丘沢静也のレビュー一覧

  • 普及版 数の悪魔

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    算数、数学を理解するためではなく、楽しむための一冊、ととらえて読みました。ファンタジー小説として可愛くて楽しかった。
    有名な定理がフランクな例え話から登場したり、数学者がキャラクター化して出てきたりと、数学に詳しい人ほどクスッとくる内容でもあるのかもしれない。
    数学をもう一度勉強してからまた読みたいなと思った。

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    2024年12月04日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    ネタバレ

    風刺を感じるトガッた小説だった。
    判決 では介護問題?
    変身 では障がい者問題
    アカデミーで報告する では動物愛護の問題
    掟の前で ではグズグズ生きて死ぬ前に後悔する人間

    翻訳本の割にスルスルと読めたし、ちょっとSFチックな題材のチョイスにワクワクを感じた。
    でも内容を真に理解するのがすごく難しい。というか全然理解できてない笑

    判決 は、ペテルブルクの友達が出てきた意味がよくわからなかった。なんで主人公が自殺したのかも。
    変身 が1番面白かったが、表現がちょっとグロテスクな上に、問題に対する出口のなさに心が痛くなる。
    アカデミーで報告する は正直不完全燃焼感を感じた。サルが人間の知能を手に

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    2024年06月29日
  • 永遠の平和のために

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    人間は、本来邪悪な存在で、放っておいたら戦争になる。「戦争を無くす」ことではなく、「戦争をいかにすれば回避することができるか」を考えるべき。
    NHKカルチャーラジオ 歴史発見「カント哲学と現代 平和論が私たちに問うもの」の助けを借りながら、読み進めた。カントの時代とは状況がかなり異なるが、現代にも通ずる考え方。2024.6.18

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    2024年06月18日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    リアリティをもって語られるカオス

    将校は旅行者の両腕をつかんで、あえぎながら顔をのぞき込んで、深い呼吸をした。話の最後のほうは将校が叫んでいたので、兵士と囚人までもがこちらを見つめていた。話の内容が理解できなかったにもかかわらず、ふたりはお粥を食べる手を止めて、口をモグモグさせながら旅行者の顔を見ていた。

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    2024年06月02日
  • ツァラトゥストラ(上)

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    砕けた言葉が使ってあるけど、すっと理解出来ない。まるで詩を読んでいるようだ。しかも、どちらかと言うと売れない詩人の。。

    あのニーチェの、あのツァラトゥストラ、という予備知識、先入観無しに読んだら、多分駄作と思った気がする。

    気に入った、あるいは、えーっと思ったフレーズはこんな感じ。

    P26
    俺が愛するのは、サイコロで自分にいい目が出ると、恥ずかしく思って、『あれっ、いかさまやっちゃった?』とたずねる人間だ。

    P133
    女はおもちゃであれ。まだ存在しない世界の美徳に照らされた宝石のように、純粋で上品な、おもちゃであれ。
    お前たちの愛のなかで、星の光が輝いてあれ!『超人を産みたい!』が、お

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    2024年05月25日
  • 普及版 数の悪魔

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    子供向けなのでサクサク読めた。
    子供向けでも肝心の数式や定義のところは、文字として理解はできるが、ピンとこない。
    やっぱり算数や数学は苦手なのだと実感した。

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    2024年05月08日
  • この人を見よ

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    全体的に言いたいことがなんなのかわからなかったが、ところどころからドイツ人を理想主義者と言って非難していることだけはわかった。
    「道徳とは生に復讐せんとする下心を備えていて、そしてそれに成功したデカダンの徒輩の病的特異体質である。」という文章から道徳は作り上げられた価値観に過ぎないのだと思った。

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    2024年04月29日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    『変身』を目当てに本を買い読みました。

    ある日、目が覚めると主人公が虫になっていたという突拍子もない展開から物語が始まるから、もっと主人公の内面的な葛藤とか苦悩が生々しく描かれているものかと期待していましたが、まさかの内容はルッキズム云々的なものであり思ったよりも淡々と物語が進行するので(翻訳の問題なのか?)肩透かしを食らったというのが正直な感想でした。洋書初心者なので単に自分に合わなかっただけかもしれませんが、、、。

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    2024年02月27日
  • 恋愛の授業 恋は傷つく絶好のチャンス。めざせ10連敗!

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    先生の大学講義の記録っていう感じ。こういうふうにやってるのか。音楽聞かせて自由にエッセイ書いてもらう、っていう感じ。授業記録なので読みにくい。むしろyoutubeとかで学生も含めてやってもらった方がよさそう。

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    2023年07月25日
  • ルイ・ボナパルトのブリュメール18日

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    1848年の2月革命から1851年のルイ・ボナパルトによるクーデターまでを、同時代人の、あのカール・マルクスが論じた本。
    ナポレオン3世のことを、凡庸でグロテスク、山師、男妾、と蔑称塗れで呼んでいるが、内容は冷静に政治過程を論じてある。

    難しい局面になると、議会政治が機能しなくなり、庶民の不満を求心力にした簒奪者が更に世の中を破滅に導く構図は、昭和日本と同じと思った。

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    2023年04月15日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    「断食芸人」と「流刑地で」で悲しさを感じたが、なぜなのだろうか。
    結末らしい結末がないので、多様な感じ方ができる作品集だ。なかには、本当によく分からないものがあることは否定できない。

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    2023年03月30日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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    どこか後味の悪い短編集。これで終わり?って終わり方ばかりで、正直読んでて眠かった。
    確かに読み終わったあと、なんとも言えない充実感と喪失感が残る。これはカフカという有名人が書いてる名著だからだ!ってバイアスがあるからかもしれないけど。

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    2023年03月27日
  • 暦物語

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    幅広い年代の史実や人物を題材にした物語が多い。しかしそれは物語にならないような筋書きのものが多く物語の顛末を期待して読むと肩透かしを食らう気がする。
    物語の雰囲気はよい。一方で理解に苦しむ文脈もあり、賛否は分かれそう。
    最後のコイナーさんの物語が印象的。解説にも触れているが、本当に作者の分身なのか。

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    2023年01月29日
  • この人を見よ

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    ネタバレ

    ニーチェ。皆さん読んだことありますか?

    実は私は初めてででありました。

    何となく中二病、のイメージがあったんです。自意識やプライドが高く、劇的で劇画的。著作のなかの「神は死んだ」「ルサンチマン」などの言い回しは、哲学に関心のない方でも耳にしたことはあるのではないでしょうか。

    ただ、最近はどうでしょうか。ニーチェの研究者ってのはあまり聞かない気もします。どんくさいみたいな雰囲気なんでしょうか。殆どイメージで語りますが、哲学の専攻でも英米倫理学とか、経済学とのつながりでJ・S・ミルやベンサム、A・スミスなんかはまだ読まれているような感じがあります。分からんけど。

    ・・・
    そんななか、今般縁

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    2022年12月29日
  • 普及版 数の悪魔

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    数学のおもしろい法則を物語仕立てにして、読みやすくした印象です。
    子どもから大人まで楽しめそうな本で、挿絵もかわいらしくていいです。

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    2022年12月10日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    初カフカ。独特な言い回し、繰り返しが多くて面白かった。「答えが質問に衝突したのだ」とか読みやすいが、一瞬で解釈できる文が多いかというと実はそうではない。『掟の前で』の寓話感

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    2025年03月31日
  • 変身/掟の前で 他2編

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    見た目がまったく大きく変わったグレーゴルと、それに劣らず変わっていく家族の関係。

    淡々とした文体なのに心にくるものがあった。

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    2022年10月13日
  • この人を見よ

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    最近、自分の人生とそのあり方について考え、(就活のため)その結果、ニヒリズムに出会いました。
    ニーチェの考え方等に惹かれ、読んでみました。

    しかし、内容はほとんど理解できないまま読み切ってしまい、落胆しています。私はニーチェにお馬鹿さん認定されそうです。

    読書家の先輩と「読書は自分のレベルに合った本でないと意味がない」という読書の難しさについて語りました。どうやら、私はまだニーチェの言葉を理解できるレベルではないようです。
    何年か後にまた挑戦してみたいとと思う一冊です。

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    2022年09月21日
  • 田舎医者/断食芸人/流刑地で

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     初読の作品
     「ボイラーマン」
     「歌姫ヨゼフィーネ、またはハツカネズミ族」

     「ボイラーマン」が『失踪者』の第一章に相当するということは知っていたし(自分が小説を熱心に読んでいた頃は『アメリカ』として文庫本にもなっていた)、小説らしいと言えば小説らしい展開。

     それに対し、「ヨゼフィーネ」。どうしても何を言わんとしているのか、何の寓意なのか考えてしまう。⁇?

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    2022年07月17日
  • 永遠の平和のために

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    1795年に公刊された平和論の古典、『永遠平和のために』の新訳。既存の、言ってみればお堅い翻訳を一新することを狙っているであろう訳語・訳文が随所に散りばめられており、従来の邦訳とはだいぶ違ったイメージをもたされる。また文庫本ながらアカデミー版のページ数が記載されており、研究の役に立つだろう。

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    2022年02月27日