水谷緑のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
その病院では一番の働き者でやさしい人が、患者に暴力をふるっていた――。
行動を管理する暴力。生活保護費の搾取。
しかし、ここには他の病院では見捨てられた患者が流れ着いていた――。
精神科のことが知りたくて介護助手として働き始めたミズタキさんが、「姥捨山」と呼ばれる精神科で見た精神病院の闇とは?
第1話 患者を蹴る看護助手
第2話 働き者が暴力を振るう
第3話 患者と心が通った瞬間
第4話 医療者からも差別される精神疾患
第5話 長期入院患者が退院を目指したけれど
第6話 身体拘束で壊れた関係
第7話 暴力がある環境への慣れ
第8話 生活保護費を管理される依存症のおじさんたち
第9話 このクリニックが最後の受け皿
第10話 精神科の歴史と外から非難する医療者
最終話 支配と支援は表裏一体
患者に寄り添い、患者の意思を尊重し寛解を目指すというか、精神病の患者を「言葉の通じない宇宙人」として扱い生きさせるだけに日々の仕事に追われ患者に暴力を振るい事故や外の世界から守っているつもりで虐げ支配してる職員たちと自信や自主性や意思を失って植物のように生きる精神病院の患者の劣悪な環境。
ミズタキさんは、そんな劣悪な環境を変えようと奮闘するものの、患者に対する距離感など経験や知識不足から空回りしてしまい、患者さんに不信感を与え追い詰める結果になってしまう。
日本の精神病院の患者の治療より隔離し管理する医療の歴史の闇が、根本にある。
政治家や地域住民が協力して、患者がよりよく治療して生きられるよう変えなければと思えたノンフィクション・コミック。
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Posted by ブクログ
著者による看護師へのインタビューをベースにしたコミックエッセイ。事実に基づきつつもいろいろ脚色はあるようだ。また、こういう本によくある著者自身の体験談というわけでもなさそうである。精神科のナースが病棟で出会ったてきた患者さんとの関わりやその解釈についてストーリー形式でまとめている。
統合失調症で妄想を持つ人や、幼少期の愛着形成不足による境界性人格障害を持ち自傷や暴力などを繰り返す人、重い鬱から復帰したと思ったら自殺してしまった人など、さまざまな人が登場する。そのような人の症状が描かれること自体興味深いが、同時にその障害や病を身体的・機械的なものという解釈に限定することなく、背景にあるその人それぞれの適応課題や想い・気持ちに遡って人間の実存的なものとして解釈していることに温かさを感じる。
この描き方は、とはいえ精神病に対するややナーバスな見方であり、もっと壮絶な現場で支援者側が自らを守るためにも現実的に心を鬼にせねばならない瞬間もあると思われるが、それでも漫画として一人一人の人に向き合ったときに見えてきた光や明るさを感じ取れる面白いストーリーだった。
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Posted by ブクログ
【受動的攻撃】
「彼女はたいていニコニコしている」
「彼女は争い事が嫌いだ」
「彼女はたいてい選ばない」
「怒りを直接的に表現せず」
「無言・無視・ため息・わざと返事を遅らせる などして」
「遠回しに相手の罪悪感を刺激する」
「これを【受動的攻撃】という」───p003〜p007本編より
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背筋がすうっと冷たくなるような、取材を元にフィクションとして構成されたエッセイマンガ、なのかな。
多くの人が被害に遭い、また加害者にもなっているかもしれない、という怖さがある。
わたしは読みながら、自分の過去の言動を振り返った。
めっちゃ、クロ(加害者)だなと思った。
【能動的攻撃】(暴言や暴力)なら、正々堂々と訴えられるし、正当な被害者となるのだけど、【受動的攻撃】は、「相手の罪悪感を刺激」して、「周りに自分が被害者とアピール」し、攻撃された方は、逆に加害者という立場に置かれる場合も多く、孤立化する。
世間のいろいろなところで見られるパターン。
【受動的攻撃】をする人物は親からもまた【受動的攻撃】をされている場合もみられる。
無意識に学び、無意識な策士となってしまうのだ。
このマンガでは、【受動的攻撃】をしている主人公の女性が、かかっているメンタルクリニックの主治医に「あなたは受動的攻撃をしている」と指摘されても、「わたしは悪くない」「弱者にできる唯一の攻撃じゃないの?」と、自己正当化してしまう。
そう考えるこころの道筋がわかるだけにぞっとした。
ただ、この【受動的攻撃】にも、理由と利点があって、隠されたこころの痛みの発露になっている場合も。
被害者も加害者も、こういう状態、状況があると気づく、認めるのが第一歩だと思う。 -
購入済み
障害者の性…
今回は割と障害者の性が多かった
障害者って、障害があるだけの普通の人
悪どくもなれるし、性格悪かったり気が強かったり、色々…
今回の障害者はモラハラ感があって、好きじゃない
そんなんの相手もしなきゃならないなんて、ほぼ俳優業
楽な職業じゃないね
結構大変そう… -
購入済み
参考になります
女風…
気になるけど先に進めない女風…
こんな自分が行ってもいいのか、不安しかない世界…
気になるのはセラピストが何を考えているのか…
こんな自分を、どう思っているのか…
それを教えてくれる、ありがたいマンガ
セラピスト目線で描かれており、参考になります
顔の輪郭が気になることもあるけど…