河原和音のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ひょっとしたら、砂川くんは小さい時に猛男に出会ってしまったから何も欲しいと思わなくなっちゃったのかもなー、特に人間関係に欲がなくなってあんなクールなんじゃないかな、と思った。幸せ者だな、砂川も。
砂川くん、大学進学なり就職なりのきっかけで、猛男と距離が出来た辺りでBLにスライドして欲しいキャラだなぁ。友達同士だと解ってるのに陰で猛男の悪口言う癖に自分に告って来る女の子とかずっと見てて、女子に偏見ないと思えないしなぁ。しかも美人のお姉ちゃんがいる…モテればモテるほどに心の中がしんとして来ないかなぁ、って思う。それを持ちあげてるのが猛男の存在なんじゃなかろうか、と深読みしてみる(笑)。昔、流川が女 -
Posted by ブクログ
複雑なものを読み解く喜び、と言う読み方もある。自分が気付かなかったものに気付いた時のカタルシスには、言い知れない喜びを感じたりもする。だが、そう言う自分が気付いて嬉しい、と言う事ばかりに触れていると、単純にそこにあるモノに気付かなくなっている恐れがあるんだ…と言う事に気付いた。恋愛はぐちゃぐちゃと複雑なものほど結ばれた時の感動が増すかもしれないが、この作品は手を繋ぎたいから手を繋ぎ、それが性的なものの延長線上ではなく、そうしたいと言う単純な気持ちから発生するもので、本当に「手を繋ぎたい」だけなんだ…と。体に触れたいは相手の存在を実感したいと言う表れなんだなぁ。マンガの記号として定番化してしまっ