感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』に続く待望のスピンオフ長編……とあらすじにも書いてあるのですが、違います
完結編です、これ
オカルトの要素もあり、それを作中の理論によって解決するところは推理小説のようでもあり、でもその理論はSFで、そして恋愛小説としても素晴らしい
この幸福な読後感と言ったらありません
いい年して思わずうるうるぽろぽろしてしまいました
そして本棚から『僕が~』をとりだして、パラパラと読み返してはニヤニヤとしてしまいました
マジで面白かったです、おすすめ
『僕が~』『君を~』を読んだ人ならこの作品も読むべきです!絶対に!
読んでない人は……どうなんだろう、どこまで楽しめるのかな?
それはそれで読書体験だけど(そもそも『僕が~』と『君を~』は読む順番で作品の印象が変わるという触れ込みでしたし)でも、どうなんだろうね実際
Posted by ブクログ
『僕が愛したすべての君へ』と『君を愛したひとりの僕へ』を読んでから読むべき物語。どちらの状況も読んでいるからこの物語で感じた幸せが尊いもので、途中から涙が止まらなかった。
所々に前作と繋がる要素も散りばめられているので、考察が好きな方にはもってこい。
素敵な物語に出会ってしまったと思った。
Posted by ブクログ
とても面白かったです!
「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」と繋がっていて、他の並行世界の幸せになった栞が書かれており、暦とは会わないけれど、最後に暦と再開して「会ったことがあるような気がする」と二人が思っていてお互い相手が幸せなのが嬉しく感じているところが好きです!
「君を愛したひとりの僕へ」は幸せになれなかった2人の話だけど、「僕が愛したすべての君へ」は暦が幸せになった世界、「僕が君の名前を呼ぶから」が栞が幸せになった世界、この2作は暦と栞は他人だけど、最後会話するのが個人的に好きです!
「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」「僕が君の名前を呼ぶから」すべての物語が繋がっていて、「凄いなぁー!」と、感動しました!!
Posted by ブクログ
映画を2本観てから読んだので、世界観にすんなりと入ることができた。
名前を呼ぶ、ということの意味と重みを改めてじんわりと感じることのできるよい作品だった。
Posted by ブクログ
僕愛、君愛を見た方には是非こちらも読んでほしい。暦と出会わなかった世界線の栞を見る事が出来ます。そして、僕愛のあのエンディングに繋がるんだなと。
Posted by ブクログ
★4.8/5.0
僕君、君僕が気になって本屋に行った時に出会ったので購入し、読んでみました。
これは、栞が暦と出会うことなく、両親が離婚しないパターンの世界のお話。
暦と出会わない世界の栞がどのように生きて、どのように年老いていくのか。
僕君から見た私からすると、1番初めのレオタードの女の話がようやくここで伏線回収された。
僕君、君僕だけで完結かと思いきや、今作を読むことで新たに伏線回収することも多く。ただ、君僕の後に今作を読んだので、栞の幸せなストーリーを読むことが出来て良かった。ああやって交差点のレオタードの女の話に繋がっていくんだなと。この話を読むと、奇跡って本当に起こるのでは?と思ってしまうくらいの感覚。
3作をまた読み返したいと思った。
Posted by ブクログ
『君を愛したひとりの僕へ』の後に読んだので、これが日高暦が願った世界なのだとしても、いくら高崎暦と今留栞が幸せなのだとしても、日高暦と佐藤栞は結ばれることは絶対ないんだなと思ってしまって読んでて悲しくなった
お互い知らないことがお互いの1番の幸せなのは切なすぎた
読み終わった後に日高暦と佐藤栞が結ばれる世界があるといいなと思いました
Posted by ブクログ
昨年秋の2部作当時公開映画の続編、とゆーかパラレルストーリー。僕愛、君愛どちらも映画館で見て、その主人公の女の子の1人のパラレルストーリー。通常世界では出会わなかった人と運命の出会いをし、結婚し、添い遂げるなんて、やっぱり何か夢があっていいなと思ってしまう。今の世界の平行線上にもう一つの世界があって、そこでは、全く別の人が自分にとって大切な人になっている。どちらも本物の愛。主人公が年老いて、もう1人の運命の人とお互い知らない者同士で、偶然出会い、会話をするシーン。切ないでも素敵だなと思う。元々映画が終わってすぐにこの本を買ったのだけど、なかなか読めず3月になって2日に分けて一気に読んだ。良いお話だった。私は好き。
Posted by ブクログ
僕愛と君愛の映画に合わせたのかはわかりませんが、本編とは別の並行世界を描くスピンオフ小説です。栞を主人公として幼年期から老年期までの長いお話です。この本はこの本でまとまっているので、多分本編を知らなくても大丈夫です。
Posted by ブクログ
同時刊行された僕愛と君愛のスピンオフと言う事で、ある意味「その後の栞の物語」とも言えると思います。暦のした事は無駄ではなかったんだと思うと何だか感慨深い。作中でこの本のタイトルがセリフとして登場した時は「お〜タイトル回収だ!」って胸熱でした。
Posted by ブクログ
本編を映画で2本とも見たので、スピンオフ版を読んだ。
本編の内容は、ざっくり言うと並行世界の存在が公認されている世界で、パラレルシフト(並行世界の移動)の事故により交差点の幽霊になってしまった栞を助けるべく主人公の暦が奔走するという物語だ。結局、暦が出した結論は「栞と自分が会わない世界線に行くこと」だった。
この小説は暦と出会わなかった世界線の栞の物語だ。タイムシフト(時間の移動)をしてまで栞を助けようとしたことが、正しかったのかどうか映画では分からなかったが、この小説では暦も栞も自信を持って「今、私は幸せです」と答えていて、本当に良かったと思った。
Posted by ブクログ
「僕愛」「君愛」のスピンオフ、というより、もうひとつの「君愛」といっても問題ではないと思う。
両親が離婚の危機にある主人公の少女・今留栞の物語。
前2作を読んでいれば彼女が誰かはすぐ分かるはずだし、
ラストはきっと幸せな気持ちになれると思う。
わたしだって、この話が読みたかったんだよ。
Posted by ブクログ
二作同時公開に合わせてスピンオフ。
栞の両親が離婚していない、そんな世界があったかもしれないストーリー。
私は、お父さんとお母さんと一緒にいたい。
幼いころ、両親の離婚の危機を前に発した自分の思いが未来を動かし、両親と一緒の生活を選択した今留栞。
母親の虚質科学の調査で、とある廃病院を訪れた。
そこには鬼隠しの伝承が伝わる祠があり、数年前には小学生の男の子が行方不明になっている。
その祠に近づいたとき、栞は眩暈を感じた。
男の子が、ここにいる。
幾重にも重なった並行世界ではあったかもしれないし、なかったかもしれないストーリー。
前の二作読んですごいと思ったけど、さすがに5年経つと記憶はおぼろげ。
来月の映画が楽しみで、今度は小説読んだ順と逆に、君を愛したから見ることにしよう。