【感想・ネタバレ】真紅の城砦のレビュー

あらすじ

30歳で夭折した天才作家が創造し、すべてのヒロイック・ファンタジーの源となった傑作シリーズを、最新の校訂研究にもとづいて贈る第5集。本集には新訳となる3編を収録した。宝物を狙う海賊たちとの死闘を描いた「黒い異邦人」。最初に発表されたシリーズ作品として読者の熱狂を呼んだ、王となったコナンの物語「不死鳥の剣」。強大な敵の手に落ち囚われの身となったコナン王が、獄中で伝説の魔道士と遭遇する――一大合戦絵巻が繰り広げられる表題作等傑作揃い。/【収録作】「黒い異邦人」/「不死鳥の剣」/「真紅の城砦」/資料編「ハイボリア時代の諸民族に関する覚え書き」/「西方辺境地帯に関する覚え書き」/「辺境の狼たち(草稿)」/解説=中村融

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Posted by ブクログ

アキロニアの前王の首を物理的にちょん切って、その玉座についたキンメリア人のコナンさんは、
「たりぃよー、ねみぃよー つうか女抱いて酒飲んで蛮族率いて近隣の村襲ってた頃がいいよー」
 とかぶちぶち言ひつつデスクワークにいそしんでゐた!!
 一方その頃前政権の末裔は、嘗ての覇権を取り戻すべく、謎の商人について怪しいことをやってゐた!!
 といふかっこいいお話が、後の剣と魔法ものの元祖ならしい。かっこいい。

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2018年05月13日

Posted by ブクログ

普段はヒロイック・ファンタジーは読まない。が、この作者は別。すべてのヒロイック・ファンタジーの源流にして最高のシリーズ。他の作家が手を加えていない純粋な「コナン」シリーズはこの新訂版コナン全集のみ。異様な青春時代を送り30歳で自殺してしまった作者が創り出した、超古代の野蛮人「コナン」。力のみが全ての世界に謀略や策略、政治などは出る幕は無い。女子供も血の海に沈み、辺りは死体の山。常に死が待ち構える危険な世界。なんで、こんな話を読むのだろう?未だ良くわからない。常にテンションを維持し先のことなど考えず「今」に集中する、ある意味純粋な野生の世界に、すがすがしさを覚えるからだろうか?米国のペーパー・バック版の表紙を飾るフランク・フラゼッタの絵に惹かれたからだろうか?

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2011年07月15日

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