津田大介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いつの頃からか「マスゴミ」という蔑称が主にネット上で流布されるようになった。マスメディア、ネットニュース、ソーシャルネットワークなどへの批判的視点は必要。確かに「世俗」を忌み嫌う敬虔な信者にとっては、見るに値しない「ゴミ情報」が氾濫しているのも事実。
しかし、意に沿わない主張や情報を切り捨てるのではなく、ただそれらを鵜呑みにするのでもなく、上手に付き合うことはできないのだろうか。
情報収集の作法や、メディアを使いこなす基本的なリテラシーを高める方法論について、メディア・アクティビストの著者が解説。「新聞に未来はあるか?」「電子書籍の行く末は?」など、いずれも編集者としては気になる問い -
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「発信しなければ、得るものはない」
ふらっと書店によって、ブックデザインに惚れました。
新しいシリーズのようで、新書サイズのプレーンなデザイン。表紙から本文まで、さらに読者はがきまで同色で統一されていて、さらにいい紙なのか指触りもよい。結構気合いが入っていると思います。ついつい全シリーズそろえたくなります。
この題名は柄谷さんの呼吸するように本を読む的なものが元ネタでしょうか、うまく内容を表している粋なタイトルだと思います。
なんか、どう活用するのか分からなくてTwitterなんてほとんど使ってなかったんですけど、この本を読むと凄い可能性が広がる気がして、いっちょつかってやろうじゃな -
Posted by ブクログ
ネタバレニコニコ超会議にて直接津田さんから購入。サインもらう。
・人は思考の焦点をどこに合わせて意識的に情報を収集しているのか?それによって現実の捉え方が変わる。(p143)
⇒それをしっかり残してアウトプットすることも大切。毎日行くところでも意識的に情報を収集することで、小さな違いに気付くことができると思う。その小さな違いが大きなキッカケになると信じたい。
・茨城県潮来市(イタコ市)も震災の影響で2ヶ月間インフラがだめだった。ただ福島原発という被災地によって、メディアから放送されなかった。このような「中被災地」の情報もソーシャルメディアでカバーする必要がある。(p188)
⇒ソーシャルメディアで小 -
Posted by ブクログ
前提として、インターネット選挙が解禁される以前に書かれたもの。そして個人的には、著者は「ネット×選挙」について若干オプティミスティックすぎると感じた。
まず現状の法案の決定フローにおける問題点(=誰が決定権をもつのかを選出する時点で法案が通る/通らないがだいたい決まる)を指摘。
次にソーシャルメディアをはじめとしたインターネットの双方向性に着目。「双方向性を持つ=一次情報に触れることができる」ということ。
一旦デモ論へ話がうつり、デモのメタメッセージ(=群衆がメッセージを伝えようとしていること自体がもつメッセージ)について述べる。デモのメタメッセージとは、ある問題に対して反対意思をもっている存 -
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呼吸方はインプット、アウトプット。アウトプットに重きを置いているように感じた。
著者はツイッターの使用者としてキーパーソンのようだ(本書を読む限りでは)、そして、アウトプット、ツイッターへの書き込みは大切だという。情報は流れており、その中から、有効な情報を得る。人をチャンネルにして取り込む。チャンネル=キーパーソンである。情報を得るためには、情報発信が必要である。発信しなければ得るものが無い。著者は発信手段として「メルマガ」という携帯を選んだようだ。必要なのは、リアルな結び付きで、人と合うこと。ネットで情報送受は送金システムがしっかりしているか?
目次から
情報の受発信は「連想ゲーム」
情報 -
Posted by ブクログ
ウェブで政治が動くというタイトルではなくこちらのタイトルになったそうですが、これだけソーシャルメディアが発達してくればネット選挙とかネット政治とかの流れになっていくことは自然なのではないでしょうか。
古いやり方でななくて、その時代に即したやり方でやってくのがベストだと思うしそんなに不都合だったり悪いことではないのでこれだけ広まっているのではないでしょうか。
いつまでも古いやり方でやっていても変わらないし、それがベストな方法とは限らないしその方法で対処できるとは思わないし、いい方法というのは生まれてくるというのが世の常なのではないでしょうか。
もっと身近に政治を感じ、国民が参加できて、本当に政治