中原中也のレビュー一覧

  • 汚れつちまつた悲しみに…… アニメカバー版 中原中也詩集

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    文ストが好きなので詩集ならとジャケ買い。

    言葉のリズムや響きがよかった。
    大げさかもしれないが、日本語は美しいんだなと感じた。

    YouTubeで朗読もあるので聞いたりもした。
    まだまだ意味がわからないものの方が多いが、何度も読んでいきたい。

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    2022年01月08日
  • 汚れつちまつた悲しみに…… アニメカバー版 中原中也詩集

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     詩というものを一冊丸々読むのは初めての体験だった。

     私は小説を読むとき、
     その映像を頭で自分なりに描きながら読むことが多い。
     そうでなければ、読み進めることが難しかったりする。

     詩集というのはそういうことが難しいだろうと、
     敬遠してきた。

     この一冊を手に取ったのは、この表紙のためだ。
     「文豪ストレイドックス」
     とりあえず買ってみよう、と思って手に取った一冊。

     読んでみて、ビックリだった。
     この一つ一つの情景が映像になって頭の中に流れていった。
     そして、とにかく次の詩、次の詩とページをめくる手が止まらなかった。
     この後、どういう詩が書かれているのか気になって…

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    2021年11月07日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    自分が持っているものと表紙が違うが、出版社とタイトルが同じなのでここに書く。
    きっと内容も同じでしょう。

    『山羊の歌』『在りし日の歌』+αが載っている。
    代表作だけあってサーカスが抜きん出ているように感じたが、分かりやすいだけかもしれない。

    中原中也っていうと誰々をビール瓶で殴ったとか誰々を泣かせたとかいう破天荒なイメージがある。実際に学生時代から素行はあまり良くなかったようだし。
    そこにあのルックス。
    さらに幼少期に弟を亡くしてから詩に目覚めたいうバックボーン。
    そりゃあ人気が出るよなあ。
    不良の美青年が、詩の中では「俺は何を見ても切なく寂しいぜ」ってことを打ち明けるんだもの。

    巻末の

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    2020年12月20日
  • 汚れつちまつた悲しみに…… アニメカバー版 中原中也詩集

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    文豪ストレイドッグスのカバーだったので購入。

    一通り目を通してみたものの、詩の良さというのがよくわからず…。ぼやかさないでハッキリ言えばいいのになぁ、と思ってしまうほど。

    他にも文ストのキャラ表紙で作品が展開しているが、表紙買いをすると後悔することになるので、ある程度目を通してから買うことを推奨。

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    2020年07月08日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    詩って読むのは簡単だけれど、内容を理解するのは小説より難しいのかもしれない。学生時代の国語の授業で作者はどんな気持ちで書いたのでしょう?と聞かれたことを思い出しました。

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    2019年01月20日
  • 中原中也全詩集

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    トタンの屋根がセンベイみたいに夕陽を食ってしまったとして
    それになんの不都合があろう
    空と山とに笑われながら、思いの丈を現在に叩きつけても
    それはまったく自由であろう
    だが自由とは
    他者の自由を禁ずる自由でもあったというわけなんですよ
    それに気づいた友人たちが
    去っていくのを見送ったあと
    テンポ正しく真面目にやろうと
    思ったときには遅すぎた
    中也も息子も早くに死んで
    あとには自分のポエムのみ
    汚れっちまった悲しみのように
    誰も乗らないブランコのように
    打ち捨てられていた
    のだった

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    2017年02月09日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    久しぶりに詩というものに触れたのでとても新鮮な気持ちで読むことができた。小説とは違うので頭を空っぽにし、感じるままに文章を受け入れてみた。中原中也の世界観って素晴らしい。

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    2014年03月16日
  • 永遠の詩04 中原中也

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    冬の風のような頼りなさと、雪のような弱さと、それゆえのうつくしさを感じました。夢想の世界にとんでいってしまうものもあれば、自分の弱さに素のままに向き合っているものもあって。自分の生涯を雪にたとえたものが象徴的だなと思いました。はたして彼は、自分をよごれっちまった雪のように思っていたのでしょうか。

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    2014年03月06日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    まるで、心の中を写真で切り取ってきたような感じがした。
    だから何度読んでも、どんな状況でどんな気持ちで言葉を紡いだのか、想像が難しい詩も結構多かった。
    一方で、いくつかの詩は、すっと心に寄り添ってきた。
    "共感"したというよりも、彼の心の一欠片と今の私の感情が”共鳴”した、そんな気がした。
    私は瞬きもせずにじっと詩を見つめ、そのあと本を閉じて、しばらくぼうっとしてしまった。

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    2016年03月08日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    数のリアル中二時代を支えた詩集。
    「サーカス」と「汚れちまつた悲しみに」は有名ですよね。ゆあーん。
    暗くて怠惰でいたいたしい詩が多いですが、「夏の日の歌」みたいな情景を描写した詩が好きです。
    落ち込んだ時に読んでさらに陰鬱になって、暗い気持ちにどっぷり浸るのがいい。

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    2013年10月08日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    読み終えた。
    何か胸に残る二編の詩があった。
    ある作者の詩や詩編をこうやって集中的に読むのは初めてだと思う。
    最初は読み方が分からなくて何度も語調や速度を変えて読んでみた。
    次第にそれぞれの詩に合う速さを感じられる様に読める様になった
    のは面白い発見だった。
    何故今、中原中也を手に取ったのかはよく分からない。
    ただ年を取ったからかもしれないし、
    活字ジャンキーになったからかもしれない。
    また読んでみたいと思う。何時かはわからない…

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    2013年09月08日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    突然詩を読みたくなって。
    読んでいくと世の中とか自分の中の暗い部分が思い出させられるようですごく不安になる。そこに絶望と諦めしか見いだせないとなぜ生きていくのか分からなくなる。自分の中2な部分が共振してぶるぶる揺さぶられる感じ。あぁやだやだ。世界の、自分のどこに希望なんて見いだせばいいんだ。
    なーんてナーバスな気分になった初読でした。憂鬱だって必要な感情ならば悲観的になる必要などないだろう。でも次はもっとやさしい本を読もうっと。

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    2013年08月24日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    あまり詩は読まないし、好きではないが、「汚れつちまつた悲しみに…」というフレーズがカッコ良くて、読んでみた。

    確かに、カッコ良い。

    「少年時」「生ひ立ちの歌」のような望郷の詩でほんわかしたり。
    「酒場にて」「汚れつちまつた悲しみの…」で、ハードボイルドに人生の無常感をさらけ出したり。

    よく分からんけど、とりあえずカッコ良い。

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    2013年08月05日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    「サーカス」のリボンとか牡蠣殻とか落下傘奴とかが分からなくて色々調べてしまった。落下傘奴はテント小屋がそう見えるということらしい。言われてみるとそうかも。しかしサーカス小屋自体を見たことない私は思いもよらなかった。

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    2012年12月22日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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     自分が読んだのは角川文庫版でしたが、こうやって若い人向けにカバーを変えて読み継がれていくべき名作だと思います。
     
     詩集というのは読み手のその時の感受性によって評価も左右されてしまうので、今は読み返したりしませんが、若い頃の思い出の詩集です。

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    2017年08月15日
  • 中原中也詩集(新潮文庫)

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    トイレに常備して少しずつ読んでいます。じっくり読んだほうがいい作品。
    個人的には中也の人となりになかなか共感出来ずにいます。それでも衝撃的な詩がちらほらありました。中原中也、もう少し読んでみます。

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    2011年04月22日
  • 中原中也詩集(新潮文庫)

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    ふとした時に口ずさむ、そんな詩の数々。
    言葉と情景の生み出す物悲しい静謐さが好きです。
    黙読するよりも声に出して読みたい、そんな詩が多いですね。

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    2010年11月03日
  • 汚れつちまつた悲しみに… 中原中也詩集【語注付】

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    どこか仄暗いところが魅力的で流れるようにひとつひとつ読むことができました。三つほどお気に入りの詩があります。

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    2012年10月26日
  • 中原中也詩集(新潮文庫)

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    平素詩など読んだことはないのですが、
    ・鎌倉熱に浮かされて
    ・いつだかのレビューに「思えば遠くへ来たもんだ」と書いて、
    そういや中原中也のフレーズだよねとふと思った

    という2点をきっかけに読みました。


    元々不慣れなので、正直「詩を読む」という行為そのものが
    ちょいとこっぱずかしかったです。

    それでもやはり「汚れつちまつた悲しみに……」に代表される、
    一度きいたら忘れられないフレーズが多くありました。
    「思へば遠くへ…」の在りし日の歌は、もう少し時を経ないと
    真骨頂が分からないかなーと。

    今まで軽い気持ちでフレーズ拾ってすみませんでした。

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    2010年03月23日
  • 中原中也全詩集

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    こんなものも読んだりします。
    散文はよくわかりませんが、口に出してみるのは好きです。
    理解するのでなく感じるものだということにしています。

    短歌や俳句なども好きです。知識が無いので何を読んでよいのかわからないのが欠点です。

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    2009年10月04日