篠田真貴子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
共働きカップルが、
双方のキャリアと、パートナーや家族との愛を両立させるためにはどうすればいいかを示した指南書
家庭を回すためには、どちらか(主に女性側)がキャリアを犠牲もしくは妥協するしかないと思い込んでいたが、
そうではない選択肢も沢山あると気付かされた。
また、キャリアや生き方について、子育て中だけでなく、50代以降も悩んだり、新たな選択肢をもつために数年単位で猶予期間や学び直し期間を持つことが当たり前なんだと実際のカップル事例を見て勇気をもらった
●何となく決める、察するではなく、転換期ごとのパートナーとの対話が大切
例)子育て期にどちらを(もしくは双方を)一番の働き手とするか
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Posted by ブクログ
カップル双方がキャリアを発展させたいと考えている時に直面する3つの壁を各国のさまざまなカップルの事例を用いて活き活きと論じている良著。
結局のところ、様々な人生の難所において、パートナーとの関係が安心できるものであり、オープンな会話ができる状態を保つため、たとえ夫婦であっても関係構築の労力を割くことが必要であるということを述べているのだと感じた。
仕事や子供に対して労力を割くことは皆違和感なく受け入れているが、自分の最も近くにいる人にしっかり労力をさけているか?それが問題である。
夫婦関係も決して「何も話さなくても安心できる関係」がベストなわけではない。夫婦といえども2人とも変化していく人間で -
Posted by ブクログ
ネタバレ自身のキャリアや子育てで悩み、家族としてどうありたいかわからなくなった時に読みたい本でした。
私は今結婚して2年目で、そろそろ子供が欲しいけど、仕事も成長を感じていて楽しいと感じています。また夫婦仲は非常に良く、お互いしたい仕事ができています。そんな中子供がほしいと思った時に、環境の変化によって2人の関係が変わってしまったら、どうしようと不安に感じました。だからこの本を読むことで、これからどんな不安が訪れるのかを経験者の事例を見ながら想定し、未来へ向けて備えたいと思いました。
この本は具体的な例をあげながら、どんな試練がどんなことをきっかけに2人に訪れるのかを説明してくれます。それだけでな -
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Posted by ブクログ
結婚前、私は夫に「2人で1になるのではなく、1と1で2以上になりたい」と話しました。
依存関係ではなく、個別化することがお互いそして二人の幸せに繋がると信じたからです。
この本はそんな関係性を求める人にぜひ読んでほしい。
関係性は結んで終わりではなく、育むことが大切。
〜本文から引用〜
「カップルの関係は、価値観・限界・不安を共有し、その共有を続けることがより良い人生につながると気づいたときに、本当に始まるのかもしれない。どんなカップルにとっても、対話をするのに一番いいタイミングはいまだ。早ければ早いほどいい」
「価値観は道の方向を決め、限界は道の太さを決め、 不安は両脇に崖があるかもし -
Posted by ブクログ
ネタバレ「カップルとしての」キャリアへの向き合い方、という視点はこれまでになく興味深かった。
結論としてはシンプルで、オープンに2人で根気よく妥協せずに話し合いをすること、仕事も愛もどちらも大切にする努力を惜しまないこと、ということになるかと思う。当たり前のことといえば当たり前だが、実践するのは難しく、ケーススタディとして複数のデュアルカップルの軌跡を知ることができるのは有用だと思う。
また、扱っている期間が幅広く、人生の後期に起こるであろう転換期について、先人の事例から学ぶことができるのはありがたかった。
初めは子育てしながらのキャリア形成のついて学びを得たいという観点で手に取った一冊だったが、