【感想・ネタバレ】君を愛したひとりの僕へのレビュー

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2回目です。

映画公開も決まったので読み直しをしています。
前回はもう一作品の方から読みましたが今回はこちらから読んでいます。
2回目を読むと理解が深まりさらにこの世界観に入りやすいです。
情景が浮かびやすく感情移入します。

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2022年06月12日

Posted by ブクログ

「僕を愛した全ての君へ」とセットで読むと、結末やところどころの台詞の意味合いが変わってくる作品で面白かった。
「気が狂うまでに誰かを愛せるって、羨ましい」という一文が、自分にはとても刺さった。
もう一つ別のスピンオフ作品があるので、そちらも読んでみたい。

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2024年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「君を愛したひとりの僕へ」では並行世界の自分・相手は同一人物ではないと考え、「僕を愛した全ての君へ」では並行世界でも同一人物という考えになっていて、実際タイトルにも考え方が反映されているのがすごい。しかも、どちらも愛する人(人は違うけれど)によってそれぞれの考え方になっているというのも面白いところだなと...‼︎

「僕を愛した全ての君へ」でわからなかったとこ、何も気にせず読んでいたところも、「君を愛したひとりの僕へ」の伏線(⁇)、並行世界で起こっていたことだと結びついていくのが本当に読んでいて面白かったし、交互に何回でも読みたい!!

どちらもあまり長くなくとても読みやすく書かれているの、読み直しがしやすくてありがたい

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2024年04月29日

Posted by ブクログ

僕が愛したすべての君へ
→君を愛したひとりの僕へ
の順で読んだ。

◎理解のしやすさやハッピーエンドを求めるなら
君愛→僕愛

◎伏線回収や切ない感じが好きな人は
僕愛→君愛
の順に読むのがおすすめ!

2作品どちらから読んでも良くて、
どっちを先に読むかによって
感じ方が変わるっていうのが面白かった!

私は友人とお互い逆から読んだんだけど
感想や考察を言い合うのが楽しすぎた!



【2つを読んだ感想】 ⚠︎以下ネタバレあり

読み終えて少し余韻に浸ってた。
なんとも言えない喪失感。
正直ハッピーエンドでは無い。
寧ろ切なさ、寂しさが残った。

「僕愛」で読んだ暦と和音との話
これは実は暦と栞との話の続きだった。
この「君愛」での世界の暦が
泡を沈めて時間移動した後の話。
つまり暦が栞の幸せの為に動いた結果が「僕愛」。

栞の幸せの為に60年もかけて研究してやっとの思いで考案した時間移動だけど、その先に待っているのは暦と栞が出会わない世界だなんてしんどすぎる。
しかも記憶は無くした状態で。

その間、結婚もせず暦についていった和音はすごいけど、少なからずとも暦への好意があっただろうからそれを思うと切ない。

“この世界”では暦も栞も和音も誰もハッピーエンドとはいかなかった。

どの栞でもなく、
この世界の栞たった1人を愛した暦。
「僕愛」とは全く違う価値観の暦でびっくりした。

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2024年04月09日

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ネタバレ

読書チャットルームにこっちから読むといいとあったので、最初にこっちを読んだ。僕が愛したすべての君へ、も読んだけど、多分こっちから読んだ方が話がつかみやすいと思う。
決して一緒になれないことが悲しいような、でも一途に想える人がいることが幸せなような、どちらも味わえるお話。読後、余韻に浸って欲しい。
行世界の設定が海や泡を例えにしているのが、イメージするときれいだなと感じた。

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2024年03月12日

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ネタバレ

読む順番で結末が変わるらしい、面白そう、と聞きつけて、本好きの人と交換して読んだ!一緒に読んだのが楽しかったのと、2冊で1冊になるよう仕上げてある工夫が楽しかったので、星5個つけた。それぞれの本を一緒に読み進めながら、ちょこちょこ感想を交換して、でもまだ全部繋がってないからなんかお互い感じとってること違うな、と思ってたけど、こんなにストーリーの重さが違うと思わなかった。僕愛から読んだから、君愛のほうもヒロイン違いで、普通のきゃっきゃうふふの恋愛物なのかと思った。よくできてる。

どのキャラが好きかで見方も変わってくるかもしれないけど、わたしは栞が好きだったから、終わりまで読んで、うわーんってなってしまった。受け止められないわけじゃないけど、受け入れたくない。どうにかして一緒にいてほしかったし、遠くへ置いていかないでほしかったな、って気持ちと、でも離れ離れになることでしか救えないのだから暦のしたことはやっぱり最善だったのかな、とか。一緒に読んだ人と話してたら、暦の気持ちがすごくわかるって言ってた。男女の思考の差かもしれない。もうひとつの僕愛のほうで出てくる淑女との会話があっちだけ読んでいるとふわっとした柔らかいシーンの印象でしかないんだけど、こっち読み始めると最初からわかる。あれが栞だったんだ、って。ようやく出会えたんだって。涙出る。ちゃんと暦に伝わっていてほしいな。どこかで生きる栞のこと。栞にも、暦のこと、伝わっていてほしい。出会っていなかったとしても。自分がこんなに愛した人が、ちゃんと生きていて、幸せになっているんだよって。ふたりにネタバレしてほしい。

スピンオフがあるみたいなので、それも読みたい!!!

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2023年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

パラレルの世界で正反対の人生を送りながらも重なる運命もあり、僕が愛したすべての君へと合わせて読むことで凄く深いストーリーになる。
本当に読む順番で理解が全く変わる面白い小説だった。

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2023年04月23日

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ネタバレ

何となく手に取ったこちらを先に読み終えました。かなり重く辛い話でした。
君愛と僕愛どちらを先に読むかで結末が変わると書いてありましたが、確かに読んだ後の後味はかなり変わるなという印象です。

君愛から読むと物語的にも順番に読んでいる(と思う)ので幸せで、でもどこか切ないハッピーエンド。
僕愛からだと、物語的に後半→前半の順番(多分)なのでより多くの伏線回収、より切なさが残る読破感。僕愛の方がハッピーエンドなのでそれを思い出してより心がキツくなる。

ただ、1冊目で謎だったここはこういう事だったんだ!という衝撃はどちらから読んでも感じられると思うので好きな方でいいと思います。

私は君愛から読んだのですが自分的には正解だと思いました。(ただ僕愛から読んでないのでどう感じたかは分かりませんが、、。)

ハッピーエンドが好きな方は君愛から、切なくどこにも行き場のない辛い読破感が好きな方は僕愛から読んでみるのがいいと思います。(ただ内容の理解のしやすさは君愛→僕愛の順番だと思います。)

内容自体は2つのストーリーが繋がる、、、というよりは重なる、可能性が2つあったパラレルワールドの話で両方読めば面白さ倍増なので是非読んでみてください。

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2023年03月21日

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『僕が愛したすべての君へ』を読んでから読んだ作品。
並行世界に関する話だが、この2作で並行世界を擬似体験したような感覚。
こっちの世界の主人公は愛する人を追い続ける人生で、愛する人を追いかけ続けることに人生を賭けていた。サイエンス要素がありながらも、温かみのある物語。

読み終わってから「そういえば…!!」と『僕が愛したすべての君へ』に戻ると繋がる部分、違いが分かりそれもまた鳥肌が立った。
是非セットで読んでみてほしい。

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2024年01月27日

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とても面白かったです!
「僕が愛したすべての君へ」と繋がってる場面が出てくるところが面白くて好きです!(パラレル・シフトしているところなど)

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2023年09月25日

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ネタバレ

こちらを後に読んで私的には良かったなと思います。
こちらを読みきると、二冊分の物語が一気に重みを増した気がしました。
二冊分を使ってこんなに「平行世界」の話をしていたのに、本当にしたかったのは「時間遡行」の話だったのか、と最後の最後に気づかされました。
やり直している世界の"向こう"が多少ヌルくても許されるだろう、と思いました。
この世界に残された和音ちゃんだけが幸せになれていない気がしてしまいました(考察が足りないだけかも)。

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2023年05月03日

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"君愛"を読み終えて思ったこと、、、
確実に"僕愛"は"君愛"の後に読むべきだった。。

"僕愛"から読み終えてはいますが、
結果的に物語は掴めるので、ぶっちゃけどちらから読んでも
問題はないかと思います。
ただ、"君愛"→"僕愛"の順で読んだ方が面白いです。
"僕愛"の裏設定みたいな感じになりますかね!

それぞれの作品で完結しておりますし
この2冊で1つの物語を繋げて堪能できると思います。

"僕愛"では少しミステリー要素を加えておりましたが
"君愛"は、1人の女性に会う方法をひたむきに考える
一途な暦君が読み取れます。
一途過ぎて気付いてない事もありましたが、
そこは、"僕愛"で回収ですよね(笑)!

僕も並行世界にシフトして、運命の人を探してみます。
パラダイス・シフトでね。

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2023年03月15日

Posted by ブクログ

こちらの方が最初から話が重いですね。
読んでいて辛くなっちゃいました。
主人公が報われるのか報われないのか、その選択は正しいのか否か
なげかけられるテーマが重たかったです。
でも読みやすくてさっと読める作品でした!

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2023年01月25日

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僕愛と違って悲しいです!
多分君愛から見た方がいいです!
僕愛から見たら繋がっているところであー!なります!すっごい栞も暦もすっごい可愛くて大人のせいで離れ離れになったので可哀想だし大人って子供の恋バナに興味持っているのにちょっとウザさを感じた!
でもその悲しさや恨みみたいなのを自分でなんとかする2人がかっこいいし、違う世界に行ってしまった栞を助けようと自分の幸せを願わず栞の幸せのために研究してない暦がかっこよかったです!

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2023年01月02日

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もうひとつの作品を先に読みました。二つ読んで初めて完成します。片方だけ読んでやめたらもったいない。SF嫌いでなければ、ぜひ読んで欲しいです。

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2022年12月25日

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一気に読み終わってしまった。どちらか読み始めたら結末が変わるということだったので、最終的にはハッピーエンドで終わりたかったのでこの本を選択したけど、終わりが切なかった。

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2022年12月24日

Posted by ブクログ

 個人的には僕愛よりこちらの方がストーリー的に本筋の様な気がします。暦と和音の関係性は研究者同志の友情がメインなのでしょう。栞のために暦が下した決断は彼女を思えばこその切ないものでした。自分達にとって最適な並行世界を選ぶと言う事は、その様に世界を創り変える事にもつながるのかなと思いました。

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2022年12月15日

Posted by ブクログ

★4.2/5.0
僕君の後に君僕を読んだ。
両方読んだ時に初めて、僕君を読んだ時の謎が解けた気がした。
僕君に比べると少々胸が苦しくなる内容ではあった。
君僕→僕君の順では読んでいないからハッキリとは言えないが、僕君→君僕の順で読むと、どことなく切ない気持ちにさせられた。
母親、父親、どちらについて行くかでこんなにも人生は変わるのか、と思ったし、暦と栞、それから和音のそれぞれの想いに感情移入せずにはいられなかった。

言葉にするのはかなり難しいけど、僕君、君僕と読み終えたが、また僕君を読み返したいと思ったし、多分僕君を読み終えたら君僕もまた読み返したいと思うんだろうな、何度も繰り返し読みたくなるんだろうな、と思うような作品でした。

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2024年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こちらを後に読んでの感想、「こっちがトゥルーエンドだ!」

正直和音のほうがいい女だし僕愛の方が物語的には面白かったのだけど、栞の正ヒロイン力が高すぎる。白ワンピの似合う幼なじみの黒髪美少女は強い。

それに、僕愛で謎だった交差点の幽霊や少年期のパラレルシフトの原因は君愛で解決するのでこの順番の方がスッキリ度は高い気がする。

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2024年03月05日

Posted by ブクログ

 僕愛のもう一つの作品。君愛から読むか?僕愛から読むか?で物語の結末の捉え方が大きく変わってくると思います。 にしてもヒロインのロングの子が可愛いなぁと思います。 '2211/7 '2311/19

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2023年12月30日

Posted by ブクログ

『僕が愛したすべての君へ』を読んだ後に読みました。『僕が愛したすべての君へ』の幸せは並行世界の自分の犠牲の上に成り立ってると思うと切なかった。でも、面白かった。

ただ前回より少し理解しづらい部分があった。

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2023年08月24日

Posted by ブクログ

あの時ああしていたらどうなっていただろうと考えることはよくある。今この瞬間にも感想を書いている私、書いていない私、考え出したら無限に広がるifの世界。面白いけど、恐ろしい。平行世界のある人同士が交代したら、それはその人といえるのか。

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2023年08月22日

Posted by ブクログ

平行世界を行き来してることが証明された世界の話。どっちから読むかによって読後感が変わる恋愛SF小説。君を→僕が、順に読んだけど、これ逆から読んだ人と話したい!逆から読んだら感想とかも変わりそう。

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2023年08月06日

Posted by ブクログ

まず初めにもうひとつの方も読んで欲しい
2つ目を読み終わった時に胸が溢れるとはこの事かと分かるほど話が繋がる
とても面白いがちょっとSF感があるため好き嫌いが多少ありそう

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2023年06月20日

Posted by ブクログ

こっちを後に読んだ。
絶対逆順で読んだ方がよかった。笑

理論とか、概念とか、「ちょっと無理やりか…?」とは思ったりするものの、SFにはつきものなので、すんなり受け止めてそれ以外のところに重きを置いて読むのがいいね。
設定自体の面白さとか、それによって人がどう動くとか、どう心が変わるかとか。

エピソードも良かった。

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2023年03月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すべての君へ→ひとりの僕へ、の順に読んでたぶん正解だった。全ての君へ、は王道感、ひとりの僕へ、は裏設定感がする。軽くてかっこいいラノベ風SF。表裏一体の並行世界の2冊組って、どんな設定でも2冊目は飽きそうと思ったけど、いい感じにパラレルワールドしてて良い。でもこっちは状況と理論がちょっとややこしくて理解できなかった。こっちの世界は、暦、和音、栞、誰も幸せになれないから辛い。この広い宇宙のどこかの世界線で、君と君の好きな人が幸せでありますように。

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2023年01月25日

Posted by ブクログ

難しい分野の話で内容が頭に入りづらく、共感できる部分も少なかったので、2/3まで読むのに時間が掛かってしまった。但し後半に差し掛かってからは先が気になって一気に読み進めたくなる内容だった。終わりはとても切ない気持ちになったが、その後どうなったかが気になるので、もう一冊も早く読みたいと思う。

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2023年01月14日

Posted by ブクログ

★もう一度、愛する人と出会うために。(p.251)

■要点■
(一)同時刊行の二冊に強いて順序をつけるとしたらこちらが先になるでしょうか。
(二)暦と栞は出会い互いに恋愛感情を抱くがあるできごとを発端に栞は喪われる。暦は和音の協力を得て栞を救うため時間移動の研究を始めるが栞を救うためにはある条件が必要なことに気づいた。
(三)ある意味こちらも暦と和音の物語でもありますが栞のためだけに生き研究し結果を定める暦は究極のエゴイストです。この世界でも。

■世界観■
世界には揺らぎがあり人は日常的に並行世界との間を行ったり来たりしていることが実証されている。遠い世界への移行はそう多くは発生しないが近隣の世界には知らないうちにちょいちょい行ってすぐ戻ってくるようだ。ちょっとした記憶違いや勘違いの多くはこのせいである可能性もある。この並行世界は自然にあるものなのか、誰かが何か選択したときのみに発生するものかどうかは今のところよくわからない。

■並行世界についての簡単なメモ■
【IEPPカウンター】自分が生まれた世界をゼロとし、現在相対的にどれくらい離れた世界にいるかわかるカウンター。あくまでも目安。生まれたときにつけさせられるウェアラブル端末にインストールされる。便宜上1、2と区切られているが実際はグラデーションのような気もする。誰かの選択によって並行世界が生まれるならその場合は1、2と区切られるのでかまわない。
【アインズヴァッハの門】その門を通るだけで誰でも殺人鬼になってしまう門。
【アインズヴァッハの揺り籠】通称IPカプセル。他の並行世界に移動できる。犯罪に使えそうな危険な装置でもある。命名は佐藤絃子所長だが虚質科学研究所の所員たちはIPカプセルと呼んでいる。
【命】佐藤栞《温かさと冷たさ。あなたの言う通り、きっとその温度差が、命の尊さなんだよ》君をp.42。《あなたが感じたのは、可能性の温度なんだよ》君をp.43
【SIP】→シュヴァルツシルト半径
【女の子】老人になった暦がある場所で出会った。即消えた。一瞬、「たんぽぼ娘」? とか思ったが。
【和音/かずね】瀧川和音。「僕が」のヒロイン。高崎暦の高校の同級生。暦が辞退した生徒総代をつとめた。成績優秀なAクラスでも常に首位の成績を取る。これまで話したこともなかったのにいきなり「暦」と下の名で呼ばれ驚いたがどうやらIP端末のカウンターで85離れている世界から来たと言う。そのくらい離れているともう異世界レベルらしいが? 「君を」では研究所に配属され暦が室長をつとめる研究室の部下になった新人研究者。その後ずっと共同研究者となった。
【ギネス・カスケード】ギネスビールを勢いよく注いだとき泡が液体の中を沈む現象が見られることがある。
【虚質科学研究所】祖父が亡くなったとき十歳の高崎暦がいきなりジャンプした研究所。父が勤めている。並行世界の存在を実証した佐藤絃子が所長となって設立した研究所。高崎暦や瀧川和音の親が所員であり、彼ら自身も後に所員となった。
【虚質素子核分裂症】人間も含む、物体を構成する「虚質」が物体を離れてしまった状態。人間の場合には精神が肉体と離れているという状態で症状となる。
【困った人を助けたい】佐藤栞がいきなり言い出したこと。助けるために困っている人を作り出しかねない勢い。
【暦】高崎暦。「僕が」の主人公。母に引き取られた暦。祖父の家で暮らしていた。地元は大分。両親は離婚したが離婚してからの方が関係は良好になった。並行世界に移行した十歳のときわりと早く理解したのでなかなか柔軟ではある。賢すぎて他者を見下しているところがあるので友人ができない。
【暦】日高暦。「君を」の主人公。父に引き取られた暦。栞と知り合い恋愛関係となるがとあるできごとで彼女を喪いなんとか取り戻そうと研究に没頭する。
【暦の父】研究者。虚質科学研究所の副所長。
【暦の母】実家が資産家。
【佐藤絃子/さとう・いとこ】虚質科学研究所所長。虚質の概念を九州大学理学部在学中に提唱した。昔のアニメ、ゲーム、ラノベが好きでそこに出てきた名詞を使いたがるので話がわかりにくくなる。
【佐藤栞/さとう・しおり】→栞
【栞】佐藤栞。「君を」のヒロイン。佐藤絃子の娘。心優しく、好奇心旺盛で、謎の行動力が発揮されることがある。
【シュヴァルツシルトIP】通称SIP。簡単に言うとある事象が発生した一定の半径内ではかならず同じ事象が発生するという範囲。たとえばSIPの相対値が22プラスマイナス10となっているとき自分の世界が0なので相対値が22離れている世界で事象が発生し、それと同じ事象が起きているのはプラスマイナス10、おおむね12~32の世界で同じ事象が起こっているというような目安。
【高崎暦/たかさき・こよみ】→暦
【宝箱】祖父が暦にくれた鍵のない宝箱。
【瀧川和音/たきがわ・かずね】→和音
【パラレルシフト】佐藤絃子が提唱したときは賛否両論、議論を巻き起こし世界中で研究され、わずか三年で並行世界の存在は認められた。人は日常的に無自覚に(比較的近い)並行世界間を移動している。その場合肉体は移動せず意識(虚質素子)のみが移動している。近い世界では移動期間は短い。この移動のことを「パラレルシフト」と呼ぶ。エンピツなどの物体もシフトしているが意識があるわけではないのでほぼ何事も起こらない。そのものが失われた世界にはシフトできない。ときおり歩いてる最中とかに世界が少しずれたような気がすることがあるけどそんなとき、もしかしたら?
【日高暦】→暦
【並行世界の自分】他の世界の自分は自分と同一人物なのかという命題。それは自分でしょう。パラレルワールドはグラデーション的であっておそらく1とか2とかデジタル的に区切られているわけではないと思います。すべての自分はずっと繋がっている。重なっているのではなく繋がっている(と思う)。まず入れ代わることもない遠い自分もまとめて自分という存在をかたちづくっているのだ(と思う)。自分がいない世界に至るまでは。違って見えても一人の人間の手の形と足の形が違っているというようなもので。なんてことを考えてみてもパラレルワールドは所詮SF的想像に過ぎないけど、まあ思考としてはおもしろい。と、まだ半分読んだか読んでないかの時点で考えてみましたが暦君はどういう思考に落ち着くでしょう?
【ユノ】暦が十歳の頃、母の実家で飼っていたゴールデンレトリバー。
【レオタードの女】とある交差点にある銅像。

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2022年11月27日

Posted by ブクログ

先にこちらを。

始まり方がとても好き。
冒頭から結末は読めてしまうけど、それでもこの冒頭が好き。
儚く消えてしまう泡に例えるのも好き。

いまいち栞の魅力を感じきれなかったのが少し残念かも。もう一冊の方を読めばもっと好きになれるかな。

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2022年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画を見た。君愛→僕愛

小説を端折りすぎてて所々意味不明なMVみたいになってた。
栞のビジュアルが氷菓の千反田えるちゃんに似てて可愛い。

君が愛したひとりの僕へ
暦と栞
前半はユノとおじいちゃんにボロボロ泣かされた。
中盤は最高の青春からのお互いの両親の再婚でバカ発動して平行世界へ駆け落ち紛い→失敗して栞が死ぬ
ここが最高に意味不明なんだけど、なんで一旦調べないの??高校生なのに
栞の死をきっかけに暦の才能開花。
一途に思い続けて研究に没頭。
和音と研究所のパートナーとして再会して飲みに行った時も交差点の幽霊になっちゃった栞に「後でまた来る」「うん」のやり取りが切なくて泣けた。
最後の方で暦と栞が絶対に出会わない世界が幸せって結論づけた年取った暦があの時のままの交差点の栞に説明説得60年後の約束する時に当然栞が出会わないなんて嫌だって拒否るけどそれが肉体年齢ちぐはぐだから栞がやけに幼く見えてさらに切なかった。
一緒に歳を取れないってこういう事なんだなと思った。
で、ここからがまじで謎。0の暦は脳死で絶対に出会わない世界線の過去へ飛んできたわけだからその脳死の未来ごと消したってこと??
なんかそこまで出来るなら栞の事故を防ぐ方法探した方が幸せだし早そう。


僕が愛したすべての君へ
僕愛はひたすら栞を忘れやがった暦にイラついて号泣した
暦が100人の和音と暦がいたら100人がそれぞれ全員愛してるよみたいなこと言ってて、栞はどうした!!栞を愛してた暦はどこ行きやがったって涙が止まらなかった
栞ぜんっぜん出てこない。
でもこれがタイトル回収で、僕愛はすべての和音を愛してる。君愛は栞が暦を愛した世界線はあの10年間くらいの1回だけでもう何処にもないからひとりの僕って事なのかな?
よく分からない所として、君愛と僕愛のそれぞれの暦(7歳の時に父母どっちに着いていくかで分岐した暦)はIP端末的にはどのくらい離れてるの??
和音が良い奴なのに栞ポジにきてるから嫌いになる
君愛から見たからだろうけど栞への思い入れが強い。
下駄箱に手紙入れてカラオケ呼び出して和音に自作自演で仕返しされた後に突然告白してたのも意味わかんなかった。

正直君愛だけでも良いかも。君愛見たあと僕愛見るとめちゃめちゃつまらなく感じた。イラつくし
でも僕愛から見るとたぶん意味不明だと思う
泣いて泣いて心が綺麗になった気がする〜

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2022年10月29日

Posted by ブクログ

離婚した両親のどちらについて行くかで人生が分岐し、こちらは父親について行ったパターン。

パラレルワールドへの移動が可能で、目の前の君と隣の世界の君は同一人物なのか?

比較的バットエンド?ぽい終わり方なので読後感はあまり良くないが、その後に僕愛を読むとすんなり話が繋がるから、こっちから読んだ方がいいかも!
☆2.8

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2022年09月11日

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