あらすじ
石油会社入社後、赴任先のアフリカで体験した楽しくもスリリングな数々のエピソード。その後、第二次世界大戦が始まり、英国空軍飛行士として中東やギリシャを転戦しながらの冒険の日々。そして戦地から手紙に託した母への想い……短篇の名手が波瀾万丈の青春時代を綴る『少年』の続篇の自伝
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Posted by ブクログ
いつ買ったのか正確に覚えていないが、家にあったので読んでみた。
挟まれた栞を見る限り、品川駅で買ったみたいなので、新幹線に乗る前の旅情に釣られて買ったんだろう。
戦時中の話ではあるが、重苦しさはなく、旅行記を読んでいるような感じ。
常に自分の中のギリシャやパレスチナでの思い出、というか空気や匂いや喧騒が、頭の中で感じられて、とても心地よく、旅立つ前のワクワク感を楽しみながら、読むことができた。
『少年』も読んでみよ。
Posted by ブクログ
20世紀初頭の飛行機乗りの自伝。当時の人がみんなそうなのか、この著者が特別なのかわからないが、すべての人が慈愛に満ちている。
まさに古き良き時代を感じる名著。
Posted by ブクログ
ダールの作品の原点を確認することができました。
「マチルダ」、「チョコレート工場の秘密」、「こちら愉快な窓拭き会社」の3つが、 同じ著者の作品だと知らずに、それぞれ読んでいました。
単独飛行を呼んで、3つの本の共通点に気がつきました。
極限の経験、人間に対する愛情、大人の権威に対する反発。
この3つの視点が、作品ごとに、それぞれほどよく混ざっています。
この本を読んで、ダールの本を安心して子供に勧めることができるようになりました。
ますますダールのファンになってしまいました。
ps.
宮崎アニメの「紅の豚」の題材の一つだといわれているそうです。
Posted by ブクログ
やっぱり好き。
ロアルド・ダール作品の根底にはいつも不条理があって、その中でいかに自分として生きるか、というのが書き方がなされている気がする。
戦争も日常。
飛行機から眺めた素晴らしい景色。
母への愛。
Posted by ブクログ
人間の大地に続いて飛行機もの。
この本の存在を知ったとき、「ロアルド・ダール?え、あの…?」とすごく驚いた。
子供の頃、彼の書いた本が大好きだった。
『チョコレート工場の秘密』、『マチルダは小さな大天才』、『魔女がいっぱい』など、内容はうろ覚えだけどその当時の読んでいて楽しかった記憶は今でも明確に覚えてる。
ところがこの本は童話とは打って変わって戦争体験を書いた自伝。
訓練ないまま飛行機操縦させられて死にかけたりなど、なかなか大変な目には遭ってるにもかかわらずなぜか作中に悲壮感みたいなものは一切ない。
日本で「戦争もの」と言われると、個人的には大岡昇平の『俘虜記』や『野火』、最近のだと百田尚樹『永遠の0』とか重いのばっかが思い浮かぶので、結構新鮮だった。(戦争に勝った国と負けた国の違い!と言われたらそれまでなんだけど…)
読み終わって改めて、もう一回あの頃好きだったロアルド・ダール作品を読み返したくなった。当時と同じようにはもう読めないだろうけど、きっとそれはそれで面白いんじゃないかと思う。
彼の幼年期についての自伝『少年』も読んでみたい。
あと、解説は宮崎駿。これもとてもいいのでぜひ。
宮崎駿がこの作品を、というかロアルド・ダールを好きなの、解釈一致すぎて一人でうんうん頷いていた。笑