増田寛也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2021/06/19
第5章北海道の地域戦略で有名
北海道総合研究調査会五十嵐嘉子理事長
北海道の札幌市と地域の人口問題分析
地域の人口減少・高齢化
札幌の高齢化
ただし経済・産業の分析はない
「地域の稼ぎ」についての司令塔がない
労働力の減少、市場の縮小で自然死を待つだけ
20181110
ショッキングで社会に大きなインパクトをもたらした本 近年ナンバーワンの影響力
地方創生につながった 具体的な実績・成果を出せるかが政治と国民に問われている
ファクトベースで見たくない現実を露わにした 後は我々の責任
高齢化・人口減少の進み方は一様ではない 東京圏 中核市 地方都市 過疎市町村
人 -
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政府が進める「東京圏への一極集中の是正」政策のきっかけを知れる本。
この本を読めば、国の地方創生に関する施策がどういった目的で行われているのか大枠が掴める。
この本の価値として、言われてみれば当たり前だが、勘違いする人も多い人口論を、データに基づいて論理的に示したところにある。
・合計特殊出生率が回復したところで人口が増加するわけではない。
・人口対策は早ければ早いほど効果が高い
・若年女性(20〜39歳)が転出する市町村は、加速的に人口が減少する。
・東京に一極集中させることで、生産力を高める方策は持続的ではない。(将来的に地方からの人口流入がなくなり、東京でも人口減少に陥る)
特に消 -
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”このままでは2040年に896の自治体が消滅する”と主張した2014年の通称”増田レポート”。9割の子どもが生まれる20-39歳の女性が人口減のキードライバーであるという考え方に基づき、2010-2040年にかけてその層が5割以上減少する自治体が消滅自治体の定義である。
本書は有識者団体である日本創生会議の座長として、岩手県知事・総務相を努めた著者が、レポートの詳細のロジック、有効な対策などについて取りまとめた1冊である。
レポートの公表から7年が経つが、本レポートの意義は色褪せていない。人口減少を食い止めるために少子化対策が重要であるのは間違いがないが、そのためのKPIとしてとかく出生 -
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当時、話題となった一冊。
平成26年5月に発表された「日本創成会議」の報告書、いわゆる「増田レポート」は、20-39歳の女性の減少に着目して、2040年には896の自治体が消滅しかねないというショッキングな内容で各方面の注目を集めた。
本書はその「増田レポート」をベースに、北海道など各地での取り組みや、人口問題に詳しい藻谷浩介氏との対談などをまとめ、新書にしたもの。
自治体消滅という言葉は衝撃的ではあるが、データそのものは、決して目新しいものではない。
本書にも書かれているとおり、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)」は、いつでもホームページで見 -
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介護付有料老人ホームの現場にいる者としては、高齢者を単にサービスを受けるだけの存在にしないように気を配っているけれど、「ゆいまーる那須」のようにお互いに支え合いながらコミュニティをつくるところまでは、とてもいっていない。歯がゆいです。他でも書きましたが、政府が2025年をめどに構築を目指している、住み慣れた地域で人生の最後まで暮らし続けられることを目的とした「地域包括ケアシステム」(それに添って行政の指導も、介護保険の単位も、学校のカリキュラム決められている)は、前提(統計的事実を無視して、必ずしも皆が目的としていないものを自明のごとく目的として)が間違っているうえに、物理的にも不可能(人も施
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これから、2025年の東京を考える1冊。急速に老いる都市、東京という一端を知ることができる。
待機児童の問題もあるけれど、働き方、生き方そのものを変えていく、仕組みづくり自体が大事だな、と思う一冊。金沢、北九州(福岡)くらいの都市機能を持つ都市こそ、未来を描きやすいのかもしれない。
(1)2025年において東京の介護需要不足は24.4万人。
(2)CCRC=Continuing Care Retirement Community(継続的なケア付きリタイアメント・コミュニティ)。介護ケア生活支援サービス付きの地域共同体。高齢者を主体的な存在として位置づけ、地域社会の担い手にする事。にシェア金沢に