中原中也のレビュー一覧

  • 中原中也詩集(新潮文庫)

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    私が読んだものとは違うけれど一番内容が似ていたので登録させてもらった。やはり「サーカス」はいい。「ゆよーんゆやーんゆよゆやん」がとてもいい。空中ブランコの揺れている感じがとても良く伝わる。あと「臨終」の「この魂はいかにとなるか?うすらぎて空となるか?」を読んだときの感動がすごかった。そこまでこの詩は有名でない(あまり「サーカス」とかよりメジャーではない?)けれど、これを読んだとき泣きそうになった。頭の中に魂が煙草の煙の様に空に消えていく様子が浮かんできた。その他にも亡き子文也を歎く詩に感動した。たくさんあるけれどどれも子を亡くした親の気持ちがよく伝わってくると思う。「詩」というものは昔から意味

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    2021年08月27日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    いつまでも鮮度が落ちない悲しみ

    悲しみがきれいなものだと思うのは、きっと中也に会ったから。悲しみには小雪が降りかかるものと知っているから。
    遠く知った気になって、私はまだまだ知らないのだと。気づいたのでまだまだ新しい中也に出会える。よろこび。

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    2021年07月04日
  • 中原中也全詩集

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    文豪と呼ばれる作家たちの中で、一番大好きな中原中也の全集を本屋で見つけて即買い。やはり心に残る。何度も読み返したい。折角なので好きな詩を。「都会の夏の夜・帰郷・生ひ立ちの歌・春・幼獣の歌・骨・北の海・白紙・修道山夜曲・自滅・初夏・(僕の夢は破れて、其処に血を流した)・昏睡・暗い公園・(嘗てはラムプを、とぼしてゐたものなんです)」。 「また来ん春」と「嬰児」は文也のことを謳っているのだな、と思うと、幼くして亡くした長男のことをどれだけ中也が愛していたかが伺えて、心打たれる。

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    2021年05月09日
  • 山羊の歌

    購入済み

    やっぱり

    5月5日は中原中也の誕生日。だから読み返してみようと思いダウンロードしました。やっぱり中也の紡ぐ言葉の文章の端々に哀愁漂っていて、嬉しいことがあった時のうたにも、どこか儚げな奥深い中也らしい部分が見え隠れするのが私は好きです。

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    2020年05月05日
  • 汚れつちまつた悲しみに…… アニメカバー版 中原中也詩集

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    「生きる」「恋する」「悲しむ」で編纂された詩集。

    綺麗に流れる詩の中に時折、不整脈の様ないびつなリズム。人の心の煮え切らなさの具現。

    夭逝の詩人に現代を見て欲しい。ブランコは今も揺れていますか?ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん。

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    2020年03月28日
  • 永遠の詩04 中原中也

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    ネタバレ

    この永遠の詩シリーズは8人の詩人が取り上げられていますが、最も早熟の天才は中原中也ではないでしょうか。
    高橋順子さんの解説によると、幼いころは神童といわれ、17歳で女優と同棲、のちに失恋、愛児文也の死、そして自身の早すぎる死まで短くて波乱に満ちた生涯だったようです。
    中也のファンとしても有名な川上未映子さんも巻末のエッセイ「悲しみとはいったい何か」で中也の背負っていた悲しみについて語られています。
    その作品は、静かで明るいものから激しさを秘めたもの、七五調までと多岐にわたってその天才ぶりをうかがわせています。

    「春と赤ン坊」
    菜の花畑で眠っているのは…
    菜の花畑で吹かれているのは…
    赤ん坊で

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    2019年09月26日
  • 中原中也詩集(新潮文庫)

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    かの有名な「汚れつちまつた悲しみに」も勿論だが、中原中也の真骨頂は夏の詩であると思う。
    じりじり照らす太陽の下、じいじい蝉の声を聞きながら、ひんやりとした大樹の下にぽつり立ち尽くす、そんな孤独。冷たさ。
    平易な文体故、その冷たさが余計に刺さる。

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    2017年10月24日
  • 中原中也全詩集

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    350篇もの全詩集です。
    長かった!...けど読みやすかったです。
    中原中也の詩は先ずテンポが良いのが一つの魅力だと思います。
    読む音楽みたいなと言ったら変かもしれませんが、それくらいリズミカルなのが心地良いです。
    中原中也という人となりと、言葉や漢字の裏に隠された意味を理解出来ると嬉しくなる一冊です。
    お気に入りの詩は勿論たくさん見つけましたが、やはりサーカスが一番好きかな。
    ゆあーんゆよーんは何だか可愛らしい表現だと思います。

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    2017年04月07日
  • 汚れつちまつた悲しみに…… アニメカバー版 中原中也詩集

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    初めて詩集というのを読みました。
    この詩集は「生きる」「恋する」「悲しむ」がテーマのアンソロジーだそうです。
    有名な「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」が子供の頃、何となく聞いて???な具合でしたが、一部始終を通して読むと、それが「空中ブランコ」と認識できる、イメージを集中すれば非常に理解はしやすいと感じました。
    夕陽を「蜜柑」と例えるなど、現代人にはない想像力に触れて、次は全詩集を読みたくなりました。

    中原中也という人物は、自然をとても愛した人なんだと感じました。
    空や雪に憧れて、酒と煙草と立腹を愛し、可愛らしい色気が全体的に出ています。

    フランス語のところは注訳が欲しかったかもしれません

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    2016年12月04日
  • 中原中也全詩集

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    大正から昭和にかけて活躍した詩人、中原中也の全詩集です。文庫版ですが、読みやすくて良いです。中原中也と聞くとイメージされるのは、「汚れつちまつた悲しみに 今日も小雪の降りかかる…」と始まる「汚れつちまつた悲しみに……」が一番でしょうか?他にも美しい自然を描いたものや人生の苦悩を絞り出したものなど、たくさんの詩を残しています。作品から想像できませんが、だいぶ破天荒な人生を送っていたらしく、大岡昇平や太宰治とのエピソードは有名です。全詩集なので、気になる詩やグッとくる詩を探しながら読むのは楽しいですよ。

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    2015年08月01日
  • 中原中也詩集(新潮文庫)

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    詩というものは私にとって、どこか高尚で
    きちんと捉えて理解するのは難しいけど、
    中原中也だけは選ぶ言葉やリズム、心に思い浮かぶ情景が好きで、
    たまに読みたくなってしまう。

    孤独で儚いんだけど、そこはかとなくロックを感じます。

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    2013年10月31日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    はかない。

    かなしい。

    うつくしい。

    こころの琴線に響く中也の感性が素晴らしい。
    『雪の賦』と『生ひ立ちの歌』が特に好きです。

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    2013年02月28日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    すごくノスタルジックな思いのする作品です。
    悲しくもあり、おかしみもあり、さわやかでもあり、曇ってもいる・・・。
    中でも、「更くる夜」が一番好きです。
    静かな落ち着いた気持ちになれます。

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    2013年02月20日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    言葉を目で追っていくうちに、心が静まっていく。
    見たことあるような、ないような…懐かしいような、知らないような……
    たくさんのイメージが浮かぶ。
    中原中也のすべての詩を理解できているかと言われたら、できていないんだろうな。
    なので、これからもずっと読み続けていきたい。

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    2012年07月30日
  • 中原中也全詩集

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    ネタバレ

    「春日狂想」の「愛するものが死んだ時には、自殺しなけあなりません。愛するものが死んだ時には、それより他に、方法がない」という冒頭は、かなりショッキングだった。
    息子を亡くして書いた詩だとどこかで読んだが、似たような経験をした私は、それでも結局自殺という道を選ばずに最期まで精神不安と結核とたたかった中原中也に勇気づけられた。

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    2011年11月05日
  • 中原中也詩集(新潮文庫)

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    ネタバレ

    僕は此の世の果てにゐた。陽は温暖に降り注ぎ、風は花々揺つてゐた。(ゆきてかへらぬ)

    地球が二つに割れヽばいい、
    そして片方は洋行すればいい、
    すれば私はもう片方に腰掛けて
    青空をばかり――(この小児)

    人間の綺麗な部分も汚い部分も、哀しい部分も、全部を見せてくれる詩人だと思う。
    子どもを亡くした悲しみも、恋人への愛も、中也は言の葉に乗せて表現するのだ。
    彼の紡ぐ言葉はきっと、たくさんの人への抱擁なのだと。そんな気がするのは私だけではないのではないかと思われる、そんな作品集。

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    2011年10月02日
  • 新撰クラシックス 汚れつちまつた悲しみに ゆきてかへらぬ(小学館文庫)

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    カヴァーには古本屋の値札。入手した頃は佳いも悪いも解らなかった。ただソレっぽい空気に抱かれたかっただけ。転居準備に拾い読めば ソレっぽい空気を共有していることの なんと哀しき余生か。

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    2012年01月06日
  • 中原中也全詩集

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    詩集なので、読後の感想も詩で語りたい。


    詩人の言葉には
    「骨」がある
    「肉」がある

    詩人の言葉は
    鋭い刃物で
    皮膚を切り裂かれて
    暗い色の血を流す

    詩人の言葉は
    夏空の高みに向かって
    奔馬のように
    駆け上がる

    詩人の言葉は
    サーカスのピエロのように
    滑稽で
    哀しくて

    詩人の言葉は
    底知れぬ絶望から紡がれ
    それを読む者への
    希望に置き換えられる

    詩人の言葉は
    100年の時空を超えて
    その瑞々しさは
    いささかも失われはしない
    (了)

    中原中也の詩に出会ったことは、紛れもなく私の人生を通じて最良の経験のひとつである。

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    2011年07月07日
  • 永遠の詩04 中原中也

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    ネタバレ

    「私はその日人生に、椅子を失くした」だと思い、検索したがヒットしませんでした。中原中也で検索しました。

    中原中也の繊細な詩集です。
    年譜、資料、解説もあります。

    邪道かもしれないが、曲をつけたいものがいくつかあった。

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    2011年06月17日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    中原中也の詩はすごい好きです!
    重苦しい時もあるけれど、彼の柔らかい文体が好き。

    この詩集のP.100の「春」がいいなあと思いました。

    中原中也の詩、もっといろいろ読んでみたいです。

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    2019年01月16日