【感想・ネタバレ】スランプ克服の法則のレビュー

あらすじ

努力しているのに、いっこうに上達しない。それどころか、かえって技量が低下していると感じられる。このような時、人はスランプを自覚する。単なる疲労なのか、それともマンネリで飽きが生じたのか。<才能の壁>があなたに重くのしかかる。本書は、認知心理学、記憶心理学などに基づき、スランプの構造を解き明かす。スポーツから語学習得まで、あらゆる技能を磨くヒントが<スキーマ>や<コード化>という能力にあることを解明。さらに、その技能を繰り返し使うために必要な、アイコニックメモリ(感覚記憶)、ワーキングメモリ(作動記憶)などの構造を説明する。それらの理論から独自のスランプ克服法を提案する。「ひな型トレーニング」「下位技能の訓練」「理論書を読む」等々。スランプを抜け出た時、自分の人生の小さな奇跡として記憶される。その記憶が後々、人としての成長と余裕を形作るのである、と著者はいう。焦りと諦めを超え、一流をめざすための指南書。

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Posted by ブクログ

『上達の法則』の上級編。学習自体はもう軌道に乗った人が対処しなければならないのは確かにスランプだけだ。そのスランプに対応するためには、なぜそういう状態に陥るかを知らないといけない。そしてそれは学習というものの構造により深くかかわってくる。単なるスランプへの対応法ではなく、学習というものにより深い理解を促す好著。
世の中、学習をするには、学習を軌道に乗せるには、という本はけっこうあるが、ある程度の状態になってからさらにスキルを上げるのは難しい。意外と悩んでいる人はいるのではないだろうか。ぜひ再刊すべし。

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2022年08月22日

Posted by ブクログ

最近スランプがちになので、改めて読み返しました。スランプに陥る要因と陥ってしまった際の対処法を述べています。
得られるところがとても多く、また読むたびにいろいろなことに気づかされます。
論理的にスランプに立ち向かいたい方にはおすすめです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「スランプ克服の法則」という題名だったが、暗譜のコツが書いてあって、個人的にとても役に立つように感じた。
記憶を、短期記憶、長期記憶、ワーキングメモリなどのキーワードを使って説明してある。短期記憶は長期記憶に落としこまなければならない。
暗記には、覚える作業だけではなく、覚えたことを再現させる能力もいると言っている。再現するときの作業には余裕がなければならない。
覚えるときに、意味でまとめるコード付けをすると、容量が小さくなるので、たくさんのことを覚えられる。

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2011年11月14日

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