あらすじ
「もっとできることがあったんじゃ…」
看取りで残った後悔と罪悪感――。
そこで、緩和ケアナースに話を聞いてわかったこと。
それは、大切な人が、残された時間を「どう生きたいか」を知ること。
もくじ
プロローグ 死んでゆくのは大変だなぁ
第1章 大切な人の死
episode01 がんになった父
episode02 あがく家族
episode03 父が漏らした言葉
episode04 日常生活がしたい
episode05 さよならの瞬間
episode06 後に残る後悔
2章 死を目の前にした人たち
episode07 大切な人が死んでいく過程を見届ける
episode08 後悔を残さないために
episode09 感情を出し切る
episode10 感情が出せない人
episode11 生き様の共有
episode12 本人の意思と家族の意思
episode13 緩和ケアナースが家族を亡くしたとき
episode14 悲しみは患者と家族が引き受ける
episode15 どう生きたいか
episode16 死をわかっていた3歳の子
episode17 触れること、そばにいること
episode18 生きている限り生きている
エピローグ あのときなんて言えばよかったんだろう?
監修
川崎市立井田病院 かわさき総合ケアセンター 腫瘍内科/緩和ケア内科
西 智弘
★単行本カバー下画像収録★
感情タグBEST3
知ってると違うかも
身近な人の死に直面する前に読んでおくといい本。
作者が一つ一つ丁寧に落ち着いて物事を捉え、乗り越えていくので、すんなりと入ってくる。この本は購入し、身近な人が重大な病になった際、再度読みたい。
大切な人と大切な時間
正解は、どれでもなく人の生きた時間がある。家族が命に関わる病気をして初めて考えさせられる事だからなおさら、しっかり考えたいが…その時に自分はどうだったかなあと、振り返っても…大丈夫なふりしてやり過ごしていた…ような気がする。後悔先に立たず…です。後悔はしないようにして。
Posted by ブクログ
緩和ケアについての自分の考え方が間違っていなかったことを確認できた。
そして、自分ができてたこと、不足してることを浮き彫りにしてくれた。
緩和ケアの基本の「き」がわかる本。
いろいろと思いだして涙なしでは読めなかった。
Posted by ブクログ
何回読んでも涙が出ます。
自分も父が59歳で亡くなったので境遇が似ていることもあって、初めて読んだ後はやってあげれることあったなと後悔したことや悲しかったことを思い出して苦しかったです。
親はいつかは死ぬって頭で分かったつもりでいても、現実になった時に全然受け入れできなかったです。
読み返した時には、私もこれをやってあげれて良かったなと思った行動があってたり、自分も手紙を書いてみようと思ったり泣きつつも少し冷静に読めました。
そして、この気持ちになるのは私だけじゃないだとと救われました。
この本は、大切な人がなくなってしまう前、亡くなってしまった後、自分がその時を迎える前に、どのタイミングで読んでもいい本じゃないのないのかと思いました。
大切な人が亡くなる前に読んだ方がきっと後悔が少なくなると思う。
大切な人がなくなってしまった人は思い出して辛いだろうけど、少し前向きになれると思います。
Posted by ブクログ
人が死に向かう時、その心身にどんなことが起きてくるのか。まわりにいる人たちはどんなふうになっていくのか。そして何ができるのか。
マンガで丁寧に描かれているので、エネルギーが落ちているときでも読みやすそう、と思いました。
Posted by ブクログ
大切な人の死に直面する前に、読んでおくべきだと思いました。自分の年齢が上がると言う事は、両親の年齢もそれだけ上がっていると言う事…。気持ちに余裕があるときに読めて良かったです。
Posted by ブクログ
読みやすい本でした。
身内を亡くした直後に読みたかったな、と思う。
星3個なのは、漫画でなく文章で読みたかったから。
漫画だと絵が見えるので、思うままに読めなくて。
緩和ケアナースは、忙しすぎて、きちんと話ができなかった。もっと増えて欲しい。
必要な仕事だし、特に最期の時は、亡くなる患者より看取る人、家族のケアを優先する、それがとても大切だと思う。
そして亡くなるその時に、家族はモニターや機械を気にせず、患者を見て感じてあげた方が、何倍もいい。そうやってお別れしないと、後になってその時のことを思い出せない。
なのでこの本は、家族が元気なうちに、読んでおく方がいいと思う。
遅くとも亡くなる時より前にぜひ。