真梨幸子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ある少年が、受験戦争を潜り抜けて名門難関校に合格したのに家庭内暴力の末、父親に殺されてしまったという「西池袋事件」。
事件から16年後、新たな悲劇が起こる――。
「西池袋事件」を軸として、2つの仕事をかけもちしながら何とか生活している久保のパートと、落ちこぼれの少年と帰国子女の少女の交流を描く過去のパートが交互に語られる、複雑な構成。
独り言のような一人称が、どこまで現実でどこまで妄想なのかわからなくなります。
時系列もあいまいで先が読めず、ブツ切りのトピックを積み重ねるブログを読んでいるような感じ。
読者の共感を拒む文章が、いっそすがすがしい(笑)!
ミステリとしては破綻しているというか、ちりばめられた伏線がうまく回収されているようには思えないので結末ではカタルシスを味わえないのですが、どの登場人物も病んでいて、その病み描写が読ませどころ。
現代を生きる人の閉塞感を描きたかったのかなー、と思います。
もっと情報を整理して、綺麗で読みやすい構成にすることもできたんじゃないかと感じましたが、多分、あえてこんな構成にしたんじゃないかな。
多面性を持つ複雑怪奇な「人間」をなぞるように、複雑な構成にしたんじゃないかと。 -
Posted by ブクログ
エキセントリックな名も無き画家の作品を集め始めた母に翻弄される娘。
この画家と昔同居していた、プールで溺死した有名小説家。
最近パッとしない広告プランナーは画家と小説家に目をつけ、広告企画に連動させるために二人の死を劇的な物語に仕立て上げようと奔走する――。
様々な人の視点から捉えられた事実が輻輳し、やがて決壊の後に収束していく。
この先どうなっていくのか、お話の着地点が全く読めず、とまどいながら読み進めていきました。
また、一人称と三人称が混在しながら展開していくので視点がころころ変わり、落ち着かなかったのですが、あやういけれど限りなくパワーのある語り口に翻弄されました。
話の方向性が錯乱してるし、ミステリとしては最後の数ページで急に答え合わせが始まるし、欠点もたくさんあると思いますが、人の僻み嫉みや悪意をえげつなくえぐり出し、他人の不幸を覗き見しているような感じで面白かったです。 -
購入済み
一気読みしないと無理
一人称で語る手法ですが、これが話を分かり辛くしていて内容を楽しめませんでした。読後の満足感も味わえず購入を後悔しました。こういう小説は紙の本の方が良いのかもしれません。
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購入済み
お勧めしません
評価が高く期待していたのですが見事に裏切られました。最後はただの辻褄あわせの説明を会話形式でにしただけで余韻もうなにも残りません。今の真梨幸子さんの作品のような人間の本質をえぐり出すという感じとは程遠い出来です。