乙野四方字のレビュー一覧

  • 僕が愛したすべての君へ

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    ネタバレ

    物語としては凡庸。ただその一方で考えさせられるフレーズがいくつか。
    「並行世界」≒「この現実における、未来への可能性」と置き換えて考えると、非常に興味深い。
    この先のあらゆる可能性も、抱きしめて歩めるだろうか、と考えさせられた作品。

    p.232「僕は君を、可能性ごとすべて愛する。1%の不幸も含めて、今度こそ」
    p.251「こんなに素敵なことはないじゃないか。僕は自分が、知らない人の幸せを喜べる人間であることを、とても幸せに思う」
    「僕が愛したすべての君へ、この喜びを伝えたいんだ。君がいてくれたから、僕は今、こんなに幸せですって」

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    2024年03月25日
  • 僕が愛したすべての君へ

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    ネタバレ

    君を愛したひとりの僕へ、を読んでからこっちを読んだ。どちらの話も面白く、あっちのこれがこうなって、と回収されていくのも面白いので、2冊同時に読むのが確かに良い。
    選ばなかった可能性があるから今がある、というのになるほどな~と思った。

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    2024年03月12日
  • 君を愛したひとりの僕へ

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    『僕が愛したすべての君へ』を読んでから読んだ作品。
    並行世界に関する話だが、この2作で並行世界を擬似体験したような感覚。
    こっちの世界の主人公は愛する人を追い続ける人生で、愛する人を追いかけ続けることに人生を賭けていた。サイエンス要素がありながらも、温かみのある物語。

    読み終わってから「そういえば…!!」と『僕が愛したすべての君へ』に戻ると繋がる部分、違いが分かりそれもまた鳥肌が立った。
    是非セットで読んでみてほしい。

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    2024年01月27日
  • 君を愛したひとりの僕へ

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    とても面白かったです!
    「僕が愛したすべての君へ」と繋がってる場面が出てくるところが面白くて好きです!(パラレル・シフトしているところなど)

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    2023年09月25日
  • 君を愛したひとりの僕へ

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    ネタバレ

    こちらを後に読んで私的には良かったなと思います。
    こちらを読みきると、二冊分の物語が一気に重みを増した気がしました。
    二冊分を使ってこんなに「平行世界」の話をしていたのに、本当にしたかったのは「時間遡行」の話だったのか、と最後の最後に気づかされました。
    やり直している世界の"向こう"が多少ヌルくても許されるだろう、と思いました。
    この世界に残された和音ちゃんだけが幸せになれていない気がしてしまいました(考察が足りないだけかも)。

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    2023年05月03日
  • 君を愛したひとりの僕へ

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    "君愛"を読み終えて思ったこと、、、
    確実に"僕愛"は"君愛"の後に読むべきだった。。

    "僕愛"から読み終えてはいますが、
    結果的に物語は掴めるので、ぶっちゃけどちらから読んでも
    問題はないかと思います。
    ただ、"君愛"→"僕愛"の順で読んだ方が面白いです。
    "僕愛"の裏設定みたいな感じになりますかね!

    それぞれの作品で完結しておりますし
    この2冊で1つの物語を繋げて堪能できると思います。

    "僕愛"では少しミステリー要素を加えてお

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    2023年03月15日
  • 僕が君の名前を呼ぶから

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    昨年秋の2部作当時公開映画の続編、とゆーかパラレルストーリー。僕愛、君愛どちらも映画館で見て、その主人公の女の子の1人のパラレルストーリー。通常世界では出会わなかった人と運命の出会いをし、結婚し、添い遂げるなんて、やっぱり何か夢があっていいなと思ってしまう。今の世界の平行線上にもう一つの世界があって、そこでは、全く別の人が自分にとって大切な人になっている。どちらも本物の愛。主人公が年老いて、もう1人の運命の人とお互い知らない者同士で、偶然出会い、会話をするシーン。切ないでも素敵だなと思う。元々映画が終わってすぐにこの本を買ったのだけど、なかなか読めず3月になって2日に分けて一気に読んだ。良いお

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    2023年03月10日
  • 僕が君の名前を呼ぶから

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    僕愛と君愛の映画に合わせたのかはわかりませんが、本編とは別の並行世界を描くスピンオフ小説です。栞を主人公として幼年期から老年期までの長いお話です。この本はこの本でまとまっているので、多分本編を知らなくても大丈夫です。

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    2023年01月20日
  • 僕が君の名前を呼ぶから

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     同時刊行された僕愛と君愛のスピンオフと言う事で、ある意味「その後の栞の物語」とも言えると思います。暦のした事は無駄ではなかったんだと思うと何だか感慨深い。作中でこの本のタイトルがセリフとして登場した時は「お〜タイトル回収だ!」って胸熱でした。

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    2022年12月15日
  • 僕が君の名前を呼ぶから

    購入済み

    1番穏やかな

    君を愛したひとりのぼくへではあまり見られなかった、栞の姿がみられて面白かった。
    3作の中で1番穏やかに幸せなお話だったなと思う。

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    2022年11月14日
  • アイの歌声を聴かせて

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     映画原作のノベライズ。
     原作通りだが、原作のミュージカルをどうやって文字に書き起こすかが、この作品の大変なところだと思う。

     日常の周りにロボットがいる世界。
     サトミの母親はAIの大企業の研究職だ。
     ある日、母親のスケジュールをこっそりと覗き込むと、社外秘のテストがあるようだ。
     ディスプレイに映ったのは、少女型のAI。
     こんなの人間と見分けがつかない。
     そう思ったサトミだった。

     そしてその日、その少女が同じクラスに転校してくるとは。
     開口一番、彼女は問いかける。

    「サトミは今、幸せ?」

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    2022年10月25日
  • 僕が君の名前を呼ぶから

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    ネタバレ

    本編を映画で2本とも見たので、スピンオフ版を読んだ。

    本編の内容は、ざっくり言うと並行世界の存在が公認されている世界で、パラレルシフト(並行世界の移動)の事故により交差点の幽霊になってしまった栞を助けるべく主人公の暦が奔走するという物語だ。結局、暦が出した結論は「栞と自分が会わない世界線に行くこと」だった。
    この小説は暦と出会わなかった世界線の栞の物語だ。タイムシフト(時間の移動)をしてまで栞を助けようとしたことが、正しかったのかどうか映画では分からなかったが、この小説では暦も栞も自信を持って「今、私は幸せです」と答えていて、本当に良かったと思った。

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    2022年10月22日
  • 君を愛したひとりの僕へ

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    ★4.2/5.0
    僕君の後に君僕を読んだ。
    両方読んだ時に初めて、僕君を読んだ時の謎が解けた気がした。
    僕君に比べると少々胸が苦しくなる内容ではあった。
    君僕→僕君の順では読んでいないからハッキリとは言えないが、僕君→君僕の順で読むと、どことなく切ない気持ちにさせられた。
    母親、父親、どちらについて行くかでこんなにも人生は変わるのか、と思ったし、暦と栞、それから和音のそれぞれの想いに感情移入せずにはいられなかった。

    言葉にするのはかなり難しいけど、僕君、君僕と読み終えたが、また僕君を読み返したいと思ったし、多分僕君を読み終えたら君僕もまた読み返したいと思うんだろうな、何度も繰り返し読みたくな

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    2024年01月29日
  • 僕が君の名前を呼ぶから

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    ネタバレ

    「僕愛」「君愛」のスピンオフ、というより、もうひとつの「君愛」といっても問題ではないと思う。

    両親が離婚の危機にある主人公の少女・今留栞の物語。
    前2作を読んでいれば彼女が誰かはすぐ分かるはずだし、
    ラストはきっと幸せな気持ちになれると思う。

    わたしだって、この話が読みたかったんだよ。

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    2022年08月16日
  • アイの歌声を聴かせて

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    映画で感動してしまい、遂にノベライズ本まで購入…。

    「幸せとは何か」という問題の答えは、そうそう簡単に答えられるものではない。それは、AIも同じことだと思う。最後の秘密が涙を誘う原因となったのは確かだが、それよりも1つのことを成し遂げようとするAIの素晴らしさに心打たれた。今後、世界はよりAIと共に歩んでいくことになる。そんな日が来たら、私は詩音みたいな人に出会いたい。

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    2022年03月24日
  • ミウ -skeleton in the closet-

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    言うほど衝撃か?ラスト10ページを先に読む奴なんておらんやろ……。     
    いや~しかし面白かった。表紙の二人が良いキャラしてる。大好き。またこの二人の話が読みたい。

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    2018年11月28日
  • ミウ -skeleton in the closet-

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    一気に読んでしまった…。
    ふたりのキャラと関係性がすごく好き。ところどころに散りばめられた小さなつながりも好き。
    ラスト10ページは予想出来てしまったところもあるのだけれど、それでもわくわくした。もしかするとミユのように笑いながら読んでいたのかもしれない。
    ふたりが生み出す物語を読んでみたいと思った。

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    2018年09月26日
  • ラテラル ~水平思考推理の天使~

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    「特等添乗員α」シリーズで、水平思考のことは知っていたけど、ウミガメのスープ問題は初めて知った。すごい楽しめた。続編書けそうなのに、1巻で終わりなのが悲しい。

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    2017年07月08日
  • ミニッツ ~一分間の絶対時間~

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    能力持ってて自信過剰で猫被ってるけど涙もろい主人公。うーんチャーミング!あざといぞ!
    他人の心を読める、って異能持ちなわりには、その野望が「生徒ポイントをためて(1年生にして)生徒会長になる」ことってのは、地味というかなんというか、いや、でもそういうの好き。
    あとがきでちょっと微妙な気持ちになったりしましたが、まあでも面白かった!次巻も楽しみ。

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    2015年10月22日
  • ミニッツ ~一分間の絶対時間~

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    タイトルにあるミニッツという特殊な能力を持ってるキャラが少ないけど、ラノベらしいラノベでわりと面白かった。
    アザミのキャラが特徴的だけど、ミニッツ持ってたりするのだろうか。

    次巻も買うと思う。

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    2014年10月14日