丘沢静也のレビュー一覧
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面白いがわからない。
生を否定的にではなく、肯定的に捉え、
自らを超え出ていこうとする原動力を、力への意志とよんで、
新約聖書に対抗しようとした。
あの世の精神ではなく、この地上の身体から、
自由への感度=欲望を発揮させること。
神ではなく、人間の解釈=欲望が世界に意味を与えてきたこと。
こ...続きを読むPosted by ブクログ -
通読
ドイツの哲学者ニーチェがドイツで書かれた最も深い作品と自負する作品。様々な問題に対して「超人」ツラトゥストラが挑む。神は死んだ。人間は克服されるべきだ。踊りながら、笑いながら、ツラトゥストラは主張する。Posted by ブクログ -
≪神は死んだ≫で名を馳せるニーチェの主著。≪私は決して論文なぞ書かない≫との声明を発した彼だけに、アフォリズムと散文というスタイルを駆使して、哲学書とは感ぜられないほどに文学的なユーモア溢れる作品に仕上げている。読み物としてはすらすら読めるが、二―チェの思想の探究としては他の邦訳か2次文献を当たった...続きを読むPosted by ブクログ
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思春期の少年が特定の(特殊な)環境に置かれることで
内面に生じる様々な「混乱」が描かれています。
だけど、これ、帯の売り文句がいただけないなぁ。
古典の新訳なので新たな読者層を獲得したいという意図は
理解できるんだけど、
「ボーイズラブの古典」という一言に喰いつく人と同じくらい、
逆に、そのフレーズ...続きを読むPosted by ブクログ -
はじめてのニーチェ。
訳が秀逸なのか、軽い語り口で語るツァラトゥストラとそれを取り巻く人々の掛け合いや自然の様子などの情景が思い浮かべられ、初心者でも何とか読めた。
ツァラトゥストラの語るストーリーや概念は理解できないものも多く、消化不良感もものすごくあるけど哲学書なんてこんなもんなんだろう。
...続きを読むPosted by ブクログ -
光文社古典新訳文庫のほうでもよんでみました。
岩波文庫より感覚的に理解できるのではと思った。
気持ちよくながれるように読めた。
内容は自分的には好きだけど、これ実践していったら、世間一般の幸せから遠ざかるだろうなあと思います。まあだから超人なのだろうけど・・・。
そして俺の精神レベルでは、「この世...続きを読むPosted by ブクログ -
第一部、第二部(上巻)の方が分かりやすいと感じた。またの機会に全体を読み返してみよう。
個人的に好きなのは第一部。簡潔で力強く、心に響く。Posted by ブクログ -
神は死んだ、というフレーズで有名なニーチェの著作。
神なんて創造の産物と言ってのけるところが実にすがすがしい。しかしそれだけに終わらず、徹底した自己研鑽などをツァラトスラが熱く激しく語りかける。
ツァラトスラが語りかけるという形式でつづっているので、他の哲学書よりは読みやすい。とはいえ、やっぱり...続きを読むPosted by ブクログ -
相変わらず難解だと思う。
ただ、解説にも書いてあったのだが、第4部は、比較的とっつきやすい物語形式で何となく理解できたような気がする。
まぁ、気がする。 だけですが。
僕の中では、ベッドの中で読むと、間違いなくソッコーで睡魔に襲われる本です。Posted by ブクログ -
読みやすいんだろうけど、正直、僕にはチンプンカンプンでした。
やっぱり難解な文章がおおいと思うのだか、自分の理解力の無さの成せる技なのかもしれない。よく分からないです。Posted by ブクログ -
実はマンネリズムのすすめ的なものは
あまりなく、ほとんどが著者の
エッセイ的な要素でしめられております。
でも話からだいぶそれてはいるのですが、
内容としては文学作品を
紹介したりと結構色々としています。
音楽好きな人にお薦めかも。Posted by ブクログ -
砕けた言葉が使ってあるけど、すっと理解出来ない。まるで詩を読んでいるようだ。しかも、どちらかと言うと売れない詩人の。。
あのニーチェの、あのツァラトゥストラ、という予備知識、先入観無しに読んだら、多分駄作と思った気がする。
気に入った、あるいは、えーっと思ったフレーズはこんな感じ。
P26
俺...続きを読むPosted by ブクログ -
子供向けなのでサクサク読めた。
子供向けでも肝心の数式や定義のところは、文字として理解はできるが、ピンとこない。
やっぱり算数や数学は苦手なのだと実感した。Posted by ブクログ -
『変身』を目当てに本を買い読みました。
ある日、目が覚めると主人公が虫になっていたという突拍子もない展開から物語が始まるから、もっと主人公の内面的な葛藤とか苦悩が生々しく描かれているものかと期待していましたが、まさかの内容はルッキズム云々的なものであり思ったよりも淡々と物語が進行するので(翻訳の問...続きを読むPosted by ブクログ -
ルイ・ボナパルトこと、ナポレオン三世はとっても変な人で、良い独裁者だったのではないか。民主的な考えを取り入れた独裁者だったと述べたのは鹿島茂氏。本著を読む前に、内田樹氏との対談に目を通した。
『資本論』がマルクスの資本主義論であるとすれば、本書はマルクスの民主主義論。うん、いたるところ支離滅裂で嘘...続きを読むPosted by ブクログ -
先生の大学講義の記録っていう感じ。こういうふうにやってるのか。音楽聞かせて自由にエッセイ書いてもらう、っていう感じ。授業記録なので読みにくい。むしろyoutubeとかで学生も含めてやってもらった方がよさそう。Posted by ブクログ
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1848年の2月革命から1851年のルイ・ボナパルトによるクーデターまでを、同時代人の、あのカール・マルクスが論じた本。
ナポレオン3世のことを、凡庸でグロテスク、山師、男妾、と蔑称塗れで呼んでいるが、内容は冷静に政治過程を論じてある。
難しい局面になると、議会政治が機能しなくなり、庶民の不満を求...続きを読むPosted by ブクログ -
「断食芸人」と「流刑地で」で悲しさを感じたが、なぜなのだろうか。
結末らしい結末がないので、多様な感じ方ができる作品集だ。なかには、本当によく分からないものがあることは否定できない。Posted by ブクログ -
どこか後味の悪い短編集。これで終わり?って終わり方ばかりで、正直読んでて眠かった。
確かに読み終わったあと、なんとも言えない充実感と喪失感が残る。これはカフカという有名人が書いてる名著だからだ!ってバイアスがあるからかもしれないけど。
Posted by ブクログ