アーサー C クラークの作品一覧 「アーサー C クラーク」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします! 作者をフォローする フォローするとこの作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
作品一覧 2019/12/19更新 太陽系最後の日 試し読み フォロー 90億の神の御名 試し読み フォロー メデューサとの出会い 完結 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> アーサー C クラークの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 90億の神の御名 アーサー C クラーク / 中村融 / 浅倉 久志・他 SF短編集。巨匠アーサー・C・クラークの傑作集その2です。 宇宙時代が手の届きそうな身近な世界に感じられるお話、それより数歩進んだ時代の宇宙ロマンでドラマティックなお話、とびきりのアイディアが光る小品たち、などなどぎっしり盛りだくさん。 中でも宇宙科学と宗教って相容れなそうなテーマを見事な短編に仕上...続きを読むげちゃった「星」と、その元になったエッセイがひときわ目を引きます。 どれもこれも50年以上前の作品とは思えないね。面白かった! Posted by ブクログ 太陽系最後の日 アーサー C クラーク / 中村融 / 浅倉 久志・他 ハヤカワ文庫収蔵の短編集、その第一巻。他の2巻よりも印象に残る短編がちりばめられている。「守護天使」は「幼年期の終わり」の原型になった短編。「太陽系最後の日」「地中の火」はショートショートのようなシニカルさが、「コマーレのライオン」はいまはやりのメタバースの未来を描くような設定。一読の価値あり。 Posted by ブクログ 太陽系最後の日 アーサー C クラーク / 中村融 / 浅倉 久志・他 Eテレの「100分de名著」のアーサー・C・クラークの1回目「太陽系最後の日」を見て、とても面白そうと思い読んでみた。全部で9の短編と1つのエッセイがおさめられている。どれもおもしろくて、未知の未来の状況を垣間見るわくわく感に、ひさびさに浸った。小松左京の短編を読むおもしろさ、10代後半の新鮮な感情...続きを読むに戻ったようだった。 ・「太陽系最後の日」(1946) 太陽の新星爆発が迫り、大宇宙の貴族を任じてきたアルヴェロン一族は、地球を救うべく地球に向かうがそこには荒廃した都市と自然があるのみだった。帰途に就くと遥か彼方に無数の宇宙船団を発見する。荒廃した地球を目の当たりに見てきたアルヴェロンはその船団が、自分たちの脅威になるだろうと予感する。 救出団には触手があったり、形が無かったりいろいろな星人の姿がさりげなく描かれている。宇宙はいずれ意識体だけになるだろう、と予言した星人の思想も書いている。 ・「守護天使」(1950) 「幼年期の終わり」の原型になった短編。「幼年期の終わり」の前半部分が描かれている。地球の20大都市の上に何の前触れもなく宇宙船が滞空し、地球は「地球監督官」によって「監督」される状態になった。世界は一つとなり、戦争も無くなった。その「監督官」の姿とは・・ ・「地中の火」(1947) 地球の地中深く探るレーダーを作ったハンコック教授。はるか地底に人工物が・・ ・「歴史のひとこま」(1949) 金星からの宇宙船が地球に到着した。その乗組員は爬虫類だったが、出迎える人類は誰もいなかった。が、テープが見つかりそこには一つの穴があり閉じたりしまったりしていたがどんな状況でも立ち上がる。その解析には永い間かかるだろうと言われた。最後に出てきた文字は「ウォルト・ディズニー制作」 ・「コマーレのライオン」(1949) 26世紀末、文明はほとんど機械化され、惑星間飛行は日常となったが、リチャード・ペイトン3世はなにか充ち足りないものを感じ、禁を犯し曾祖父が作ったという芸術の町「コマーレ」に行くが・・ ・「かくれんぼ」(1949) 敵の宇宙巡洋艦から逃げているスパイ ・「破断の限界」(1949) 二人乗りの宇宙船に隕石がぶつかり、二人でいては酸素が足りなくなる事態に。のんびり屋と几帳面と表面的には対照的な二人。さて・・ ・「時の矢」(1950) 発掘作業をしている考古学者。すぐ近くに別な研究施設がありそこではタイムマシンを研究しているのがわかり作動してみる話がまとまる。。発掘は巨大な恐竜の足跡を掘りあて、その足跡は次第に歩幅が大きくなり獲物にとびかかろうとしていた。が、足跡のそばにジグザグのタイヤ模様を見つける。と同時に研究所が吹き飛ぶ音が聞こえる。 ・「海にいたる道」(1950) 未来の地球。月との間を宇宙艇が飛行し、食料合成機が食事を準備する時代でも、人々は牧歌的な生活をしていた。ある日一人の若者ブラントが、海岸沿いにある見捨てられた都市「シャスター」に行くことにした。彼は飛翔艇を使わずに、馬に荷物を積んで徒歩で向かった。何日もかけて彼はシャスターに到着した。そこに大型宇宙船が来て、見知らぬ人間たちが降りてきた。 2009.5.25発行 2020.2.15第3刷 Posted by ブクログ メデューサとの出会い アーサー C クラーク / 中村融 / 浅倉 久志・他 SF。短編集。 エッセイは興味ないのでスルー。 短編のテーマは"太陽系めぐり"とのこと。 SF短編のお手本というような、本格的でかつ分かりやすい、良作揃い。 「メイルシュトレームII」「太陽からの風」「地球太陽面通過」「メデューサとの出会い」など、情景描写が印象的な作品が多い。 特に「メイルシュトレ...続きを読むームII」の主人公の体験は非常に刺激的。傑作。 この一冊の中では雰囲気の違う「憎悪」も個人的には好きな作品。 Posted by ブクログ 90億の神の御名 アーサー C クラーク / 中村融 / 浅倉 久志・他 ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラークの第2弾は、解説の言葉を借りるならば「宇宙飛行の啓蒙的色彩が強い」作品が並びます。全16篇収録。 月面で働く父親のもとへ休暇に訪れたダフネが星々探求の大志を抱く「月面の休暇」や宇宙開発におけるさまざまなドラマが連作となった「月に賭ける」とその姉妹作「天の向こ...続きを読むう側」は、そういった宇宙飛行の啓蒙的色彩が強く、とても惹きつけられる作品でした。 上述の作品は、宇宙空間での生活や宇宙開発の側面から、宇宙の魅力を存分に発揮しておりますが、それとは少し異なり、フロンティアを開拓する探究心や広大な宇宙に存在する未知なるものへの魅惑を感じる作品もちらほら。本書では「前哨」や「木星第五衛星」、「夜明けの出会い」、「星」あたりがこれに該当するかと。こういった作品が特に好きなんだよなぁ。 宇宙開発が当たり前となった昨今において、アーサー・C・クラークのような宇宙の魅力を大いに語ってくれる作家っているんでしょうか。改めて著者の偉大さを感じられた一冊でありました。 Posted by ブクログ アーサー C クラークのレビューをもっと見る