永井淳のレビュー一覧

  • カリブ海の秘密

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    ネタバレ

    しばしば警察関係者があてがわれてきた「聞き手役」に賢き偏屈おじいちゃんが配され、物語の舞台も相まってとても新鮮。
    酸いも甘いも噛み分けた「お年寄り」同士のやり取りが心地よい。

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    2024年01月07日
  • カリブ海の秘密

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    この年になってクリスティかと笑われそうだが、旅行中に何か読む本をと思って本棚の中から一冊選んで持っていったところ大層面白かった。本棚にあったので初読ではないはずだが、読んだのは何十年か前で内容は完全に忘れていた。

    ここ最近の複雑なトリックとサスペンスが洗練されたエンターテイメントと比較して、クリスティなんて非現実的なプロットと時代がかった謎解き話かと軽く見ていたが、穂井田直実の解説にある通り、年を取って判る面白さというものは確かにある。ミス・マープルの年齢に近くなって、そろそろ老人の生活を復習しておくにはよい年かもしれない。シリーズをもうちょっと読んでみよう。

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    2023年10月09日
  • 呪われた町 下

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    前半の長い町と人の描写が終わってからは、人間vs.吸血鬼の戦い。後半はあっという間でした。
    理由はなく、ただそこに在る邪悪と善の戦い。キングのテーマですね。

    人間が屈するのか、作品により違うのでどうなるかと思いましたが物語の導入にそう繋がるのか!というラストでした

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    2023年05月20日
  • カリブ海の秘密

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    十代のころ読んだ気がするがほとんど覚えていなかった。40歳を超えた今読む方が楽しく読めたように思う。
    ラフィール氏、なんて爺さんだっ!と思ったけど中々魅力的なご老人で、ミスマープルとのコンビは最高。
    この本は難しいトリックはないけどマープル女史の魅力たっぷり。永井淳氏の翻訳も面白い。この人の翻訳でクリスティ作品もっと沢山読みたくなりました。

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    2023年04月23日
  • カリブ海の秘密

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    クリスティのミスマープルシリーズ。自分の住んでいる小さな村での出来事や人物を当て嵌めて、知らない街での殺人事件を解決に導く、いつもながら胸がスカッとする。

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    2022年08月31日
  • 来訪者

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    短編集。ブラックユーモア。
    全体的には下ネタ。ただし、ブラック。
    表題作が傑作。
    結末の怖さも際立ってるし、奇妙な謎も多く、ミステリ的にも読める。作品の構成すらも、結末を暗示させる伏線になっているようにも思う。
    他3作もまずまず。最後の「雌犬」はコメディ寄り。

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    2022年01月03日
  • カリブ海の秘密

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    ネタバレ

    早い段階で犯罪パターンが提示され、それに沿った行動をとっている人が犯人というシンプルな話ながら楽しめた。ミス・マープル物にしては出ずっぱり+情報収集のために作り話をしたり匍匐後退までして元気でアクティブ。ラフィール氏のコンビも良かったし、特に最後、空港で見送りの際の会話が、老いや死を笑い飛ばすようなからっとした格好良さで印象的。爽快な読後感。

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    2021年09月13日
  • 夢みる宝石

    購入済み

    出会ってしまった

    あっという間に話に引き込まれる内容でした。
    どうしてあの様な発想が出来るのかと不思議になります。
    と言っても、無茶苦茶な奇をてらったような内容ではなく、とても新鮮でした。
    今の時代、似たような内容の話ばかりで、面白くないわけではないけれど、新鮮味かけるものばかりで「アイデアは枯渇したのか」と感じていましたが、この1950年の作品に新しさを感じました。
    中には多少難解な言い回しの箇所もありますが、理解不能というわけではないと思います。

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    2021年06月25日
  • 呪われた町 下

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    少ない味方、荒唐無稽な内容は「こうだ!」と大声で言えば信じてくれる物でもない。悪くすれば自分たちが逮捕されるかもしれない。
    それでも立ち向かうと決めた彼らは細く微かな道をたどる。もういいよ、諦めて手を引いても誰も知らないから。そこまでしなくてもいい…

    ああ それでもそのことを自分だけは知っている。
    自分だけは

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    2020年06月21日
  • 呪われた町 上

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    登場人物の名前を覚えられない…。"彼"ってAさん?Bさん?読み返してもどっちのことかよくわからない。困ったなと思いながらも保留にして読み進む。よく分からないながらもじわりじわりと怖くなる。そんなことあるはずが無い、けど もしもあったら…?
    現実だったら…? ………

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    2020年06月20日
  • カリブ海の秘密

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    イギリスを離れ、西インド諸島で療養生活を送るミス・マープル。ある晩、とりとめのないおしゃべりを繰り返す老少佐が「殺人犯のスナップ写真」を彼女に示そうとするか、寸でのところで取りやめてしまう。そしてその晩少佐は亡くなってしまう。

    序盤で死体が登場するわりに、事件そのものの進展は遅い。だが、一見「良い人」に見える宿泊客の仮面を一つ一つ剥がしていくことで、物語に深みを与えているように思う。いつもの頼りになる仲間が不在の中、ミス・マープルと相棒を組むのが、嫌味な大富豪というのも面白い。警察や医者と事件に関する話ができない一方、大富豪との会話は老人パワーフル回転で楽しくもあり、若者とは違う視点で物事を

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    2020年03月05日
  • 少年

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    『単独飛行』を先に読んで面白かったので、遡りたくなりこちらを手に取った。
    生まれる前から、学校を卒業するまでの間のエピソード。意地悪な先生や先輩の話が多いが、常に変わらないのは母への敬慕の念でした。

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    2017年10月25日
  • 飛行士たちの話

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    第二次大戦中、英国空軍に従軍した飛行士の話。並びはほぼ時代順だろうか。
    喜劇っぽい作品もあるが、全体的に戦死・負傷者を題材としているものが多いためダークな印象。とはいえ戦闘の描写も語り手の心中も淡々と語られるためか、そこまで悲惨な印象は受けない。それがかえって現実感を増しているかもしれない。
    何れにせよ、読後に何とも言えない余韻が残る作品だった。

    どうでもいいけど、カバーの戦闘機はドイツのフォッケウルフ190?

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    2012年09月08日
  • 飛行士たちの話

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    「チャーリーとチョコレート工場」のロアルド・ダールが紡ぐ
    第二次世界大戦を舞台にした飛行士たちのお話。

    飛行士のプライドとか、かっこよさとか、
    虚しさとか、絶望とか、使命感とか、ユーモアとか・・・
    いろいろ混ざり合っている短編集でした。

    彼らは、上からの命令ひとつで飛行機を飛ばし、
    ドイツやイタリアと戦って自分が死んだり、
    友人を亡くしたりします。

    そうゆうことが、とてもあっさりと書かれています。
    それがかえって不気味だったりもします。


    短編のひとつ「彼らは年をとらない」は、
    ジブリの「紅の豚」に出てくる雲の平原のエピソードに酷似。
    こちらのほうが後味が苦い。

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    2012年06月03日
  • 少年

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    敬愛するロアルド・ダールの少年時代の自伝。
    イングランドの学校、寄宿学校で横暴な教師や寮監、先輩らにひたすらに反抗する姿が描かれている。
    気に入らない生徒を簡単に鞭で打ったりしてた時代のおはなし。最後まで権力に屈しないで疑問を持ち続けるダールが良い。
    屈しないけどあからさまに反撃もせずにちゃっかり卒業してちゃっかりシェルの採用に受かる所は、要領良いけど。

    この経験が彼の作品に大きく影響しているのは明らか。「マチルダは小さな大天才」とか。
    正しい者が、痛快な方法で悪を打ち倒す物語。正直な者が最後には報われる物語。
    「チョコレート工場の秘密」には権力者という意味での分かりやすい悪は出てこないけど

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    2011年01月05日
  • カリブ海の秘密

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    ネタバレ

    久々にミス・マープルのシリーズ。ポアロに比べると地味な感じのイメージがするミス・マープルだけど、今回は舞台がカリブ海だし事件の展開も良く楽しめた。色んなヒントがまかれていたので、真相に気がつくことができたと思うけど全く犯人に気がつかなかった。最初は嫌な感じだったラフィール氏やジャクスンとかのキャラクターが良かったな~。続編もあるのでそちらを読むのが楽しみだ。

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    2025年12月16日
  • カリブ海の秘密

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     この話の後日譚を先に読んでしまったので、これはもう読まないと……そう考えて手に取った。本来は三部作の第一作で、第二作が私が先に読んでしまった『復讐の女神』第三作は作者であるアガサ・クリスティが亡くなったことで、世に出ることはなかったという……とても残念。
     導入部を読んで既視感があり、『ああ、多分十代の頃に一度読んでるなあ』などと思った。案の定大部分が忘却の彼方なので、犯人は当てられなかったし真相もお察しという。新鮮な気持ちで読めたという利点はあれど、そうとう私の記憶力はポンコツだなあなどと感じて切なくなった。とはいえ、まだ『あ、読んだことある』と気づいただけマシだと考えてもいる。
     導入部

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    2025年10月24日
  • カリブ海の秘密

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    マープルシリーズ
    タイトルに惹かれて購入したもの

    犯人像がころころ変わった
    もはや誰もが怪しく思え
    意外なところで着地

    ミステリだけど マープルは
    ハラハラ ドキドキしたりはしない
    私は。
    どこか のんびりと行く末を
    眺めている感じだ

    つくづく人間の精神は
    掴みどころがないと感じた
    それぞれの思惑が混在していた
    固定観念を捨てると
    見えてくるものがある
    イメージに縛られない
    柔軟性が必要だ
    人を信じるのは美しいことだけど
    真実を知るのは 苦しいことだ…

    この後 続編にあたる
    復讐の女神を読むつもり

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    2025年09月07日
  • カリブ海の秘密

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    犯人候補が多すぎる。
    性別さえも決め切れなくて絞り込むのが大変。
    誰も彼も怪しい。
    クリスティ作品で犯人当てに挑戦するのは無謀だったか。
    療養で訪れた西インド諸島で事件に巻き込まれたミス・マープル。
    積極的に探偵役を引き受ける彼女と偏屈屋ラフィールとのやり取りが面白い。

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    2025年05月05日
  • 呪われた町 上

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    「屍鬼」がインスパイアを受けた本と聞いて。確かに同じような話の流れ。いろんな人の目を通して、だんだん恐怖が近づいてくることを感じてゾクゾクする。近所にこんな人が引っ越してきたらどうしよう、自分事にすると余計楽しめるかも。

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    2025年02月15日