岡本浩一のレビュー一覧

  • 一億人の茶道講座 心を耕す
    80億人のという本よりもお茶との付き合いがある人向けだからか、こっちの本のほうが面白いし勉強になる。経験のない茶事とかの話もあるし。
    入会儀礼、深さへの雌伏、稽古と稽古の間、草への回帰、茶道の内面性への臨界点、醤油のメタファー、知識の構造化、美術品への沈潜、お茶湯の儀の感動感銘、型に入り自在を得る、...続きを読む
  • スランプ克服の法則
    『上達の法則』の上級編。学習自体はもう軌道に乗った人が対処しなければならないのは確かにスランプだけだ。そのスランプに対応するためには、なぜそういう状態に陥るかを知らないといけない。そしてそれは学習というものの構造により深くかかわってくる。単なるスランプへの対応法ではなく、学習というものにより深い理解...続きを読む
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    上達についての本質とてもよくまとまっている本。
    大変大変参考になった。

    はじめに
    第一章 能力主義と上達の法則
    第二章 上達と記憶の仕組み
    第三章 上達人はどこが違うのか
    第四章 上達の方法論
    第五章 スランプの構造と対策
    第六章 上級者になる特訓法

    はじめに
    ・「上達には法則がある」
    ・「認知...続きを読む
  • 一億人の茶道教養講座
    茶人としてだけでなく、心理学者である著者だからこそ、茶道を手放しに賞賛するのではなく、客観的かつ体系的な視点で学べ、また「侘び」の精神性を論理的に追求している良書。
    教養として茶道に興味があるが、習うほどまでではないという人がメインターゲットとのことだが、案外ニーズは多いのではないだろうか。

    茶道...続きを読む
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    努力の仕方を学び、効率よく上達する日常的にできることを学ぶ

    〇上達を積み重ねていくと、ある日突然、ものの見え方が変わるという経験をする。(p4)
    ☆自分の好きなもの、のばしたいものを見つけて、それを極める。
    今の私・・
    ①習字 その中でも筆ペン はがき
    ②社会のしくみ 地理 日本

    上達とは
    〇本...続きを読む
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    中級者から上級者になるための上達を説いた本。
    私が先輩たちに経験談で上達について説いてもらっていたことが、
    この本のおかげで収束できた感じ。

    中級者から上級者になるために、認知構造の変化が必要
    脳内のワーキングメモリの限界と、如何に効率よくそのメモリを使うことができるか
    技能をコード化し、コード化...続きを読む
  • 一億人の茶道講座 心を耕す
    社会心理学者というお役どころから垣間見る茶道の精神を感じる一冊。茶事前にとてもよい心の鍛錬ができました。
  • 無責任の構造 モラル・ハザードへの知的戦略
    無責任というか、責任不在というのはストラクチュ アルに説明される。「権威主義」と「属人的な運 営」の二軸である。

    この二軸を中心に、1999年世界で最も被曝した死者 を出した「東海村JCO臨界事故」が分析されてい る。

    その後13年を経て発生した3.11の原発事故(および その後の責任処理)とい...続きを読む
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
  • 一億人の茶道教養講座
    "beauty of imperfection"
    何と素晴らしい美しい言葉なのかと思います。
    「侘び寂び」その深い意味・・・茶と禅、茶碗、茶室、茶杓など、日本人の心(武士道)と共にある日本人として、日本の教養として、「知っておかなければ恥ずかしい」とすら感じました。

    実に、深く深く深い「茶道」。
    ...続きを読む
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    めちゃくちゃいい本だと思うんだ。☆の少ないレビューがあって驚いている。

    具体性に欠けるという指摘があるが、それはこの本に求めすぎ。
    雑多な事柄に共通してあげられる上達のポイントや、上達にまつわることを書いているのだから具体的にならない。
    けれど、練習の仕方や考え方に大いに影響を与え、考える材料は十...続きを読む
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    記憶の仕組みから、中級者から上級者へレベルアップするための方法を説明している。わかりやすく、納得感ある内容である。

    上達するためには、ある物事を行うための知識や行動を体系的かつ効率的に記憶することが重要である。また、体系的に記憶した情報に対して、自信の感情、考え方をオーバーラップさせることで、中級...続きを読む
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    物事が上達することについて学術的な観点から説明された本です。
    「これを読めば何かが上達する」という内容ではありません。

    ただし著書の内容から何かを上達させるにはどうしたら良いのか、上達するとはどういう状態であるのかそのメカニズムが分かると思います。
    そこから上達へはどうしたら良いのかが分かってくる...続きを読む
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    まず、記憶の仕組みと上達した状態について説明。ワーキングメモリでの処理を軽減するために、多くの知識や動作をまとめて処理(コード化)することによって、高い能力を発揮することができるという説明がわかりやすかった。

    これを基に、得意なものにこだわり中核を形成する、理論書を読む、深い模倣や暗唱をする、イメ...続きを読む
  • 茶道心講 茶道を深める
    裏千家の淡交社からでている!と思うと、つい作法の教科書的なイメージがあって、気構えますが、この本はいいなあ。
    お茶を知らない人が読んでも楽しめると思われます(キッパリ)!

    著者はご自身いわく「市井の茶湯者」とされていますが、社会心理学者として極めていらっしゃるだけあり、人のココロをとらえて離さな...続きを読む
  • スランプ克服の法則
    最近スランプがちになので、改めて読み返しました。スランプに陥る要因と陥ってしまった際の対処法を述べています。
    得られるところがとても多く、また読むたびにいろいろなことに気づかされます。
    論理的にスランプに立ち向かいたい方にはおすすめです。
  • 無責任の構造 モラル・ハザードへの知的戦略
    組織の中の人間関係のなかで不可避的に出てくる「同調」「服従」「属人主義」などがどのようにして、リコール隠し、損失補填、大事故などにつながっていくかを社会心理学の立場から読み解く。勤め人には必読かもしれない。
  • 権威主義の正体
    左翼権威主義。大学紛争時代の左翼団体・環境団体・反原発団体・女性の権利団体・共産党。少数の教条で多くのことを割り切ろうとする。自他を教条に従って評価し、序列を与える。序列トップの意思決定を是とする。上位下達(かたつ)。教条への忠誠を当然として要求する。p.108

    権威主義の要因。教育程度が低い・高...続きを読む
  • 一億人の茶道教養講座
    茶道を9年習っているが、茶道って何だろうと感じる疑問を現代を優しく解いてくれる。ひとつ上の理解が深まりこれから進む方向を指南してくれる1冊だった。さらっと読めるが、自分の知識となるまで何度も読んで頭に入れたいなと思った。

    歴史を絡めた道具の基礎的な解説
    何かを一心に学ぶことで深まる教養
    ファッショ...続きを読む
  • 上達の法則 効率のよい努力を科学する
    上達という行為は、知覚情報の処理の繰り返しにより、その情報をコード化して知識と蓄え、再び同じ状況に出くわした際に、コード化された知識を呼び覚まして対応する過程で、知覚情報のコード化とアウトプットの体系化が進み、情報に対する処理能力が上がる状態のことを指す。本書では、初級者、中級者には見られない、上級...続きを読む