あらすじ
子どもの受験において、「塾通い」は絶対の条件ではありません。むしろ、「塾まかせ」は親の責任放棄なのです。本書では、親として、また心理学者として「塾いらず」でわが子とつきあってきた著者の独自の指導法を紹介。まず、「長く座ることで才能は磨かれる」「二日以上かかる遊びをさせる」など、集中力は幼年期の家庭で育つことを強調する。その上で、いざ本格的な勉強に取り組む学年になったら、「調べることをゲームにする」「不注意によるミスを軽く流さない」「計算ドリルは時間内に二度させる」など、塾講師顔負けの具体的な指導法を伝授。さらに、「それでも塾に行かせるなら」の章では、「有名塾、カリスマ講師にこだわらない」など、親子で納得できる塾の選び方もアドバイスしてくれる。わが子の学力を伸ばすために最も必要なことは、「いい塾」ではなく、親子の信頼関係であることを改めて知る教育書である。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
塾に子供の教育を任すのは、親として勿体ない感じがする・・いろいろ一緒に勉強したいな・・というのが、僕の気持ちでした。まさにそのことが書かれた本で、一気に読みました。
塾の本でありながら、子供の生活スタイルを考える本です。「上達の法則」の大ファンなので、岡本先生の本はいろいろ読んでいます。子育て本も書いておられて、塾がテーマ・・・なので子供が出来るまで読んでいませんでした。
机の買い方や、褒め方、習い事の取り組み方、塾いらずといいつつ、塾の選び方も書かれています。岡本先生ご自身が、茶道の「習い事」をされて「一流」になったというだけあって、座ることのコメントが多いんです。僕は非常に好きな視点で、納得のいくんですね。受験勉強なんかも、座れるかどうかは凄く大事なポイントですから。
書かれているのは勉強の事ですが、つねに受験以外の視点があり、子供の成長をお考えなのが伝わってきます。塾とか学校は、避けて通れない生活ですね。よくよく考えないと!