乙野四方字のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ帯やカラーページに書いてある「馬鹿と天才ゲーム」が序盤の10数ページだけだったのでちょっと拍子抜けした。終盤でちょっと再登場したけど。
主人公が強力な能力と致命的なデメリットを制御しきれないが故に物語の展開が大きく動くのは読んでて面白かった。特に第四章は最高に好み。この巻のクライマックスだろう。とても面白い作品だが、万が一読むのが辛い場合でもここまでは読んでほしいと願う。
ちなみに知略バトルという煽りはあまり適切でない、というか不充分だと思う。大きく魅了されたのは人間ドラマ部分であって知略バトル部分は味付け程度に感じる。帯の煽りと読後の印象が大きく異なることは常だが。
蛇足だが、読心できるのが -
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Posted by ブクログ
これは、なかなか。救いが無いと一言で言いきってしまうのもためらわれる。
哀しみや苦しみの中に、わずかだが幸せや救いなんかが混ぜられている。
複雑な読後感だった。
同時刊行だという「僕が愛したすべての君へ」の主人公、高崎暦の並行世界の人生。
そこでは、彼は別のヒロイン栞と恋をする。
けれど、彼の父と栞の母が再婚したことで、幼い二人は結婚できないと勘違いし、開発途中のマシンに入って並行世界に逃げようとする。
それが悲劇の始まりとなる。
暦は無事に戻ってこれたが、栞は意識が逃げた先の世界で交通事故に遭い、体を失ってしまう。そして、意識だけが事故現場に縛られ、元の世界の体には戻れなくなってしまうのだ -
Posted by ブクログ
ほのかと交換して読んだ同時刊行の本!
私の方から読むとバッドエンドで、ほのかの方から読むとハッピーエンドらしい
まだ半分しか読んでないってことやから続き読むのまじでたのしみ!
内容はちょっと難しかったけど文章がめっちゃ引き込まれた
僕が愛した1人の君へを読んで
2冊読んだけどタイトルの伏線が回収されてすごく良かった!個人的には2冊目読んだときにあーここで入れ替わってたんやとかだからこのこと知ってたのねとかめっちゃなるか思ったけど、どっちかというと2冊目の続きがこっちって感じやった
2冊目読んでからやと和音と暦がずっとラブラブなこっちの話はかわいくて良きでした^ ^
早く映画見たいな〜と! -
Posted by ブクログ
ネタバレ物語としては凡庸。ただその一方で考えさせられるフレーズがいくつか。
「並行世界」≒「この現実における、未来への可能性」と置き換えて考えると、非常に興味深い。
この先のあらゆる可能性も、抱きしめて歩めるだろうか、と考えさせられた作品。
p.232「僕は君を、可能性ごとすべて愛する。1%の不幸も含めて、今度こそ」
p.251「こんなに素敵なことはないじゃないか。僕は自分が、知らない人の幸せを喜べる人間であることを、とても幸せに思う」
「僕が愛したすべての君へ、この喜びを伝えたいんだ。君がいてくれたから、僕は今、こんなに幸せですって」