ヨルン・リーエル・ホルストのレビュー一覧
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17年前に女性誘拐殺人で有罪となった男が釈放された後、当時証拠品を捏造されたと訴えた。
捜査の責任者だったヴィスティングは申し立ての調査が終わるまで停職を命じられたが、真実が仲間の不正を暴くかもしれないと思いながらも、独自に捜査を振り返る。
ヴィスティングの娘リーネは、マスコミの目から父親を遠ざけるため、より話題性のある事件を記事にするべく殺人事件を追い始めた矢先、犯人と思しき人物に襲われる。
●感想
当時の行き詰まった捜査の閉塞感がひしひしと感じられ、物語が重く感じるが、リーネの行動力が物語を動かしてくれる。
面白いと言えば面白いのだが、犯人を追うハラハラ感が少なく、その辺が物足りなさなのかも?
一気読みというより、じわじわくる興奮。
ヴィスティングはドラマ化もしているけど、地味なんだよね、キャラが。未だにヴィスティングの年齢がよくわからない。ドラマ版だと、そこそこいってそうに見えるが、実は若いのかな? -
Posted by ブクログ
警部ヴィスティング、3冊目。
今回は極秘捜査の命を受け、
大物政治家の別荘で見つかった大金の出所を調べることに。
チーム編成は彼の思うまま。
で、性懲りも無くまた元記者の娘を巻き込むヴィスティング。
刑事ヴァランダーでも似たような展開になってたような。
ノルウェーミステリー、家族を巻き込みがち。
誰かが家に侵入したような形跡があっても
そこまで深刻にならずスルーするなんて。。
幼い娘もいるっていうのに、
ありえへん!
賞味期限切れの食品を使っちゃうのはまだ理解できるとしても(カタリーナ・コード参照)
危機管理はちゃんとしようよ!
とプンプンしながらも、まんまとドキドキさせられてるわたし。
2つの事件がどうつながるか、
終盤次々と事実が明らかになる場面が良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ警部ヴィスティングシリーズのコールドケースカルテット3作目。
過去の未解決事件、現在は目立った動きなしの事案を掘り起こした先に、、というのがコールドケースカルテットの型なのかと思いきや、のっけから収監中の暴行殺人犯が脱走を企てるわ、クリポスはそれを見越したかのように協力者アザー・ワンを捉えようと画策するわで全然コールドじゃない、むしろホットな状況が展開される。
いや、別に面白くなかったわけではないのだが期待値と違っていたというか。
アン・クリーヴスやヨハン・テオリンのテイストのつもりだったらカリン・スローターやピエール・ルメートルだったという感じ。
アザー・ワンは一体誰なのかという疑いの矛先が二転三転したり、巧妙な隠れ蓑を剥いでいく展開は面白かったし、終わってみればそこはある意味この著者の型のような気もして、またもしてやられたという気にはなる。
ただやはり所々前面に出される残虐性や黒く深過ぎる悪意のもたらすじっとり感はこのシリーズには似合わない(とは言え読んだの暫くぶりなので補正がかかっているのか!?)。
話の中で出てくる過去の内部調査案件て『猟犬』の話かな。
だとしたら奇跡的に読む順は合ってたのに時間空きすぎて関係が思い出しきれず勿体ないことした。
どうしてもやってしまう、シリーズもの折角続けて読めるのに時間あけて忘れる失敗。
次は『疑念』。 -
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・あらすじ
ノルウェーのラルヴィクが舞台。
もうすぐ定年を迎える警部ヴィスティングとその娘、フリージャーナリストのリーネが主人公。
未解決のまま24年経過した失踪事件と
26年前の誘拐事件を未解決事件担当捜査官のスティレルと捜査して解決していく。
・感想
スティレルと反目しあい最後にお互いを認め合う!的な有りがちな展開…じゃなかった!!
みんな大人でプロフェッショナルに仕事してた。
ドラマティックで派手な出来事が起こり、二転三転するような作風じゃなく、人間模様を大事にしてるミステリー。
容疑者と24年間友人として関係をもってきた主人公と容疑者のひりついた空気感と対話が印象的だったな。
しかしリーナが他人の家系図まで調査してたけどノルウェーもアイスランドみたいな家系図管理してんのかな??
北欧の静かな雰囲気があるミステリーだった。 -
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ノルウェーの警察小説、ヴィスティング警部シリーズのコールド・ケース・カルテット3作目。
今回は少し違う雰囲気で物語が始まる。2人の女性への暴行・殺人・死体遺棄の罪で服役中の男トム・ケルが、第3の犯罪を告白。自供の裏付けのため、刑務所から搬送し、死体を遺棄したという現場を確認させることになった。しかし、当日の警備を任されたヴィスティングやスティレルたちの目をすり抜け、共犯者アザー・ワンの手引きで、ケルはまんまと逃走してしまう。ケルはどこにいるのか、アザー・ワンとは果たして誰なのか。警備体制の不備を指摘され、内部調査の対象となったヴィスティングは苦しい立場に置かれ、自身も己のとった行動を自責する。
人間の悪意を大きなテーマとして、物語は過去シリーズ中でも動きの大きい作品となっている。娘のリーネがやはり重要な役割を果たすが、本作ではいつも以上に暴走気味。今回、リーネを捜査に巻き込んだのは、なんと未解決捜査班クリポスの曲者スティレル。どうやら2人の距離が少し縮まりつつあるらしい。
しかし毎度ながら、身内のマスコミ関係者を捜査班に加えるのは不思議で仕方がない。ノルウェーではOKなのだろうか。周囲もまたリーネの越権行為には甘い。リーネを巻き込んだスティレルにヴィスティングが「どうしてリーネなんだ」と詰問するシーンがあるが、今まで散々一般人のリーネに捜査機密を漏洩してきたヴィスティングにそれを言う資格はないのでは…。
悪意というタイトルについては、そのテーマをもう少し深掘りしてほしかった。コールドケース4作目の訳出を待ちたい。 -
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閣僚を歴任してきた大物政治家バーナール・クラウセンが心臓発作で急逝した。
直後、ラルヴィク警察の主任警部ヴィリアム・ヴィスティングは検事総長に呼び出される。
クラウセンの臨終に立ち会った労働党幹事長が、機密文書の有無を確認するため故人の別荘を訪ねた際、大金のつまった段ボール箱を発見したのだという。
クラウセンは外務大臣を四年務め、議会の防衛委員会の重鎮でもあった。見つかったのは巨額の外国紙幣であり、汚職につながる可能性があった。
鑑識員のエスペン・モルテンセンに声をかけ、ヴィスティングは別荘に向かった。問題の段ボール箱は全部で9箱。紙幣は米ドル、英ポンド、ユーロの三種類で、総額はノルウェーの通貨で8000万クローネを超えていた。
翌日、クラウセンの別荘が放火に遭う。
ヴィスティングは全焼した火災現場で、検事総長から一通の手紙を渡される。
その手紙は、過去に起きたある若者の失踪事件に、当時保健大臣だったクラウセンが関与したことをほのめかしていた。
警部ヴィスティング・シリーズ、翻訳第3作。
最近、陰惨な描写が続く作品ばかり読んでいたので、刺激はさほどない。堅実な仕上がり。
たまたま、WOWOWで今日、ドラマ化作品を放映していたようである。原作は猟犬と、もう一作。 -
Posted by ブクログ
ノルウェーが舞台の初読み作家さん。
24年前に失踪したカタリーナ、彼女が残した暗号のメモを手がかりに、警部ヴィスティングはずっと事件を追い続けていた。
このヴィスティングと娘で新聞記者のリーネ、コールドケース担当のスティレルの3人の視点から物語は描かれてます。最初は暗号の意味もわからないし、遅々として進まない。
でも半分くらいから、犯人はこいつだ、ってバラされて、そこからどうやって自白をさせるか…がおもしろかった。
囮捜査もどきの、ヴィスティングと犯人の2人っきりの旅行、リーネの取材、スティレルの証拠集めなど結構緊迫感がありました。
もうひとつのコールドケースとのつながり、どちらのコールドケースも死体が発見されていない中での捜査、なかなかおもしろかったです!
続編にも期待☆