大友徳明のレビュー一覧

  • アルセーヌ=ルパン全集4 奇岩城
    年を取ってから久しぶりに改めて読み返してみると、ルパンって割りと女々しい所もあるよなぁ、と。そこがモテる一因なのかもだが。
  • アルセーヌ=ルパン全集5 813
    「813」モーリス・ルブラン、大友徳明訳、偕成社ルパン全集5。初出はフランスで1910。

    もう多分20年以上前かに夢中になって読んだモノの再読。ルパン・シリーズ全部は読んでいませんが、読んだ中ではルパンの最高傑作だと思っています(水晶の栓も良かったけど…)。

    ケッセルバッハという名前の実業家がパ...続きを読む
  • ノートル=ダム・ド・パリ
    ダイジェスト版なので、かなりうっすい本です。ぜんぶ読みたいというチャレンジャーは岩波上下巻へ。

    とはいえ拾うべきところは拾ってあるので、あのユゴー特有の脱線とかないしわけわからん解説ないので文字を見ると眠くなる自分にはかなりオススメ。しかも当時出版された挿絵も載ってるのはおおきい。ああ、副司教マジ...続きを読む
  • アルセーヌ=ルパン全集9 オルヌカン城の謎
    正直、ルパンものというのがはばかられるくらい、ほとんどルパンが出てこないけど、シリーズの中でも大好きな本。 歴史的背景もそうだし、謎のインパクトがすごくて、最後まで一気に読みとおしたくなる。 もう少し大人むけ訳で出て欲しい〜
  • アルセーヌ=ルパン全集3 ルパンの冒険
    813に続いて読む。あの訳がよかったのかと思いましたが、こちらも良かったのです。
    ルパンと刑事との息のつまるようなやりとりがなんともいえません。
    あとはソニアの美しい無垢さ加減と、意外と有能な召使いのシャロレが。
  • アルセーヌ=ルパン全集5 813
    ルパンもの、以前1回読んだことあったかなぁ、という程度でしたが、のっけからもう引き込まれ。
    あれ、この版子供向けですよね、と奥付を確認。かなーりよい訳と雰囲気なのですが。
    そしてまぁ魅力的な変幻自在、いちいち洒脱だし。むしろ保呂草さんに近いです。
    子供向けでこんなに良い雰囲気なら、大人向けはどれだけ...続きを読む
  • 二年間の休暇(下)十五少年漂流記
    再読。
    やはり下の方が展開がスピーディーで、どうやったら悪漢どもをやっつけるのかが気になって一気読みしました(再読にもかかわらず)
    少年たちの永遠の憧れだよね~
  • 神秘の島(第三部)
    ☆一億でも足りないくらい面白かった。
    感想書いたら、ネタばらしすぎちゃうから、
    ぜひ自分で読んで!
  • アルセーヌ=ルパン全集22 特捜班ビクトール
    ルパンがしばしば警察側として登場する。
    特捜班ビクトールも、ルパンの一人二役か?

    まさかの「にせルパン」
    そう簡単にいかないのがフランスものかも。
  • アルセーヌ=ルパン全集19 ジェリコ伯爵
    ルパンは登場しない。
    フランスらしい、皮肉と悲壮な物語。
    ジェリコとエランロック。

    記憶を失う前にしたことは何。
  • アルセーヌ=ルパン全集17 バーネット探偵社
    ルパンが、バーネット探偵社をやっていた頃の話。
    相談、調査が無料で、どうやって金儲けしているのか。

    相談者(コンサルタント)の仕事の仕方の基本が分かる。
    相手の弱みにつけ込むのではなく、
    あくまでも問題を除去することによって稼ぐ。

    うまい。

    調査は無料なのに、なぜ商売が成り立つのか。
    世の中の...続きを読む
  • アルセーヌ=ルパン全集23 赤い数珠
    訳、解説 長島良三。
    トーマスナルスジャック 推理小説の美学、ハードボイルド小説論、ジョルジュシムノン論、贋作展覧会の紹介がある。
    本編は、ガストンルルーの「黄色い部屋の秘密」と同じ傾向の推理小説とのこと。

    ルパンは登場しない。欺し合い、窃盗、殺人。予期しない事態の展開。
  • アルセーヌ=ルパン全集20 バール・イ・ヴァ荘
    何重にも仕掛けられた罠。
    誰が、嘘をいい、誰が誰を騙そうとしているか。
    推理小説の醍醐味。

    ラウールがルパンであることは途中の記述で出てくる。

    訳・解説 大友徳明。
    オート・ノルマンディ地方の地図と紹介がある。
  • アルセーヌ=ルパン全集別巻3 三つの眼
    空想科学(science fiction)小説
    金星からの光によって、現れる映像。

    三つの眼は、金星からの光の商標のようなもの。
    驚きの展開と毎秒18枚という、
    人間の視覚を意識した仕様。

    科学技術への興味をそそるものがたり。
  • アルセーヌ=ルパン全集別巻4 真夜中から七時まで
    主人公はルパンかと思うくらい、活動が機敏で、女性に優しい。
    幸せな終わりで恋愛小説の要素がある。
    ロシアからパリまでのヨーロッパを舞台にした冒険小説になっている。
    殺人事件も出てきて、推理小説の要素もある。

    大友徳明の翻訳、解説。解説でパリの亡命ロシア人の活躍の紹介がある。事件の背景を知るのによい...続きを読む
  • アルセーヌ=ルパン全集別巻1 女探偵ドロテ
    別巻は、直接ルパンが登場しないものらしい。

    翻訳、解説は長島良三。解説で、
    「カリオストロ伯爵夫人」の4つの謎の一つ、
    インロボールフェルチュナを「ドロテ」が解決する。
    カリオストロ伯爵夫人で 7本の枝の燭台を解決し、

    奇巌城で フランス諸王の富
    三十棺桶島で、 ボヘミア諸王の敷石
    をそれぞれ解...続きを読む
  • アルセーヌ=ルパン全集別巻2 バルタザールのとっぴな生活
    竹西英夫 翻訳・解説

    「刺青人生」という題での紹介した本があるとのこと。
    ルパンが登場するので、翻案とのこと。

    本書では、ルパンは登場しない。
    バルタザールがルパンだと思えば、思えなくも無い。

    最後が、当たり前といえば当たり前だし、
    不可思議だと言えば不可思議な終わり方。

    5人の父親、母親候...続きを読む
  • アルセーヌ=ルパン全集1 怪盗紳士ルパン
    翻訳、解説 竹西 英夫
    絵 田中槙子

    ふりがなも多く、小学生向け。

    ルパン逮捕される(L'Arrestation D'Arsene Lupin)
    獄中のアルセーヌ・ルパン(Arsene Lupin en Prison)
    ルパンの脱獄(L'Evasion D'Arsene Lupin)
    ふしぎな旅...続きを読む
  • アルセーヌ=ルパン全集4 奇岩城
    翻訳、解説 長島良三

    暗号解読といえば、ホームズかと思いきや、ルパンでも登場する。
    最初はボートルレがルパンかと思っていた。
    予断を許さないのがルパンものの良さだろうか。

    ルパンを理解するためには,
    1 フランスが好き
    2 少し前の時代が好き
    3 推理小説が好き
    4 冒険が好き
    5 力の強いもの...続きを読む
  • アルセーヌ=ルパン全集3 ルパンの冒険
    痛快ルパン活劇。

    翻訳、解説 長島良三

    解説によると、
    刑事の名前は似た名前の人からの抗議で劇に限り変更したのを踏襲し、本作品でもガニマールではくゲルシャールになっているとのこと。
    ルパンという名前も、ロパンという名前から変更したとのこと。
    フランスらしい話題。