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普通のOLだった主人公が、母親の病死による悲しみのせいで、心のコントロールが利かなくなり、通勤中に横入りの男に無意識に肘鉄をくらわしトラブルに。完全に平常心を失っていた自分に驚き、こうも簡単に壊れてしまう「人の心」に興味を持つように。そして仕事を辞め、看護師の資格を取り、「精神科」で働くことを決意。
しかし身体のケガや病気のように目で見て明らかではない精神の病を抱える患者たちとの日々は想像以上に大変で忍耐力のいることだった。
──私がそうだったように、誰だって平常心でいられない時もある。“おかしい”と“おかしくない”の境界線はいったいどこにあるのか。──実際の病院、看護師さんへの取材に基づき描く、初の精神科ナースコミックエッセイ。
Posted by ブクログ 2017年06月01日
取材を元にしたフィクションでも、これは限りなくノンフィクションに近いフィクションだと思って読んでいました。
とても面白い。人間っていろんな考えの人がいるなあと改めて確認させられる。
これを買った時はものすごく追い詰められてたので、なんだか、いろんな人がいるんだし、あんまり自分で自分を追い詰めなくても...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月08日
ハートネットTVやNHKスペシャルで精神科の入院病棟や患者さんの様子を断片的に目にすることはあっても、その中の看護師さんのことを気にすることは今までなかったなと読みながら思いました。
色んな看護師さんがいらっしゃるのでしょうが、こんな風に患者さんに寄り添うような方は珍しいのでは、と何も知らない者は思...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月28日
精神科ナースになった主人公が患者さんとの対峙を通じて自分を見つめたり、自分の経験を通じて患者さんと向き合ったりする日常を描いた漫画。
困った人は困っている人。誰かがわかってくれる、受け入れてくれる経験により癒され、自分を理解し、取り戻していく。これは精神疾患を持つ方以外にも言えるのではないか。
これ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月11日
印象的なシーンが多いが、
なぜリストカットをするのかという問いかけに対して、温かいからと答えたエピソードが忘れられない。
死にたいんじゃなくて、生きてると感じられるためにリストカットをするということに驚いた。
何でも決めつけたらいけないな。
世の中をもっと知らなきゃな。
人に寄り添ういい本だった...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月23日
狂ってることと狂ってないこと。
境界線ってなんだろう。この言葉がずーんっと刺さった。
何かをしてしまう時には、何かあるのかもしれない。すぐにおかしいんちゃう?って思うんじゃなくて一回考える。
まず、完璧でありたい願望を減らすのも大事か。
すっごく難しいテーマをとても読みやすく、とても考えやすく書いて...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月10日
『生きたいから生きづらいと死にたくなるんだよ』
胸がギュッてなった。何が狂ってるのか狂ってないのかわかんないってほんとそれって思う。絵はほんわかしてるのに差し迫ったりキツい内容にも触れられていてかつ偏見のない目線で描かれているのがすごい。どの回も。わたしにも、自殺は悪だと言い切るほどの理由が見つか...続きを読む
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