中原中也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
詩というものを一冊丸々読むのは初めての体験だった。
私は小説を読むとき、
その映像を頭で自分なりに描きながら読むことが多い。
そうでなければ、読み進めることが難しかったりする。
詩集というのはそういうことが難しいだろうと、
敬遠してきた。
この一冊を手に取ったのは、この表紙のためだ。
「文豪ストレイドックス」
とりあえず買ってみよう、と思って手に取った一冊。
読んでみて、ビックリだった。
この一つ一つの情景が映像になって頭の中に流れていった。
そして、とにかく次の詩、次の詩とページをめくる手が止まらなかった。
この後、どういう詩が書かれているのか気になって…
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Posted by ブクログ
自分が持っているものと表紙が違うが、出版社とタイトルが同じなのでここに書く。
きっと内容も同じでしょう。
『山羊の歌』『在りし日の歌』+αが載っている。
代表作だけあってサーカスが抜きん出ているように感じたが、分かりやすいだけかもしれない。
中原中也っていうと誰々をビール瓶で殴ったとか誰々を泣かせたとかいう破天荒なイメージがある。実際に学生時代から素行はあまり良くなかったようだし。
そこにあのルックス。
さらに幼少期に弟を亡くしてから詩に目覚めたいうバックボーン。
そりゃあ人気が出るよなあ。
不良の美青年が、詩の中では「俺は何を見ても切なく寂しいぜ」ってことを打ち明けるんだもの。
巻末の -
Posted by ブクログ
平素詩など読んだことはないのですが、
・鎌倉熱に浮かされて
・いつだかのレビューに「思えば遠くへ来たもんだ」と書いて、
そういや中原中也のフレーズだよねとふと思った
という2点をきっかけに読みました。
元々不慣れなので、正直「詩を読む」という行為そのものが
ちょいとこっぱずかしかったです。
それでもやはり「汚れつちまつた悲しみに……」に代表される、
一度きいたら忘れられないフレーズが多くありました。
「思へば遠くへ…」の在りし日の歌は、もう少し時を経ないと
真骨頂が分からないかなーと。
今まで軽い気持ちでフレーズ拾ってすみませんでした。