篠田真貴子のレビュー一覧
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ネタバレパートナーと読んだ。
以下抜粋
経済的判断基準に頼りすぎるというのは、わたしが調べた第一の転換期のカップルがよく陥る罠だった。彼らは最大限の収入を得るために、住む場所を選び、優先させるキャリアを選び、どちらが主に子供の世話をするか選んだ。
当事者であるカップルの価値観や望みを、経済的な必要性よりも軽視しているからだ。
ある決断をするときに、その決断の実際的な側面の下に横たわる感情や価値観、不安などを理解し、共有し、話し合っておけば、それをあらかじめ軽減しておくことができる。
人生の本当のパートナー同士は相手を頼らずにそれぞれ独立するのではなく、互いに依存するものだからだ。
「わたしはあなたの自由を尊重するから、あなたもわたしに同じようにしてほしい」結果はゼロサムゲームになるだけであるーつまり、一方の利益が他方の損失になる。
最初にやるといいのは、自分たちが中期的なスパンでーたとえば、これから5年くらいのあいだにーキャリアと人生に何を求めるのか、二人で話し合うことだ。
わたしたちがパートナーに望むのは、わたしたちを形づくってくれることではなく、わたしたちが最良の自分、本来の自分を解放できるよう手助けしてくれることである。 -
Posted by ブクログ
ふとした瞬間に自分自身が喋りすぎてしまうことや話を聞いてなく他のことを考えていることに対して、このままじゃ良く無いなと考え、良い聞き手になるきっかけになれば良いと思い本書を手に取った。
本書を読む前は良い聞き手とは何だろう?と漠然とした特に考えもしなかったが、本書の中での良い聞き手の定義とは、「好奇心を持つこと」「よく知ってる人であろうと〜だろうと決めつけない」「沈黙にも我慢できる」「自分を主張しない」などであり、今の私と反対側にいることを改めて認識した。
特に自分の意見を言いたい、主張したい欲が強く、且つ、人の話を聞いてる時に次なに言おうかなとか、なぜ?との問いもだしてしまうことは良い聞き手にはならないと捉えた。
また、好奇心を注げる分野は限られており、できるだけ相手の話に好奇心を持って聴くことはより意識しつつ、好奇心を多少持って人の話を聴けるテクニックもあれば習得したい。
Podcastをよく聞いているが、それらの良い聞き手の方の姿勢も学び、少しずつ人の話を聴けるようになれればと考えている。 -
Posted by ブクログ
傾聴の大切さといかに多くの人ができていないかを、多くの人をインタビューしてきた著書が説明。
ハウツーやテクニックの紹介ではなく、聴くときの心構えや、傾聴によって得られる人間関係や学び、豊かさの説明に重きを置いてる。
聴きながら次の回答や方向性を考えるのではなく聴くことだけに集中して、会話がどこへ行くかわからない不安を恐れないというのは学びがあった。
そもそも、相手への純粋な興味関心が土台になるので、小手先のテクニックだと見抜かれるのも同感。
コミュニケーションは得意なつもりだし、それで飯を食ってるまであるけど、発信ばかり気にしていたので、まだまだできてなかったなと気づけてとても良かった。 -
Posted by ブクログ
・私たちは聴いてきたものの集大成。
・私たちの人間関係一つ一つの出発点には、各自がそれぞれの人生で作り上げてきた愛着があり、それが世間での自分のあり方や、互いへのあり方を形作っている。
・聴くことに何より必要なのは好奇心。
・好奇心があるということは思い込みがないこと。
・相手が何を言うか自分には分かっているとか、自分の方が良く知っているという思い込みをなくせ。
・関係を作るには、何か共通点がないか聞きながら話し、徐々に信頼関係を気づくのが王道。
・値踏みするようにプライベートな質問を浴びせるのは尋問。知ろうとするのではなく品定めしようとしている。
・付き合いが長くなると、互いに相手への好奇心を失いがち。思いやりがないからではなく、相手を知っていると思い込んでいるから耳を傾けない。
「近接・コミュニケーションバイアス」
・親密であるが故に、相手も自分と同じものを見ている、考えは似ているという錯覚が生まれる。
・詮索は最も信頼を失う。
・違いを受け入れ学ぶ事で、人は学び、理解を受け入れる。
・良い聞き手とは、聞き手と同じ感情になって聞けること。
・自分がなぜその話を相手にしているのか、自分にとってそれがどういう意味を持つのか。人は、それを相手に理解してもらいたい。話の細かいところを知ってもらうのは重要ではない。
・聴くことの核心は「何が重要か」を探ること。探偵のように「この人はなぜこの話を私に聞かせているのだろう?」と常に自問しながら聞く。
・「相手がなぜそれをあなたに言ったのか」をくむこと=共感
・話し手が伝える内容のうち、ことがらはほんの一部。
会話をする時に、本人にとってなんらかの意味があるから、人は誰かに話す。言葉が頭に浮かび、それを口に出すのは、言葉が人の注意を引くからであり人に反応してもらいたいから。あなたは、その言葉の下に潜む相手の意図と意味を理解することで、その人への共感を抱く。
・事実の奥には必ず感情がある。
・相手の視点を受け入れることは人間の器を大きくする。
・優れた聞き手は、余っている処理能力を頭の中での寄り道に使わず、相手の話を論理的にも直感的にも理解するために全力を尽くす。
・自分が間違っているかもしれないという可能性を考えながら聞く。
・「なぜ」という質問は身構えさせる。
・データはデータが有る場所しか照らさない。
・聞くことのできない要因に、自分への不安感が有る。
・ユーモアは、自分が話をコントロールしたいと思いから解放され、その話がどこに向かうとしても共に歩む忍耐と自信のある人のところにやって来る。
・人がどう世の中を解釈するかは言語に依存する「言語的相対性」。
スウェーデンでは、時間は長短。スペインでは大小。
線の伸びる動画で長いほうが長く感じ、液体が満たされる動画で体積の多いほうが長く感じる。(実際には変わらない)
・自分の恐怖心や感受性で人の話を聞けなくなった時に自分の感情を認識する。
・「自分の聞きたいようにしか聞かない」人は騙されやすい。
・下手な聞き手は「ずらす」対応を、上手い聞き手は「受け止める」対応をする。
・ずらす対応はナルシズムに基づく。
・受け止める対応は、真剣な好奇心に基づかなければならない。
もっと多くの情報を浮き上がらせるためにあるもの。自分の意見を押し付けるものであってはならない。つまり、「それってムカつかなかった?」ではなく、「あなたはどう反応したの?」のようなオープンクエスチョンだ。
・「自分はすごい」と見られたいだけの質問に気をつける。
自分が求めている答えが返ってくるような質問にも気をつける。
「だよね?」で終わる質問にも気をつける。
・自分の感情をひとまず置いて、相手の感情に耳を傾ける。
・自分が解決しよう、助言しよう、修正しよう、気を紛らわせようと飛びつくと、相手が状況にうまく対処する力がない「私なしにあなただけで解決するのはムリ」といっていることになる
・右耳は言葉を、左耳感情を聞き取る
・最高の会話とは継続的な聞くことの「フィードバックループ」
・聞き手にも影響力がある。その会話にどれだけ力を注ぐか、それをどのタイミングでやめるか、聞き手が決められる。
・愛情を議論と説得で勝ち取ることはできない。
・耳を傾けられない理由が自分自身について何か物語っているのかもしれない。
・プライベートな話をする時、それが何であれその人の一部が差し出されている。けして蔑ろにしてはならない。
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Posted by ブクログ
ネタバレ聞く能力は、話す能力以上に困難で、本書はその原因について色々な側面からアプローチし、ヒントを提示している。例えば私も人の話を良く遮ることがあるが、これは相手の話す内容以外に自分の考えを否定されないための防衛手段との見方に非常に納得した。
【気になったフレーズ】
・人の話が聞けず気が散る原因は、次に何を話そうか考えてしまうから
・話し手への質問は、相手の考えを変えるためなどではなく、好奇心からでないといけない。
・賛成できない人の話を遮るのは、まるで自分の存続にかかわる脅威のように感じるため。
・「自分が間違っているかもしれない」という可能性を考えながら聞く
・ストレスが溜まる原因のひとつは、人の話を能動的でなく受動的に聞いているから。
・話し手の問題を解決してあげたり、安心させようとする聞き手本位の提案等の「ずらす対応」はしないこと。
・「学校どうだった?」「宿題はあるの?」の様な質問はチェックリストを読んでいるようなもの。この様な質問だけにならないように注意する。
・耳を傾けられない理由が、自分自身について何か物語っていないか考えてみる。 -
Posted by ブクログ
普段から聴いている「cotenラジオ」の深井さんがYouTubeで紹介していたので購読。
上手に話すことがもてはやされる時代で、話すことよりも相手の話に耳を傾けることが何よりも価値があるということ教えてくれた。個人的に心に響いたのは、聞く行為を妨げるのは次に自分が何を言うかを考えることやこの人や話をコントロールしようとすること、という文。仕事上相手の話を聞いて問題解決をすることをしているがまさに自分のことだなと痛感した。"顧客自身が自分ごととして捉えないといけない、我々はサポートするだけ"と言っていながら相手の話に耳を傾けずアドバイスをすることでこちらが望む方向に話をもっていき相手が自身で解決できるのにそれを妨げていた。
聞くという行為の価値も教えてくれたが、同時に実施することの難しさも教えてくれた。一度読んで終わりではなく日々意識していくべきことであり時間を置いてまた読む必要がある。何度も読んで吟味してまた実践する、ということが出来る非常に良書だと感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ共働きでキャリアもプライベートも充実させたい、全てのカップルに贈りたい1冊。
様々なペルソナのカップルが直面した現実がリアルに描かれており、「遠くないうちに第一転換期が来る、他人事ではないな」と思い、性別による無自覚な役割分担バイアスに囚われていた節があったかもしれないと痛感した。
◎ネクストアクション
下記3つを実践する事で、「2人のキャリアのどちらを優先させるのか」「家庭内の責任(家事や育児)をどう分担するのか」を合意できるまで話し合う
→合言葉は「どうしたら上手くいく?」慎重に話し合えればどのモデルでも上手くいく
→これにより、「お互いに頼り合う関係」「独立の罠による、互いに譲り合う歪な関係の回避」が実現する
→第二の転換期(キャリアや人生で追求したい事が追求したくなる時期)に備えたお互いにとって安全な拠点作りにも繋がる
①2人の協定作り
・価値観
→何を幸せと感じ、何を誇りと思うのか?
→何に満足を感じるのか?
→いい人生とはどんな人生か?
・限界
→地理的限界(どのエリアまでなら住める?)
→時間的限界(どれくらいまで家庭にコミットできる?)
→在/不在に関する限界(どの程度の期間離れていても大丈夫?最低限どの位共にいたい?)
・不安
→相手に対して、思っている不安を素直に伝え合う
・話し合う際は、侮辱、批判、自己弁護、壁を作る事を避けて感謝し合おう
②全ての家事をリスト化し以下要領で分担する
・どれを辞められるのか?
→そもそも、やる必要があるのか?
・自分がやりたい/向いていそうな事はどれか?
・どれを外注できるか?
→家電による自動化や、第三者の助けが期待できるか?
・残りを仕事量の多さ等に応じて分ける
③キャリアの地図を描き、どのモデルにするのかを判断する
・お手本にしたいロールモデルを浮かべ、その人が経験した転機を参考にする
→相手のキャリアの地図と比較し、お互いの浮き沈みや収入の増減、かかるプレッシャーの強い時期と弱い時期を把握することで、モデルも変化する
・キャリアのモデル
→一番手、二番手モデル
→交代制モデル(3〜5年毎に、家庭/仕事の一番手が切り替わる)
→2人とも一番手モデル
・子育てのモデル
→中心となる親を決めるモデル
→交代制モデル
→協働子育てモデル
(モデル決めに迷ったら)自分がキャリアや愛、家庭に何を求めているのかがわかる5つの問いを活用する
・キャリアにおける明確な目標が1つ以上あるか?
・5年間、より先でキャリア的にどれだけ意欲があるのか?
・もし子供がいるなら、親としてどう言う役割を引き受けたいのか?
・相手との関係においてどの側面が1番大切か?
→2人の人生において、特に時間やお金をかけて続けたいことは?
・他には何が大切か?
→個人的な目標、住みたい場所、等 -
Posted by ブクログ
ネタバレゼロサムではなくポジティブサム。キャリアも家族も諦めないためにできることがこんなにあるんだと知れて勇気が出た!
印象に残ったこと
・2人の協定作り(価値観、限界、不安について)
価値観〜何を幸せと感じ、何を誇りに思うのか。何に満足を感じるのか。いい人生とはどんな人生か。もう一段階深掘りして問いを構成する
限界〜はっきりと限界を感じること。地理的限界、時間的限界、在不在に関する限界。
不安〜
・どう話すか?下記を避ける
屈辱
共感の反対。相手より自分の方が優れていると思うこと。
批判
相手を過小評価し、相手は自分の意思に従うべきだというメッセージから起こること
自己弁護
言い訳。
壁を作ること
話をすることを完全に拒否すること
・思いやりを持つ、相手に集中する
①寛大さと思慮深さのこもった小さな行動を通して示す方法
②相手の意図を良い方に解釈すること
・罠
経済的な判断に頼りすぎる
短期的な視点によるバイアス
目の前の実際的なことのみ考える
全てをこなそうとする
・自分のキャリアと人生に何を求めるのか
キャリアにおける明確な目標が一冊以上あるか
どれだけの意欲があるか
もし子供がいるなら親としてどういう役割を引き受けたいから
パートナーとの関係において何が1番大切か
他に何が大切か
・安全な拠点となる関係
軽視することも誇張することもなくパートナーの不安を受け止め、パートナーが感情、気持ちの浮き沈み、恐れや疑念を共有できる開かれた聞き手であること。新しい世界と関われるように背中を押すこと。
具体時には
・探求を奨励する
・干渉しない
・心のサポートをする