ヨルン・リーエル・ホルストのレビュー一覧

  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

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    登場人物の描写が良かった。暗号については24年の間で気づいても良かったのでは〜と思ったけど。シリーズまだあるようなので、読みたい。

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    2025年09月29日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    今回も未解決事件。
    前の「カタリーナ•コード」に比べて、政治がらみの重厚な感じで始まる。
    リーネも捜査に加わりスリリングさも増していた。
    帯に「動機はあまりに切なかった」と書いてあったのが、最後の最後にわかって、あ〜と溜息。
    犯人を追い詰めるシーンは迫力があって面白かった。
    「カタリーナ•コード」とこの「鍵穴」とあと二作で未解決事件四部作らしい。
    あとの二作ももう出ているので購入決定だな。
    楽しみ。

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    2025年08月06日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

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    「猟犬」が面白かったので、その時でていた文庫=積読を制覇。
    だいぶ間が空いたけれど面白かった。お好みだ。
    二つの失踪事件の交錯する状況や心情の描き方が、やっぱり面白いんだなぁ。
    びっくり仰天するような展開があるわけではない分、人間臭いというのか、海外作品だし土地勘もないし情景描写にピンとこないところもあるけど、共感してしまう。
    今回は、親子関係も前と少し変化していて、箸休めのようなちょっとホッとしたりもした。
    次は一緒に買ってあった「鍵穴」にいってみよー!

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    2025年06月22日
  • 猟犬

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    ネタバレ

    警部ヴィスティングのコールドケースカルテットを読み進める前に、一旦著者ヨルン・リーエル・ホルストの本邦初訳だった本作品を。
    とはいえ本作もヴィスティングシリーズの第8作目とのこと。
    『カタリーナ・コード』がシリーズ何作目なのかは手元の情報だけではわからないが、是非ここまでの、そして歯抜けがあるのであればその作品達も邦訳して欲しい作家の一人だ。

    『カタリーナ・コード』に始まるコールドケースカルテットは過去の未解決事件をヴィスティングが解決していく展開が特徴的な4部作だが、本作は過去の解決済事件に端を発する物語。
    17年前に少女誘拐、監禁、殺害、死体遺棄の罪で有罪となり服役していたハーグルンは、

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    2024年03月24日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    カタリーナ・コードで知った刑事ヴィスティング。落ち着いた渋い正統派の刑事姿と、事件の舞台となるフィヨルド周辺の透明感が好きになった。本作はカタリーナ・コード以上に深く引き込まれた。最終場面の緊張感も素晴らしい。

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    2023年11月14日
  • 警部ヴィスティング 疑念

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    司書さんから個人的にお借りした本。
    しかし四部作の最終作って…この作者の本初めてなんですけど…。

    で、結論としては、私はちょっと納得できなかったのです。
    読みが足りないのかもしれません。
    いや、きっとそうでしょう。
    だけど、納得できないことをここにネタバレなしで書く自信がないので、これからこの本を読む予定の人は、読まないほうがいいと思います。



    納得できない部分というのは、殺人事件の犯人として逮捕され、取り調べ中も裁判中も刑に服していた約17年間もずっと一貫して無実を主張してきた人が、しかも逮捕時はまだほんの青年だった彼が、自分の無罪を主張するためとはいえ、いろいろ証拠をでっち上げて刑事

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    2023年09月10日
  • 警部ヴィスティング 疑念

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    地味だけどカッコイイ!丁寧で本職刑事の捜査を体験できる、警部ヴィスティング・シリーズ第四弾 #疑念

    ■あらすじ
    休暇中のヴィスティング警部のもとに一通の手紙が届く。そこには事件番号と思われる数字のみが書かれていた。
    その事件では少女が殺害されており、すでに犯人も逮捕されている。手紙に何らかのメッセージを感じた警部は、その事件を調べ始めるのだった。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    地味。鬼のように地味。
    しかしこの地味さが本作の持ち味ですね。

    まるで本職刑事になったみたいに、丁寧で実直な捜査を体験できる作品です。なにもミステリーにラノベ感抜群のキャラ刑事や、才色兼備なスーパー名探偵が出てくる

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    2023年08月23日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    コールドケース4部作の2作目。今回は一気に読みました。犯人に行き当たってしまうところや訪問者が多い割に見つからない証拠品、壮絶な暴力を振るう割に殺害はしない悪人など、ちょっと詰めがな……と感じる箇所もありますが、全体として興味深く読めました。

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    2023年08月06日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    ノルウェーの警察小説。
    ヴィスティング警部物としては13作目だそう。
    「警部ヴィスティング カタリーナ・コード」に続く作品。
    未解決四部作(コールド・ケース・カルテット)の2作目とのこと。

    大物政治家のクラウセンが急逝。
    ラルヴィク警察の主任警部ヴィスティングは検事総長に呼び出される。
    クラウセンの別荘で多額の金が詰まった箱が発見されたという。ヴィスティングは現場に向かい、箱を自宅地下に移動するが、翌日別荘のほうは放火されてしまった。何者が動いているのか。

    フリーの記者であるである娘のリーネとも協力体制を敷き、鑑識のモンテルセンも加えたチームでの極秘捜査。
    過去のいくつかの事件との関係を探

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    2023年08月05日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

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    途中まで展開がかったるいなぁと思ってたのですが、トーマスが帰省した章辺りから面白くなって一気に読んでしまいました。派手さはないですが、登場人物の背景や心理描写など深みがあり、頭の中でドラマ化して読めました。小説としては終わりがもうちょっと……という思いは感じますが。土地勘が全然無いので、地図で調べながら同シリーズの他の作品を読んでみたいと思います。

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    2023年07月31日
  • 警部ヴィスティング 疑念

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    休暇中のヴィスティング警部に届いた封書には1999年の事件の番号が書かれていた。17歳女性の殺害事件で、元恋人が逮捕され刑務所に行った。ヴィスティングが担当していた事件の番号も封書で送られ、こちらも女性殺害事件事件で容疑者は獄中で死んでいた。もしかすると真犯人は別にいるのか?

    面白かった。封書を送る者の意図、既に刑期を終え出所してるダニーというキャラ、1999年の捜査と現代の捜査の違いなど読みどころたくさん。北欧のミステリーにはご馳走が多し。

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    2023年06月07日
  • 警部ヴィスティング 疑念

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    CL 2023.5.19-2023.5.21
    ヴィスティングが個人的に捜査を始めて上司に嫌がらせをされて、どうなることかと思ったけど、すぐに正式な捜査になり、ヴィスティングもその捜査に加わることになる。
    こういう真っ当なところが好感持てるんだよなーこのシリーズは。

    地味だけど飽きさせない、淡々と進んでいるようで起伏に富み、最後の最後まで真相を引っ張る。
    読むたびに好きになる作者。

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    2023年05月21日
  • 警部ヴィスティング 疑念

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    警部ヴィスティングの未解決事件四部作の最後の事件。今回は休暇中のヴィスティングのもとに、謎めいた手紙が届くところから物語が始まる(いい加減、個人情報や自宅のセキュリティを真剣に考えた方がいいぞ、ヴィスティング)。手紙に導かれるまま、ヴィスティングは過去に解決済みの少女殺人事件に注目する。調べるうちに幾つかの疑問点が明らかに。この事件は本当に解決しているのか。手紙の主に操られているような感覚を覚えつつ、ヴィスティングは過去の事件にのめり込んでいく。スティレルには「あなたが過去の事件を調べるたびに、予想もつかない事態が起きる」と軽口を叩かれる始末なのである。

    いい!やはり、このシリーズはいい!何

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    2023年05月19日
  • 警部ヴィスティング 疑念

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    〈ヴィスティング〉シリーズのコールドケース四部作のラスト。休暇中のヴィスティングに届いた差出人不明の数字の書かれた一枚の紙。昔に解決されている事件番号が記されていて、さらに別の紙も届く。解決されているはずのものを誰が調べて欲しいのか。そこから見えてくる当時の状況と事件の関係者たちのその後。地道な捜査の描写と終盤の展開の面白さが際立つ今作。コールドケース四部作はこれで終わりだけれどシリーズはまだ続いているらしいのでこの先も読めると嬉しい。

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    2023年03月31日
  • 警部ヴィスティング 疑念

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    このシリーズが無性に好きなんです。何故なのかなぁと考えると…

    まず、抑制された筆致。淡々と事実が進む中で、じわじわと悲しみとか怒りが滲む。
    犯罪もいつも、何かを考えさせられるケースが多い。
    捜査手法も多様なやり方を駆使して、ラストに向けて加速して真実に到達するところは、痺れます。
    大人向けのかっこいいミステリで、どこか観察日記みたいな、過剰な盛り上がりがないところも、とてもいい。
    こういうミステリがもっと読みたい!

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    2023年03月13日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

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    透明だが暗くて深い湖の底を覗き込む様な小説。警部ヴィスティングの仕事や人間に向き合う誠実さが、物語全体の空気感をを清浄し、(あくまで私的にではあるけれど)森林浴でもしたかの様な感じが残る。

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    2023年02月12日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    ヴィスティング警部シリーズ第13作、邦訳3作目にして、コールド・ケース・カルテットの2作目である。

    「今回はいつもと次元の違う捜査になりそうだ」、冒頭でヴィスティングはそう独りごちる。それもそのはず、検事総長に直々に呼び出されたヴィスティングは、先般心臓発作で亡くなった大物政治家バーナール・クラウセンの極秘調査を命じられていた。彼の別邸から、段ボールに詰め込まれた530万ドル以上の、出所不明の大金が発見されたのだ。国内外に知られるこの政治家は不正を働いていたのか。ヴィスティングは部下のモンテルセン、娘のリーネとチームを組み、捜査を開始する。

    事件の鍵穴にしっかりはまる鍵は果たして見つかるの

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    2022年11月30日
  • 警部ヴィスティング カタリーナ・コード ~THE KATHARINA CODE~

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    ヴィスティング警部シリーズ12作目。邦訳としては『猟犬』に継ぐ2作目。今回もヴィスティングは過去の事件と向き合うことになる。

    24年前、主婦カタリーナ・ハウゲンは、忽然と姿を消した。キッチンに不可解な暗号を残して。警察は徹底的に捜査したが、カタリーナは発見されないまま現在に至る。かつて捜査を担当したヴィスティングは、年に一度、夫のマッティンに捜査の報告をしに訪問を重ねるうちに、彼への疑惑を抱きつつ、友情に近い感覚も覚えるようになっていた。
    そんな折、スティレルという国家安全捜査局の人間がヴィスティングを訪れる。マッティンが、同時期に起きたナディア・クローグ失踪事件の犯人と目されるというのであ

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    2022年11月10日
  • 猟犬

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    くたびれた中年オヤジの刑事が登場する警察小説が好きである。本書は北欧ミステリの最高の栄誉であるガラスの鍵賞を受賞した、間違いなく面白い作品。ヴィリアム・ヴィスティング警部を主人公とするシリーズの8作目で、本邦初登場である。少し前の刊行でその時は手に取らなかったが、今年になってドラマ化され、なぜか版元を小学館に変えて過去のシリーズが続々と刊行されており、見過ごせなくなった。

    物語の発端は17年前の女性誘拐殺人事件。ヴィスティングはこの事件の捜査指揮をとり、犯人逮捕に至ったが、ここにきてその証拠が捏造されたものだったという告発をされてしまう。マスコミに叩かれ、停職扱いとなり、苦しい立場に追いやれ

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    2022年10月29日
  • 警部ヴィスティング 鍵穴  ~THE INNERMOST ROOM~

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    「機会が泥棒を作る」
    「人間は全ての行動をコントロールできるわけではない。いかなる場合にも自由意志に基づいた行動が可能なわけではない」
    「沈みゆく船の上で、他人に救命ボートを譲るか、自分の安全を確保するかという選択」

    未解決事件四部作との事なので翻訳を楽しみに待ちたいと思います。

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    2022年08月06日