岡本浩一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書では初心者が上手になった人を中級者とし、さらに中級者とは
質的に異なって、上達した人を上級者として論を進めている。
そして、初心者から中級者になるためのステップを紹介し
上級者に共通した特徴を、主に認知心理学的な観点から解明し
中級者から上級者になるためのステップについて触れている。
また、スランプの構造や、上級者になるための特訓法についても
書かれており、具体例も豊富なので、ある程度
心理学用語が理解できれば、読みやすい内容となっている。
まず、初心者が中級者になるには、始めてみること、
その頻度と学習の場を決めること、入門書を読むこと、
そしてワクワクしたり心惹かれることが大切である -
Posted by ブクログ
初級者から中級者、中級者から上級者になるための方法と
上級者は何が違うのか認知心理学、学習心理学、記憶心理学をベースに書かれている
やり方がわからないという人は、やり方がわからないのではなく、それで上達したいという気持ちがまだ高まっていない。
入門書は書いた人の情熱が感じられるものを選ぶ。
頻度は週2回がが良い
習得している技能の中でなるべく早く、自分の得意なもの、好きなものを見つける
→それを中心に全体が見えてくる
知識が貯蔵されるには、知能を言語に準じた形式に、その人の思考の中で表現されたりする必要がある(コード化)
目隠し将棋でワーキングメモリを使用
→コード化システ -
Posted by ブクログ
この本のことを簡潔に説明すると、「組織内の人間関係によって事態が悪化していく事にどう対処していくか」についてまとめた本、ということになるのだろうか。
JCO事故というものがあった事は知っていたが、いかにして発生したかは知らなかったので、本書を読んでショックを受けた。どうして自分たちがしている事を客観的に見ることが出来なかったのだろうか。
という、疑問については一章以降で、その発生したメカニズム、発生しうる環境・主義、対処法について解説している。
四章の「「無責任の構造」克服の戦略」については「これが出来たら苦労しないよ」と言いたくなったが、一つの参考にはなると思う。
ちなみに、本 -
Posted by ブクログ
「練習の頻度があまり高いと、続けられないときの心理的負担が重い」→なるほど。
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・復習は、忘却直前の24時間後、72時間後、1週間後に行うのが効率的
・週に二度の頻度。練習の頻度があまり高いと、続けられないときの心理的負担が重くなる面がある。
[中級→上級]
・得意なものにこだわる
・ノートをとる(言語になりにくいものも言語化する)
・概論書を読む → 理論書を読む
・一つのものを深める(精密練習・模倣)
[上級者になる特訓法]
1. 反復練習
2. 評論を読む
3. 感情移入する
4. 大量の暗記暗唱をして