水谷緑のレビュー一覧
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他人事ではないと感じます
このお話と直接の関係はありませんが、最近人身事故を
原因とした電車遅延が多くなっているような気がします。
この場合の事故とは残念ながら飛び込みである事が多い
ような印象です。
また、自死が裁判で過労死と認定されたというニュースを
聞く事もあります。
厚労省や各自治体でも自殺対策に取り組んでいるようで
HPを見ると"命の番人 ゲートキーパー"の養成のための
研修用テキストや動画が紹介されています。
特にゲートキーパーになろうとかではないですが、自分や友人の為にそんなテキストを読んでおくのも良いのでは
ないかなとこのお話を読んで思いました。
それから、 -
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生き易くなる方法
今回のお話は幻聴に悩む男性がどのようにして幻聴と付き合って行く方法を身につけていったのかというお話です。
幻聴の原因を追求したり、幻聴をなくすのではなく、幻聴があっても困らずに生きていける。
そういう方法を身に付ける事でずいぶんと生き易くなったように見えました。
このお話にでてくる方の悩みは幻聴という事でしたが、ここで語られている悩みへの対処方はどんな悩みにも応用できるみたいなんです。
そもそも悩みの無い人なんて居ないと思うので…多くの人がこのお話を読んで少しでも生き易くなると良いなと思います。 -
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精神科の訪問看護
精神科にも訪問看護があるって意外でした。
第一話にもちょっと出てたけど、受診に結びつける為の一時的な対応かと思ったので。
さて、作品自体は素晴らしいと思いながら、第一話からちょっとだけモヤモヤしてたのが精神科の医師が何をしてるのか見えてこないところでした。
マンガとしてナースと患者の関わりに重点を置くのは良いけれど、医師の指示があって初めて動けるはずなのでは?と、本筋と関係ないとこで少しモヤっとしてしていたら、4話でやっと医師が出てきて安心しました。
そして、この話から登場するナースマン(男性看護師)がとても頼りになる人で勉強になります。患者は一人一人違って、だから対処方も一人一人違う -
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虐待の影響は大きい
リスカに至るまでの親子関係やリスカのやり方、する意味などが短い中で分かりやすく描かれています。
リスカって、こんなにいろいろ考えてやってるんだと、驚きました。
そして、何より驚いたのはリスカが生きる為の手段という位置付けにある事。
これを読むまでは、リスカをするのは死にたいと思っているからだと思っていました。まったく逆なんだと初めて知りました。
虐待された子供は身体だけでなく心にも本当に大きな傷ができているのですね。
本人は何も悪くないのに、心に一生残る傷をつけられて、それがずっと影響している。
深く考えさせられました。 -
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優しさに泣きそう
こんなふうに患者の心に寄り添おうとしてくれるナースがホントにいてくれたら良いな。
精神科についてはTVなどで患者からの暴力、反対に看護する側からの暴力があったと報道される事もありました。
それは本当に稀な事なんだろうなと思うけれど、精神科は怖いとか暴れる患者を閉じ込めておくところというイメージを何となく抱いてたなと、気付きました。
自分は偏見なんて無いと思っていましたが…。
精神科に入院するような行動を取る人でも病気が良くなれば、なんで自分はあんな事しちゃったんだろうなと冷静に考えたり、他人を気遣う事もできるようになるんだなと、この作品で教えていただけて良かったです。 -
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知ってると違うかも
身近な人の死に直面する前に読んでおくといい本。
作者が一つ一つ丁寧に落ち着いて物事を捉え、乗り越えていくので、すんなりと入ってくる。この本は購入し、身近な人が重大な病になった際、再度読みたい。 -
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当事者なので
涙なしには読めない。
誠実な治療者は、実は臨床にはすごく少ない。ベースにあるのは相手を尊重する、という、(本来なら治療の前段階の、)誠実さを持った作品だと思う。この作品を描いてくれてありがとうございます、とお伝えしたい。 -
Posted by ブクログ
何回読んでも涙が出ます。
自分も父が59歳で亡くなったので境遇が似ていることもあって、初めて読んだ後はやってあげれることあったなと後悔したことや悲しかったことを思い出して苦しかったです。
親はいつかは死ぬって頭で分かったつもりでいても、現実になった時に全然受け入れできなかったです。
読み返した時には、私もこれをやってあげれて良かったなと思った行動があってたり、自分も手紙を書いてみようと思ったり泣きつつも少し冷静に読めました。
そして、この気持ちになるのは私だけじゃないだとと救われました。
この本は、大切な人がなくなってしまう前、亡くなってしまった後、自分がその時を迎える前に、どのタイミ