乙野四方字のレビュー一覧
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ネタバレとても面白かったです!
「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」と繋がっていて、他の並行世界の幸せになった栞が書かれており、暦とは会わないけれど、最後に暦と再開して「会ったことがあるような気がする」と二人が思っていてお互い相手が幸せなのが嬉しく感じているところが好きです!
「君を愛したひとりの僕へ」は幸せになれなかった2人の話だけど、「僕が愛したすべての君へ」は暦が幸せになった世界、「僕が君の名前を呼ぶから」が栞が幸せになった世界、この2作は暦と栞は他人だけど、最後会話するのが個人的に好きです!
「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」「僕が君の名前を呼ぶから」すべての -
Posted by ブクログ
ネタバレ読む順番で結末が変わるらしい、面白そう、と聞きつけて、本好きの人と交換して読んだ!一緒に読んだのが楽しかったのと、2冊で1冊になるよう仕上げてある工夫が楽しかったので、星5個つけた。それぞれの本を一緒に読み進めながら、ちょこちょこ感想を交換して、でもまだ全部繋がってないからなんかお互い感じとってること違うな、と思ってたけど、こんなにストーリーの重さが違うと思わなかった。僕愛から読んだから、君愛のほうもヒロイン違いで、普通のきゃっきゃうふふの恋愛物なのかと思った。よくできてる。
どのキャラが好きかで見方も変わってくるかもしれないけど、わたしは栞が好きだったから、終わりまで読んで、うわーんってな -
Posted by ブクログ
ネタバレ何となく手に取ったこちらを先に読み終えました。かなり重く辛い話でした。
君愛と僕愛どちらを先に読むかで結末が変わると書いてありましたが、確かに読んだ後の後味はかなり変わるなという印象です。
君愛から読むと物語的にも順番に読んでいる(と思う)ので幸せで、でもどこか切ないハッピーエンド。
僕愛からだと、物語的に後半→前半の順番(多分)なのでより多くの伏線回収、より切なさが残る読破感。僕愛の方がハッピーエンドなのでそれを思い出してより心がキツくなる。
ただ、1冊目で謎だったここはこういう事だったんだ!という衝撃はどちらから読んでも感じられると思うので好きな方でいいと思います。
私は君愛から読ん -
Posted by ブクログ
映画を見て本を読みたくなったため拝読。
映画は『僕愛』→『君愛』の順に見て「逆だったなー」と感じたため、小説は『君愛』から。
映画と小説では少し違う点があり興味深かった。映画には、暦が栞の救出方法を思いついて和音に話す際に、和音が怒って暦を押し倒すシーンがあったが、小説では穏便であった。あのシーンは和音の気持ちが前面に出て、暦もそれを感じる重要なシーンだったため、小説には少し物足りなさを感じた。しかし、想像力を掻き立てられながら暦と栞の切ない愛を体験できたのは非常に感慨深かった。
劇場ではSaucy Dogの『紫苑』が作品をより情趣深いものにしていたことがより深く実感され、改めて映画と小説 -
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★4.8/5.0
僕君、君僕が気になって本屋に行った時に出会ったので購入し、読んでみました。
これは、栞が暦と出会うことなく、両親が離婚しないパターンの世界のお話。
暦と出会わない世界の栞がどのように生きて、どのように年老いていくのか。
僕君から見た私からすると、1番初めのレオタードの女の話がようやくここで伏線回収された。
僕君、君僕だけで完結かと思いきや、今作を読むことで新たに伏線回収することも多く。ただ、君僕の後に今作を読んだので、栞の幸せなストーリーを読むことが出来て良かった。ああやって交差点のレオタードの女の話に繋がっていくんだなと。この話を読むと、奇跡って本当に起こるのでは?と思っ -
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★4.8/5.0
僕君と君僕のうち、こちらを先に読んだ。
こちらを先に読むと、所々?と思う部分があるが、そういった所は軽く流して読んでいった。
正直、本当に深く考えさせられた。ネタバレになってしまうが、ゼロ世界の好きな人だけではなく、並行世界にいる好きな人も同様に愛せるのか。すごい難しいなと思った。
し、子供が殺されて〜という場面の時に、最初は和音が殺したと思っていたけど、ゼロ世界の視点だけではなく、並行世界の自分の視点になって考えた時、それもまた自分であることには変わらないから、犯人を見つけ出すことが出来たと思うと、所詮どの世界に行っても私は私なんだと思えた。
その存在自体を愛す、ということ -
購入済み
2回目です。
映画公開も決まったので読み直しをしています。
前回はもう一作品の方から読みましたが今回はこちらから読んでいます。
2回目を読むと理解が深まりさらにこの世界観に入りやすいです。
情景が浮かびやすく感情移入します。 -
Posted by ブクログ
とても面白かった!
『幸せ』を探す物語だからなのか、読みながら元気をもらえる
シオンちゃんのやることなすことは時に空回りするけれど、誰かの幸せを探し求めることは沢山の愛に溢れていて、響き渡っていた
いつか、もしかしたら、シオンちゃんのようなAIが生まれるかもしれない
機械が人間を支配するような物語も多いけれど、私はこの物語のように共存し、友として共にある未来が良いなと思う
シオンちゃんの歌を聴きに、映画も観てみたい!
視点がコロコロ変わるけれど、その分彼らの感情や考え方が身近に感じられる
ゴッちゃんのどうあっても100点には届かない自分自身の悩みや、アヤちゃんの一途さに私は惹かれてしまった -
購入済み
ずっと読みたかったし読めて満足
水平思考ゲームを題材にした小説。
ただの魔法、ただの異世界で終わらせないところが好き。
作者の作品をもっと読みたくなりました。 -
購入済み
面白い
百合って聞いて読んだけど、まぁ言われれば百合かなぁってかんじ。
でもストーリーがミステリアスで独特な浮遊感にいつの間にか読み終えてました。