永井淳のレビュー一覧

  • カリブ海の秘密

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    ミス・マープルシリーズの長編9作目。

     マープルは甥・レイモンドの計らいで、西インド諸島にあるリゾートホテルに療養に来ていた。そこで出会った少佐から、ある殺人事件の容疑者が写った写真を見せられようとするが、直前で少佐は思い留まり話題を変えた。翌日、その少佐が遺体となって発見される。死因は持病の薬の飲過ぎと診断されるが、腑に落ちないマープルは情報収集を開始する。

     如何にも怪しい夫婦や富豪が登場するリゾート地。どちらかと言えばポワロが得意とする舞台に思えるが、マープルも老体に鞭打って活躍する。犯人の意外性はあるが、周辺人物や状況が都合の良い立ち回りをしていると感じたため★3。

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    2016年03月28日
  • フランクフルトへの乗客

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    死への旅とかと同じ陰謀ものでも
    ちょっとわかりにくい作品。
    色々広げてたたみ切れなかったような気がするのは気のせいか。

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    2016年03月22日
  • 飛行士たちの話

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    『森博嗣のミステリィ工作室』から(紹介されていたのは『あなたに似た人』でしたが)。
    森さんが『非常に影響を受けています』というだけあって、『スカイ・クロラ』を思い出す。
    「カティーナ」が印象深い。

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    2015年09月12日
  • フランクフルトへの乗客

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    ポワロ、マープル、おしどり夫婦とは無関係のスパイ物。推理はない。
    他のクリスティ作品を予想して読むと期待を裏切られるかも。
    個人的には、シリーズ以外を読むならこの作品より「そして誰もいなくなった」「チムニーズ館の秘密」だと思う。
    クリスティはスパイ物より推理物が好き。

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    2015年08月26日
  • 来訪者

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    あの『オズワルド叔父さん』が巨万の富を築き悠々自適に暮らす、彼の日記からその人となり、人生観が知れる。4篇の短篇がおさめられているが全て性愛に関するものである。全然エロくないんだけどね。「雌犬」に出てくる“雌犬”は例の媚薬なのだろうか。

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    2015年07月23日
  • 飛行士たちの話

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    母の実家の本棚から頂いた一品。大人向けのロアルド・ダール初めて読んだ。ダールさんが飛行士をやっていた経験から書かれた本作はダール特有のブラック・ユーモアがピリッと利いた少し大人な短編集。雰囲気だけだと森博嗣の『スカイ・クロラ』シリーズっぽい。これがダールさんの処女短編集だそうな。2012/259

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    2015年07月23日
  • フランクフルトへの乗客

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    世界的陰謀を阻止しようと奮闘するスパイものです。

    謎のある魅力的な女性や好奇心あふれる主人公も好きだけど、田舎に住む主人公の叔母さんが一番好きです。
    彼女は田舎で隠居生活を送っていますが、世界を動かす人々となぜか面識を持っていて、要所要所で登場してきます。
    彼女の存在のおかげでストーリーが引き締まって、面白くなっていると思います。

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    2013年02月15日
  • 野獣死すべし

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    息子をひき逃げされたミステリ作家が復讐を誓い、犯人を捜して追いつめていく。日記形態の倒叙ものとして物語の幕は上がります。

    少ない手がかりから犯人像を絞り込んでいき、次第に近づき犯行に及ぶプロセスにスリルあり。一人の人間を犯罪に駆り立ててゆく、細やかな心理描写も巧い。

    読み進めていくうちに、これはあの有名作のアレみたいになるのか、それともあの人のアレか、と変なドキドキ感を味わいましたが、そこは一味違いました。

    構成が面白い、古典の名作でした。

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    2012年03月25日
  • 少年

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    ロアルド・ダールの6〜20歳までの思い出、自伝。

    こんなにも自身の話を嫌みなく、誇張少なく、わくわく聴かせてくれる大人が、僕は大好きだ

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    2011年06月17日
  • 野獣死すべし

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    1938年の作品ということだが、さほど古臭いものではない。ミステリーの代表作のひとつとして、読んでみても損はないと思う。そんなに長くもないし。

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    2011年04月02日
  • 飛行士たちの話

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    サウンド文学館・パルナス
    ダール「あなたに似た人」「この子だけは」永井淳:訳 古尾谷雅人:朗読

    「あなたに似た人」
    人が人を殺す事は、生きるために人以外の動物を殺すのとは違う。一人でも誰かを殺せば、それ以前には戻れない。人を殺す事を義務づけられた青年達の変貌。

    「この子だけは」
    たった一人の息子を戦場に送り出す母親の絶望。

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    2014年10月20日
  • 来訪者

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    これっていう傑作は無いけど、四篇ともサクッと楽しめる。艶笑譚といってもエロさはないので、そっちの期待はしないように。

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    2010年05月12日
  • 飛行士たちの話

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    WW2にて英空軍パイロット経験のある作者の短編集。戦闘機乗りの悪夢を優しい文体で綴った内容。一番好きなエピソードは“カティーナ”です。自分の子供と重なってしまい、泣いてしまいました。

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    2009年10月04日
  • 野獣死すべし

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    戦地を渡り歩いた通信社の元カメラマンが、翻訳の仕事に身を隠しながら、一匹の野獣となって、管理社会の安穏とした生活に犯罪で挑む姿を描く。

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    2009年10月04日
  • フランクフルトへの乗客

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    アガサ・クリスティー作品。
    ポアロもミス・マープルもトミー&タペンスも登場しません。
    ジャンルとしては、スパイものなのかなぁ?
    主人公(らしくないけど…)は、外交官のスタフォード・ナイ。
    空港で、ある女性と出会ったことから国際的な陰謀に巻き込まれます。
    巻末の「クリスティーで読むイギリス使用人事情」は、森薫さん書き下ろしマンガです♪

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    2009年10月04日
  • 飛行士たちの話

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    ロアルド・ダールってもっとエンターテイメント系の人かと勝手に思っていたので、たんたんとした語りがちょっと意外。プロペラ機で戦う飛行士の話なので、「紅の豚」を思い出したりしつつ読みました。

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    2011年08月06日
  • 自動車

    000

    60〜70年台の話

    オイルショック以前でしょうね。
    日本車も出てきますが、完全に見下されてます。
    リバースエンジニアリングといって、購入後、分解して解析する話ですが、
    もうボロクソ。
    トヨタのMやベンツのエンジンのコピーである日産のLの時代ですね。
    本田のSシリーズ系のエンジンはスポーツカーのために外したのですかね。
    本田宗一郎さん曰くインディアンはあの時代にしてはよくやっているですが、
    自動車に参入してからの米国車の評価はボロカスでした。
    頑なにOHVのレイアウトを墨守して、ぶきっちょでも自分でいじれるのが良いところと言いたげです。
    そのお頭が少し足らない方々、倒産したり海外の会社に買収されたり、まともなのはフ

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    2025年05月06日