永井淳のレビュー一覧

  • 呪われた町 下

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    ネタバレ

    屍鬼で話の流れは知ってたからそこまで怖くはなかったけど、知っててもなお続きが気になる面白さだったし神父がやられる展開絶望感すごい…^^;

    暗くなってから外出歩くもんじゃないね。

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    2024年07月26日
  • 呪われた町 上

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    以前読んだ小野不由美さんの屍鬼がこれのオマージュ作品だと知り初スティーヴンキング。
    前半は特に何も起こらなくて退屈だけど後半から徐々に不穏な空気に…!!
    下巻が気になる!

    (最初は新種の感染症を疑っていた屍鬼と比べて「吸血鬼」に辿り着くのがめちゃくちゃ早い笑)

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    2024年07月20日
  • 呪われた町 上

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    ネタバレ

    伏線回収、というか、上巻冒頭の男と少年の関係が、ここまで読んでからわかってスッキリ。吸血鬼を倒す方法は定番の。

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    2024年06月10日
  • 呪われた町 下

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    ネタバレ

    なんか呪いとか街の立地とかで悪い気が溜まってるというような話かと思いきや、吸血鬼ものだった。明らかに怪しい人物がいて面白い

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    2024年06月10日
  • カリブ海の秘密

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    久し振りに読み返しました。続く[復讐の女神]、書かれることのなかった[Woman's Realm]三部作構想の第一部に当たります。おしゃべりのなかに情報を見いだすミス•マープルは健在です。ラフィール氏との関係が次の作品に繋がっていくところが、ちょっと粋な感じです。ミステリーとしては標準かもしれませんが クリスティの好きな作品のひとつです。

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    2024年05月12日
  • 呪われた町 下

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    初期のキングの名作なのでとりあえず読破。とはいえ、2000年以降のゆるい作品から入りハマっていった身としては、初期の純文学を目指すようなレトリックの多い文体は少々疲れてしまう。もちろんそれこそがキング印だし好みの問題だけど初期は濃密なのだ。それに加え、本作は脇の人物名が本当に多くいちいち立ち止まってしまった。私は集英社版で読んだけど、登場人物はあの倍は記載してほしかった。とはいえ、この冷徹な物語はまったく古びていない。それは凄い。

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    2024年02月16日
  • カリブ海の秘密

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    リゾート地で療養していたミス・マープル。そこで殺人事件が起きて。アガサ・クリスティーはミステリのトリックや設定もさることながら、魅力的な人物を創造するのがとても上手だ。

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    2024年01月22日
  • 単独飛行

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    人間の大地に続いて飛行機もの。
    この本の存在を知ったとき、「ロアルド・ダール?え、あの…?」とすごく驚いた。
    子供の頃、彼の書いた本が大好きだった。
    『チョコレート工場の秘密』、『マチルダは小さな大天才』、『魔女がいっぱい』など、内容はうろ覚えだけどその当時の読んでいて楽しかった記憶は今でも明確に覚えてる。

    ところがこの本は童話とは打って変わって戦争体験を書いた自伝。
    訓練ないまま飛行機操縦させられて死にかけたりなど、なかなか大変な目には遭ってるにもかかわらずなぜか作中に悲壮感みたいなものは一切ない。
    日本で「戦争もの」と言われると、個人的には大岡昇平の『俘虜記』や『野火』、最近のだと百田尚

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    2023年12月22日
  • カリブ海の秘密

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    療養のためセント・メアリ・ミード村を離れて遥か彼方の西インド諸島を訪れたミス・マープル。
    そこは最早リゾートだからセント・メアリ・ミードのような人間関係は生じないかと思いきや、裕福な人間たちが限られた空間に集うわけだから根本的な人間模様は変わらない
    つまり噂も憶測も飛び交うお喋りの坩堝と化すわけだ

    ゴールデン・パーム・ホテルにてお喋りの代名詞となっている人物がパルグレイヴ少佐だね
    ミステリにおいて、口が軽い人間が殺される率は高いものだけど、彼もその例に漏れず
    ただ、この場合に厄介だったのは彼があまりにお喋りだったせいで皆が彼のお喋りを話半分にしか聞いていなかった事か

    誰も彼もまともに聞いて

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    2023年10月10日
  • 呪われた町 下

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    夏はホラーと意気込んで読み始めるものの、少し違うと下巻始まって直ぐに気になっていく。著書の世界観これも読書の醍醐味なのかと自分に言い聞かせながら読み進めるが、物語が進むにつれて「不完全燃焼」が溜まっていく。勿論自分の好み通りに進んでいくのが決して良いとは思わない!ある意味読書の醍醐味は自分の想いに対するある種の裏切り⁉︎「そうきたか!」とか「やっぱりこうなった!」という様なところに面白味が増してくる、それは必ずしも自分の想い通りにならないから楽しめる、(勿論これが全てでは無い)
    しかし著書においては、意識的に不完全燃焼が溜まっていく構成?作風?なのかと最後は納得。物語での昔の大火災と終盤で起こ

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    2023年08月06日
  • 呪われた町 上

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    夏本番!夏といえばホラー!昨年の夏に小野不由美さんの「屍鬼」全巻を読破し非常に楽しませてもらった時から、著書は気になって気になってそのまま読んでしまおうかと思っていたが今年の夏にとっておいた。また以前に著者のペットセメタリー読んだ時の興奮を思い出し読み進める。どうしても海外の物語、ユーモアやジョーク中々馴染めない部分はあるが、物語に引き込まれていく。まだまだ序盤今から動き始めるという時に上巻終了!ワクワクする期待の中 直ぐに下巻読み始める!どうしても「屍鬼」を先に読んでいたので知らず知らずのうちに比較している自分がいるが、それはそれ!非常に暑い熱帯夜が続く今日この頃、スティーブンキングの世界で

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    2023年07月30日
  • 呪われた町 下

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    下巻になって吸血鬼と対決。

    敵が吸血鬼なのはわかっていたけどオリジナルの怪物なのだろうと思っていたら日光や十字架に弱くて杭を打ち込んで倒すという典型的なものだった。

    上巻に続き、町の住民たちの経歴や様子が細かく描かれる。日常が壊れていく過程が恐怖感を煽るけど正直、誰が誰だかよくわからない。主人公もいるんだけど存在感を薄く感じてしまう。やや退屈だった。

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    2023年01月14日
  • カリブ海の秘密

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    いいねぇ、この不穏な空気のリゾート地!
    定番のクリスティーって感じです。
    私はポアロ派なのですが
    読んだらやっぱりマープルもおもしろい。
    捜査権がない老婦人だから
    より「聞き込み」重視になるわけね。

    被害者の視線の先に殺人者が…って
    それなりに推理して読んだけど
    見事に手のひらで踊らされました。
    どのカップルもそれぞれ怪しいんだもん。

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    2021年06月16日
  • カリブ海の秘密

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    ミス・マープルもの。

    転地療養の為、西インド諸島のホテルに滞在中のミス・マープル。ある日、同じホテルの滞在客の少佐が死体となって発見されます。
    高血圧による死亡として処理されますが、マープルさんはその死を不審に思い、独自に調査を始めます。
    ホテルの経営者夫婦や、滞在客たちとの会話から、複雑な人間模様も浮かび上がってきて、もう何が何だか・・・という感じですが、それでも先が気になるのでページを繰る手を止められない私です。
    いつものイギリスにいる時とはマープルさんも勝手が違っていたようですが、大金持ちで偏屈なラフィール爺さんがマープルさんの良い聞き手となった事もあり、見事に真相にたどり着くのは毎回

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    2020年10月02日
  • カリブ海の秘密

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    言わずと知れたアガサ・クリスティのマープルシリーズ。

    カリブ海が舞台の作品です。

    転地療養のためにカリブ海の宿に滞在中のミス・マープル。

    仲良くなった少佐の突然の死に疑念を抱き、事件に関わっていきます。

    ミス・マープルの捜査には派手なところはなく、ひたすら関係者とのやり取りが描かれるため、どうやって真相にたどり着くのか、最後のほうまでよくわかりません。

    しかし、最後になってミス・マープルが見聞きしたことがつながってくるのがさすが!という感じ。

    個人的には、いつものセント・メアリ・ミード村やイギリスのどこかが舞台の作品のほうが生活感があって好きですが、夏休みシーズンということで、ちょ

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    2019年08月13日
  • カリブ海の秘密

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    西インド諸島で療養中のミス・マープル。殺人犯を知っているという昔話に興じていた少佐が翌日に死体となって発見される。ホテルのオーナー夫妻、使用人、様々な旅行客。旅先で出会った人の本当の顔は知る由もない、数々の噂話も嘘か本当かわからない、そんな状況でマープルは何を信じて真相を解明するのか。

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    2018年09月24日
  • カリブ海の秘密

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    ミス・マープルシリーズ。
    登場人物の夫婦が何組もいて、誰が誰なのかわからないまま読み進んだ。集中して読んでなかったのかもしれない。最後まで犯人がわからなかった。

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    2018年08月08日
  • カリブ海の秘密

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    マープルさんってこんなに行動的だったっけ?って思った一冊でした。最初のうちはレイモンドのことを思い周りの人の話を聞いて、リゾート地は有り難いけど退屈と思ったりするいつものマープルさんだったんですが、殺人がおきてから誰かを見張ったり、事件について話す相手の横に立ってこそっと告げ口したり、生き生きして見えました。慣れてない土地、知らない人々が原因でしょうか。

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    2018年06月27日
  • カリブ海の秘密

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    マープルが甥のレイモンドの計らいで、セント・メアリー・ミードを離れて、カリブ海のリゾート地で静養している際に遭遇した三人の死亡事件。マープルは、最初に死亡したパルグレイヴ少佐の死に不審を抱き、マープルの「たったひとつの武器」である会話によって、真相を究明しようとする。
    三組の微妙な関係の夫婦や、頑固老人と従順な秘書といい加減な世話係の組み合わせなど、多彩な人物を登場させ、物語を進行させていく手腕は作者の真骨頂であり、見所である。今回は特に、パルグレイヴ少佐がマープルに見せようとした写真に写っていたのが誰であったのか、パルグレイヴ少佐がその人物がいることに気づいて写真を引っ込めた相手は誰なのか、

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    2017年08月08日
  • 野獣死すべし

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    主人公の手記から始まる物語。
    ひとり息子を轢き逃げされた男が、運転手への復讐を仄めかす。

    手記で始まったため、最後まで手記で復讐をいかに遂げるのか、成功したのかしなかったのか、そういったことを綴っていくものだと思っていた。原因があり結果に至るまでを読ませる、よくある形だと思っていたら途中でスタイルが変わる。

    復讐する人物が殺されてしまう。

    あれれ、ミステリーだったのこれ。

    突然グイッと方向転換をされ、戸惑いつつ読んでいく。
    最後は誰が殺したかも明らかになり落ち着くところに落ち着く。
    こういうのがハードボイルドというのだろうか。

    物語の中で結構唐突な感じで“22の質問”が出てくる。

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    2016年06月25日