永井淳のレビュー一覧

  • 呪われた町 上

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    夏本番!夏といえばホラー!昨年の夏に小野不由美さんの「屍鬼」全巻を読破し非常に楽しませてもらった時から、著書は気になって気になってそのまま読んでしまおうかと思っていたが今年の夏にとっておいた。また以前に著者のペットセメタリー読んだ時の興奮を思い出し読み進める。どうしても海外の物語、ユーモアやジョーク中々馴染めない部分はあるが、物語に引き込まれていく。まだまだ序盤今から動き始めるという時に上巻終了!ワクワクする期待の中 直ぐに下巻読み始める!どうしても「屍鬼」を先に読んでいたので知らず知らずのうちに比較している自分がいるが、それはそれ!非常に暑い熱帯夜が続く今日この頃、スティーブンキングの世界で涼をとらせて頂くとしよう。

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    2023年07月30日
  • 呪われた町 下

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    下巻になって吸血鬼と対決。

    敵が吸血鬼なのはわかっていたけどオリジナルの怪物なのだろうと思っていたら日光や十字架に弱くて杭を打ち込んで倒すという典型的なものだった。

    上巻に続き、町の住民たちの経歴や様子が細かく描かれる。日常が壊れていく過程が恐怖感を煽るけど正直、誰が誰だかよくわからない。主人公もいるんだけど存在感を薄く感じてしまう。やや退屈だった。

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    2023年01月14日
  • カリブ海の秘密

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    いいねぇ、この不穏な空気のリゾート地!
    定番のクリスティーって感じです。
    私はポアロ派なのですが
    読んだらやっぱりマープルもおもしろい。
    捜査権がない老婦人だから
    より「聞き込み」重視になるわけね。

    被害者の視線の先に殺人者が…って
    それなりに推理して読んだけど
    見事に手のひらで踊らされました。
    どのカップルもそれぞれ怪しいんだもん。

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    2021年06月16日
  • カリブ海の秘密

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    ミス・マープルもの。

    転地療養の為、西インド諸島のホテルに滞在中のミス・マープル。ある日、同じホテルの滞在客の少佐が死体となって発見されます。
    高血圧による死亡として処理されますが、マープルさんはその死を不審に思い、独自に調査を始めます。
    ホテルの経営者夫婦や、滞在客たちとの会話から、複雑な人間模様も浮かび上がってきて、もう何が何だか・・・という感じですが、それでも先が気になるのでページを繰る手を止められない私です。
    いつものイギリスにいる時とはマープルさんも勝手が違っていたようですが、大金持ちで偏屈なラフィール爺さんがマープルさんの良い聞き手となった事もあり、見事に真相にたどり着くのは毎回ながら感心してしまいます。
    因みに、今回舞台となった“西インド諸島”は、お馴染みの南アジアのインドではなく、南北アメリカ大陸に挟まれたカリブ海域にある群島です。カリブ海の島でリゾート療養なんて羨ましいですね。

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    2020年10月02日
  • 野獣死すべし

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    主人公の手記から始まる物語。
    ひとり息子を轢き逃げされた男が、運転手への復讐を仄めかす。

    手記で始まったため、最後まで手記で復讐をいかに遂げるのか、成功したのかしなかったのか、そういったことを綴っていくものだと思っていた。原因があり結果に至るまでを読ませる、よくある形だと思っていたら途中でスタイルが変わる。

    復讐する人物が殺されてしまう。

    あれれ、ミステリーだったのこれ。

    突然グイッと方向転換をされ、戸惑いつつ読んでいく。
    最後は誰が殺したかも明らかになり落ち着くところに落ち着く。
    こういうのがハードボイルドというのだろうか。

    物語の中で結構唐突な感じで“22の質問”が出てくる。
    いくつか挙げると

    オランダボウフウの味をよくしないためには、甘い言葉がどれだけ必要か?

    〈ライオンの保母兼乳母〉とはだれのこと、あるいはなんのことか?

    九英傑とはどういう意味か?

    ……ナンダコレ。

    これが事件解決の鍵なのかと読んではみたものの、何言ってるんだかよくわからない質問ばかり。
    結局この“22の質問”が物語にどう繋がったのかよくわからないまま終わってしまう。
    この“22の質問”に関しては翻訳された永井淳さんもよくわからなかったらしく、巻末に原文と翻訳とを記しておられ、不明とかよくわからないといった考察のようなものが記されている。
    翻訳されたかたがわからないことは勿論わたしにもわからないわけで、こっちの方がどんだけミステリーだよとツッコミを入れたくなる。

    よくわからないこともあったりだったが、面白いというかこういう作品もあるのかというのが最も感じたこと。

    本屋さんでこの本を棚に見つけたとき、『あっ、松田優作さんの映画の原作だ。』と手にとって、全く別の作品と気づいて、ひとりコッソリ笑ったのもいい思い出だ。

    それにしてもこの作品のタイトルは江戸川乱歩がつけたらしい。
    死ね、じゃなく、死ぬべし。こう表現するところに乱歩の並々ならぬ言葉のセンスの秀逸さを感じる。

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    2016年06月25日
  • フランクフルトへの乗客

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    死への旅とかと同じ陰謀ものでも
    ちょっとわかりにくい作品。
    色々広げてたたみ切れなかったような気がするのは気のせいか。

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    2016年03月22日
  • 飛行士たちの話

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    『森博嗣のミステリィ工作室』から(紹介されていたのは『あなたに似た人』でしたが)。
    森さんが『非常に影響を受けています』というだけあって、『スカイ・クロラ』を思い出す。
    「カティーナ」が印象深い。

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    2015年09月12日
  • フランクフルトへの乗客

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    ポワロ、マープル、おしどり夫婦とは無関係のスパイ物。推理はない。
    他のクリスティ作品を予想して読むと期待を裏切られるかも。
    個人的には、シリーズ以外を読むならこの作品より「そして誰もいなくなった」「チムニーズ館の秘密」だと思う。
    クリスティはスパイ物より推理物が好き。

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    2015年08月26日
  • フランクフルトへの乗客

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    世界的陰謀を阻止しようと奮闘するスパイものです。

    謎のある魅力的な女性や好奇心あふれる主人公も好きだけど、田舎に住む主人公の叔母さんが一番好きです。
    彼女は田舎で隠居生活を送っていますが、世界を動かす人々となぜか面識を持っていて、要所要所で登場してきます。
    彼女の存在のおかげでストーリーが引き締まって、面白くなっていると思います。

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    2013年02月15日
  • 野獣死すべし

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    息子をひき逃げされたミステリ作家が復讐を誓い、犯人を捜して追いつめていく。日記形態の倒叙ものとして物語の幕は上がります。

    少ない手がかりから犯人像を絞り込んでいき、次第に近づき犯行に及ぶプロセスにスリルあり。一人の人間を犯罪に駆り立ててゆく、細やかな心理描写も巧い。

    読み進めていくうちに、これはあの有名作のアレみたいになるのか、それともあの人のアレか、と変なドキドキ感を味わいましたが、そこは一味違いました。

    構成が面白い、古典の名作でした。

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    2012年03月25日
  • 少年

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    ロアルド・ダールの6〜20歳までの思い出、自伝。

    こんなにも自身の話を嫌みなく、誇張少なく、わくわく聴かせてくれる大人が、僕は大好きだ

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    2011年06月17日
  • 野獣死すべし

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    1938年の作品ということだが、さほど古臭いものではない。ミステリーの代表作のひとつとして、読んでみても損はないと思う。そんなに長くもないし。

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    2011年04月02日
  • 飛行士たちの話

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    サウンド文学館・パルナス
    ダール「あなたに似た人」「この子だけは」永井淳:訳 古尾谷雅人:朗読

    「あなたに似た人」
    人が人を殺す事は、生きるために人以外の動物を殺すのとは違う。一人でも誰かを殺せば、それ以前には戻れない。人を殺す事を義務づけられた青年達の変貌。

    「この子だけは」
    たった一人の息子を戦場に送り出す母親の絶望。

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    2014年10月20日
  • 来訪者

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    これっていう傑作は無いけど、四篇ともサクッと楽しめる。艶笑譚といってもエロさはないので、そっちの期待はしないように。

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    2010年05月12日
  • 飛行士たちの話

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    WW2にて英空軍パイロット経験のある作者の短編集。戦闘機乗りの悪夢を優しい文体で綴った内容。一番好きなエピソードは“カティーナ”です。自分の子供と重なってしまい、泣いてしまいました。

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    2009年10月04日
  • 野獣死すべし

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    戦地を渡り歩いた通信社の元カメラマンが、翻訳の仕事に身を隠しながら、一匹の野獣となって、管理社会の安穏とした生活に犯罪で挑む姿を描く。

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    2009年10月04日
  • フランクフルトへの乗客

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    アガサ・クリスティー作品。
    ポアロもミス・マープルもトミー&タペンスも登場しません。
    ジャンルとしては、スパイものなのかなぁ?
    主人公(らしくないけど…)は、外交官のスタフォード・ナイ。
    空港で、ある女性と出会ったことから国際的な陰謀に巻き込まれます。
    巻末の「クリスティーで読むイギリス使用人事情」は、森薫さん書き下ろしマンガです♪

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    2009年10月04日
  • 飛行士たちの話

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    ロアルド・ダールってもっとエンターテイメント系の人かと勝手に思っていたので、たんたんとした語りがちょっと意外。プロペラ機で戦う飛行士の話なので、「紅の豚」を思い出したりしつつ読みました。

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    2011年08月06日
  • 自動車

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    60〜70年台の話

    オイルショック以前でしょうね。
    日本車も出てきますが、完全に見下されてます。
    リバースエンジニアリングといって、購入後、分解して解析する話ですが、
    もうボロクソ。
    トヨタのMやベンツのエンジンのコピーである日産のLの時代ですね。
    本田のSシリーズ系のエンジンはスポーツカーのために外したのですかね。
    本田宗一郎さん曰くインディアンはあの時代にしてはよくやっているですが、
    自動車に参入してからの米国車の評価はボロカスでした。
    頑なにOHVのレイアウトを墨守して、ぶきっちょでも自分でいじれるのが良いところと言いたげです。
    そのお頭が少し足らない方々、倒産したり海外の会社に買収されたり、まともなのはフォードくらい、
    の方々の取材からなる書籍です。
    まあ、お好みで。

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    2025年05月06日