Posted by ブクログ

上達に至るには一定の法則がある。
一の量の練習を一で留めないためには、まずは得意な一つについて深める意識をもつ。
そして、理論を深める。また人に会うのもよい。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

もやもや考えていたけれど、子どもや部下に伝えることができなかった事を、論理的に明文化してくれている

スキーマ
チャング
コード

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

上達には理論的かつ構造的な書籍が重要であることがわかった。
ただし、これだけでは十分ではなく、繰り返しの練習によるワーキングメモリの消費の節約が必要なのもわかった。

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2026年03月28日

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2025年3月28日、メルカリに新着で「勝ち目を見抜く力 チャンスに全ベットして18歳で億万長者になった話」を出品した人が出してる本はだいたい投資・マネー関係だったからチェックした。300円。→ これは中級者以上向けらしいが、停滞などを言語化するのに役立つらしく必要性を感じた。書店で見た事ないが、隠れた?名著なのではないか。

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2025年03月28日

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初心者がこれで伸びますとか、ラクな近道教えます、という本ではない。中級者が上級者の境地を得るための学び方。ある程度のところで伸び悩みを感じている人、上達の感覚を言葉化して整理・納得したい人向けかも。読んで楽しいかはともかく、役立つ部分はありそう。

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2025年02月06日

Posted by ブクログ

上達という行為は、知覚情報の処理の繰り返しにより、その情報をコード化して知識と蓄え、再び同じ状況に出くわした際に、コード化された知識を呼び覚まして対応する過程で、知覚情報のコード化とアウトプットの体系化が進み、情報に対する処理能力が上がる状態のことを指す。本書では、初級者、中級者には見られない、上級者ならでは特徴について事細かに説明されている。こうした特徴を知っておくことは、自身の上達度合いの客観的な評価に使えると感じた。
勇気づけられるのは、上達の法則は普遍性があるものとして説明されている点。すなわち、何らかのスキルにおいて上達した経験は、他のスキルの上達にも活かせるということである。このことを知っておくと、人生を有意義に送ることができそうだ。

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2023年05月11日

Posted by ブクログ

物事を上達するための方法と考え方。わかりやすい。

中級から上級になるために、以下が大事。

感情を込めて練習する。
得意な方法で攻める。一点突破から。
ノートを取り、振り返る。
概論書から理論書を読む。
一つを深める。
模倣や暗唱をする。

英語なら、一つのテキストを用いて、その中の表現を暗唱するくらい練習する。その際に場面を想像しながら、感情込めて練習。
一日の練習や仕事を振り返る、日記を書く。英語で書く。その表現の細部を時々、辞書や参考書で確認して、補強する。

文章作成スキルを高めるなら、好きな作家の文章を模写。作者の気持ちを想像しながら。

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2021年01月11日

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読んでいると努力しているのになかなか上達していかない、もどかしい感覚を呼び起こされる。

上級者、中級者、初級者というおおざっぱな分け方でそれぞれのレベルにおける対象への感覚や感情を、豊富な例をもって説明してあるのでなんとなく「そういう感じだよね」といった読み進め方ができる。

ただしどうすれば上達するのか、ということが明確に書かれているようでそれほど実際的でも理論的でもない。そのように無理矢理に理論にまとめていないので冗長にも感じるが、こういった内容の方が「もどかしさ」からの脱却ができて自分は好きだ。

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2019年05月06日

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中級者から上級者に、効率よく上達するための方法論。
まずは得意なもの一つを突き詰める > 鳥瞰的に全体を把握 > 理論を学び骨子をつくる > 得意なことを精密に学ぶ > 類似分野にも知識を広げる
といった流れで技術や知識を高めていく。

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2016年06月01日

Posted by ブクログ

上達の秘訣が理論的に書かれていてためになった。簡単に手に入れた技術は簡単に忘れていくんだなと感じた。

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2014年09月10日

Posted by ブクログ

「上達の法則ってあるよね〜」という共感が得られる本。意外と上達の法則そのものは漠然としか書いてない。あとこの著者は趣味が豊富。趣味人は上達する。
人間の記憶は7チャンクなので1チャンクあたりの容量を増やして効率アップ。

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2018年10月07日

Posted by ブクログ

上級者はスキーマと呼ばれる理解のシステム・コードを持てるために、瞬時に解釈や対応ができるようになる。そのレベルまで磨き込むことが大事。

できる人は長期記憶が強く、瞬時に自分の知識を引き出す組み合わせることができる。この記憶を高めるためにスキーマの形成が必要。
加えて自我関与も大事で自分が積極的に関わっている意識の有無が上達に大きく影響する。

大きな塊でもディテールでも把握できる柔軟性をもっていることも上級者の特徴

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

学問的に「上達すること」を分析した一冊。多少難しいところがあるが、納得できる部分も複数あった。
なにかを学びたくなった時に再読したい。

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2025年05月04日

Posted by ブクログ

正直将棋や音楽、スポーツに全く精通してないので例に挙げられてもあまりピンとこなかった部分が多いが、参考になる部分も多かった。いずれ再読しようと思う。

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2023年04月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2024.2.19再読
約2年半ぶりに手に取り読破。
以前自身がマーカーを引いた箇所を見返すと、スキーマや高度化といった難しい言葉に多く線が引かれており、今との関心の違いに驚いた。

気持ちに余裕がある、「ながら」ができるなど、これまでの経験と照らし合わせて「たしかに」と思える上級者の特徴について書かれている。

ただ最も印象的だったのは、あとがきである。
学校教育の教育機能を①知識習得機能と②学習性習得機能の2つに分けた上で、「やっとできた」は「やればできる」を教えてくれる的な論が展開されている。
この本が20年以上前に書かれていることを踏まえると、先見の明のすごさに感動した。

2021.7.3 初読
いままでなんとなく上手いとかすごいとか思っていたことが、言葉で説明されており、すんなりと理解することができた。

・有意味処理→準言語処理(コード化)
・思考のスキーマ(認知の枠組み)
・上級者は、コードが豊富でスキーマも多様。
・上達した状態とは、豊富な知識が長期記憶に蓄えられており、検索でき、有効に用いられること。
・上達という現象=長期記憶を豊富に効率よく形成+検索+余裕がある。
・情感インデックス(感情を伴う索引)の方が検索しやすい。→気持ちを乗せることが大切。

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2021年07月03日

Posted by ブクログ

わかりやすく書かれているけれど、ほとんどがなんとなく経験でわかっていることではある。ただ、言葉になってそれを読んでみると、なるほどとひざを打つことも多い。そういう観点からも、この本を読むと、スランプ状態から抜け出せるヒントはつかめるかもしれないと思う。

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2019年06月05日

Posted by ブクログ

勉強や趣味で効率よく努力するための方法を、心理学の観点から考察している本です。

心理学を応用した自己啓発本といえば、精神科医の和田秀樹が多数の著作を刊行していますが、「技量が上達する」ということそのものについて、認知や記憶の仕組みに基づいて解説されているのが、本書の特徴だといえるように思います。なかでもスランプについての分析とその克服方法に関しては、たいへん参考になりました。

ただ、それらの知識を実際に上達に結びつけていくための方法については、著者自身の経験に基づくところが少なくないのではないか、という気がします。

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2017年12月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いわゆる「上級者」と呼ばれる人はどのような傾向があるのか書かれた本。
上級者の視点で物事が見れるようになるので、何かを極めたいときに役に立ちます。
でも、同じことを繰り返し繰り返し綴っていて内容が薄く感じてしまったのと、参考文献がなく論拠に欠けるかなと思ったので☆3。

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2017年03月09日

Posted by ブクログ

読みどころは1章、2章、
それから5章の「スランプの構造と対策」。

5章の2が一番の読みどころ。
だがP186の図は①から⑧までナンバリングしてある割に本文に内容が出てこない。
その①~⑧に(1)~(5)まで自分であてはめてみるという感じなんだろうと勝手に思っている。

3章の内容は上達すれば自然にわかってくることだし、
4章、6章は方法論総ざらえなので読まずとも。

字面を追わなければ30分で内容をつかめる本。

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2015年01月14日

Posted by ブクログ

【再読】
もっと内容をまとめてシンプルにしてくれればタイトル通りになって良書だと思うのだが…。
著者の説明は確かにそうだなといった感想だが、結局は個々人の良し悪しの要素が大きいからなんとも言えないと思う。難しいテーマである。
気になったのは、学習、スポーツ、芸術の分野をごっちゃにして論じてしまっているのが消化不良を起こしてしまうのではないか。

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2014年10月30日

Posted by ブクログ

上達を科学的に説明した本。
具体的な法則が書いがてあるのかと思ったが、
上達とは何ぞやとその定義が多くを占めていたように思う。
タイトルから期待した以上のものは得られなかった。

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2014年07月02日

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