あらすじ
人々が少しだけ違う並行世界間で日常的に揺れ動いていることが実証された世界――両親の離婚を経て父親と暮らす日高暦(ひだか・こよみ)は、父の勤務する虚質科学研究所で佐藤栞(さとう・しおり)という少女に出会う。たがいにほのかな恋心を抱くふたりだったが、親同士の再婚話がすべてを一変させた。もう結ばれないと思い込んだ暦と栞は、兄妹にならない世界に跳ぼうとするが……彼女がいない世界に意味はなかった。『僕が愛したすべての君へ』と同時刊行
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
号泣しました。救いがないとは言えないながらも切ない話です。このあとすぐに、「僕が愛したすべての君へ」を読んだのですが、ハッピーエンドでした。次は逆から呼んでみようと思います。
Posted by ブクログ
「君を愛したひとりの僕へ」では並行世界の自分・相手は同一人物ではないと考え、「僕を愛した全ての君へ」では並行世界でも同一人物という考えになっていて、実際タイトルにも考え方が反映されているのがすごい。しかも、どちらも愛する人(人は違うけれど)によってそれぞれの考え方になっているというのも面白いところだなと...‼︎
「僕を愛した全ての君へ」でわからなかったとこ、何も気にせず読んでいたところも、「君を愛したひとりの僕へ」の伏線(⁇)、並行世界で起こっていたことだと結びついていくのが本当に読んでいて面白かったし、交互に何回でも読みたい!!
どちらもあまり長くなくとても読みやすく書かれているの、読み直しがしやすくてありがたい
Posted by ブクログ
僕が愛したすべての君へ
→君を愛したひとりの僕へ
の順で読んだ。
◎理解のしやすさやハッピーエンドを求めるなら
君愛→僕愛
◎伏線回収や切ない感じが好きな人は
僕愛→君愛
の順に読むのがおすすめ!
2作品どちらから読んでも良くて、
どっちを先に読むかによって
感じ方が変わるっていうのが面白かった!
私は友人とお互い逆から読んだんだけど
感想や考察を言い合うのが楽しすぎた!
【2つを読んだ感想】
読み終えて少し余韻に浸ってた。
なんとも言えない喪失感。
正直ハッピーエンドでは無い。
寧ろ切なさ、寂しさが残った。
「僕愛」で読んだ暦と和音との話
これは実は暦と栞との話の続きだった。
この「君愛」での世界の暦が
泡を沈めて時間移動した後の話。
つまり暦が栞の幸せの為に動いた結果が「僕愛」。
栞の幸せの為に60年もかけて研究してやっとの思いで考案した時間移動だけど、その先に待っているのは暦と栞が出会わない世界だなんてしんどすぎる。
しかも記憶は無くした状態で。
その間、結婚もせず暦についていった和音はすごいけど、少なからずとも暦への好意があっただろうからそれを思うと切ない。
“この世界”では暦も栞も和音も誰もハッピーエンドとはいかなかった。
どの栞でもなく、
この世界の栞たった1人を愛した暦。
「僕愛」とは全く違う価値観の暦でびっくりした。
Posted by ブクログ
読書チャットルームにこっちから読むといいとあったので、最初にこっちを読んだ。僕が愛したすべての君へ、も読んだけど、多分こっちから読んだ方が話がつかみやすいと思う。
決して一緒になれないことが悲しいような、でも一途に想える人がいることが幸せなような、どちらも味わえるお話。読後、余韻に浸って欲しい。
並行世界の設定が海や泡を例えにしているのが、イメージするときれいだなと感じた。
Posted by ブクログ
読む順番で結末が変わるらしい、面白そう、と聞きつけて、本好きの人と交換して読んだ!一緒に読んだのが楽しかったのと、2冊で1冊になるよう仕上げてある工夫が楽しかったので、星5個つけた。それぞれの本を一緒に読み進めながら、ちょこちょこ感想を交換して、でもまだ全部繋がってないからなんかお互い感じとってること違うな、と思ってたけど、こんなにストーリーの重さが違うと思わなかった。僕愛から読んだから、君愛のほうもヒロイン違いで、普通のきゃっきゃうふふの恋愛物なのかと思った。よくできてる。
どのキャラが好きかで見方も変わってくるかもしれないけど、わたしは栞が好きだったから、終わりまで読んで、うわーんってなってしまった。受け止められないわけじゃないけど、受け入れたくない。どうにかして一緒にいてほしかったし、遠くへ置いていかないでほしかったな、って気持ちと、でも離れ離れになることでしか救えないのだから暦のしたことはやっぱり最善だったのかな、とか。一緒に読んだ人と話してたら、暦の気持ちがすごくわかるって言ってた。男女の思考の差かもしれない。もうひとつの僕愛のほうで出てくる淑女との会話があっちだけ読んでいるとふわっとした柔らかいシーンの印象でしかないんだけど、こっち読み始めると最初からわかる。あれが栞だったんだ、って。ようやく出会えたんだって。涙出る。ちゃんと暦に伝わっていてほしいな。どこかで生きる栞のこと。栞にも、暦のこと、伝わっていてほしい。出会っていなかったとしても。自分がこんなに愛した人が、ちゃんと生きていて、幸せになっているんだよって。ふたりにネタバレしてほしい。
スピンオフがあるみたいなので、それも読みたい!!!
Posted by ブクログ
後に読んだ。虚質科学の研究者である父についていった日高暦と、研究所所長の娘である佐藤栞のほのかな恋愛と長きにわたる執念の物語。こちらでは瀧川和音は暦の恋愛対象ではなく、研究のパートナーとしての世界線。
ここがこう繋がるのかという面白みと、和音の健気さに心打たれる物語だった。報われたのかどうなのか。最後のシーン、あるいは最初のシーンの評価は難しい。彼らがそれで救われたのなら、それでいいかな。
Posted by ブクログ
ビターなお話でした。並行世界の存在が当たり前の世界です。主人公の暦がしおりを助けるためにどんどん様子がおかしくなっていく様が、読んでいて苦しかったです。「僕が愛したすべての君へ」も今から読んでみます。時間移動をした暦と、幽霊になった栞が幸せになれるルートはあるのか、もう一冊にその可能性があれば嬉しいです。
Posted by ブクログ
日高暦
七歳のときに両親が離婚し、虚質科学研究所研究員の父親についていくことを選んだ。研究所の託児施設で佐藤栞と出会う。虚質科学研究所の研究員となる。
暦の父
虚質科学研究所の研究員で高名な学者。暦の母と離婚するが、その後も良好な関係を維持している。佐藤絃子との再婚の話がでている。
ユノ
暦の母の実家で飼っているゴールデンレトリバーの雌犬。道に飛び出して車に轢かれかけた子供を助けようとして、代わりに轢かれて死んだ。
暦の祖父
暦の母の父親にあたり、資産家である。
佐藤栞
両親の離婚後は母親と暮らしている。研究所の託児施設で日高暦と知り合う。
佐藤絃子
栞の母親で、虚質科学研究所の所長。暦の父と大学時代の同級生。暦の父親と親密な関係になり、暦と栞に再婚の話を行う。
瀧川和音
暦とは高校のクラスメイト。虚質科学研究所にて暦の後輩にして仕事上の相棒となる。