中村融のレビュー一覧

  • 90億の神の御名

    Posted by ブクログ

     楽しみな2冊目。もっとも密度が濃い作品集だと個人的には思う反面、小粒が多い気がするのが残念。好みの問題だろうな。

     「前哨」は今読んでも十分に余韻がある傑作だし、「月面の休暇」は素晴らしく夢と愛にあふれる物語だ。本邦初公開らしい。いやぁ、この作品よかった!この本の中で最大の収穫かつ大発見だ。

     さらに、逆境に負けない「おお地球よ…」、未来からの訪問者「時間がいっぱい」、イマイチだがタイトル名の「90億の神の御名」、ユーモア作品の「木星第五衛星」、どんでん返しがきれいに決まるバビロンの「夜明けの出会い」、鯨の放牧を扱う「海底牧場」、英国万歳ってな感じの「密航者」、空間スケールが大きく、雄大

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    2011年09月03日
  • 90億の神の御名

    Posted by ブクログ

    密航者が冷たい方程式にならなくて良かった。
    と思ったらこれ前に買ったほかの本に載ってたな。
    (90億の神の御名、究極の旋律、天の向こう側も)
    星、時間がいっぱい、木星第5衛星、幽霊宇宙服がナカナカ。

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    2014年10月05日
  • 真紅の城砦

    Posted by ブクログ

    普段はヒロイック・ファンタジーは読まない。が、この作者は別。すべてのヒロイック・ファンタジーの源流にして最高のシリーズ。他の作家が手を加えていない純粋な「コナン」シリーズはこの新訂版コナン全集のみ。異様な青春時代を送り30歳で自殺してしまった作者が創り出した、超古代の野蛮人「コナン」。力のみが全ての世界に謀略や策略、政治などは出る幕は無い。女子供も血の海に沈み、辺りは死体の山。常に死が待ち構える危険な世界。なんで、こんな話を読むのだろう?未だ良くわからない。常にテンションを維持し先のことなど考えず「今」に集中する、ある意味純粋な野生の世界に、すがすがしさを覚えるからだろうか?米国のペーパー・バ

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    2011年07月15日