頭木弘樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
”君は君の不幸の中で幸福なのだ。”
前からとても気になっていた一冊です。
期待を裏切らないこの絶望っぷり。ネガティブ思考万歳!
どんなことにでも絶望を見出せるネガティブのパワーはすごいですよ。
私も同族なのでめちゃくちゃ共感できました。
以下、印象に残ったのを備忘までに。
将来にむかって歩くことは、ぼくにはできません。
将来にむかってつまずくこと、これはできます。
いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。 p24
人間の根本的な弱さは、
勝利を手にできないことではなく、
せっかく手にした勝利を、活用しきれないことである。 p36
孤独さが足りない。 p11
ぼくの人生は、
自殺したいという願望を払いのけることだけに、
費やされてしまった。 p23
幸福になるための、完璧な方法がひとつだけある。
それは、
自己のなかにある確固たるものを信じ、
しかもそれを磨くための努力をしないことである。 p79
避けようとして後ずさりする、しかめっ面に、
それでも照りつける光。
それこそが真実だ。ほかにはない。 p186 -
Posted by ブクログ
読書録「マンガで読む絶望名人カフカの人生論」3
著者 平松昭子
監修 頭木弘樹
出版 飛鳥新社
p75より引用
“世間で評価されている人気作家のブロート
が、世間から評価されていない無名のカフカ
を尊敬し、もっと作品を書くよう、いつも励
ましていたのです。”
目次から抜粋引用
“いちばんうまくできるのは
まるで孤児のようだ
文学では食べていけない
たいていは希望のない助走
どうしても必要な武器”
20世紀最高の小説家との評価を受ける、
フランツ・カフカの人生をマンガにした一冊。
子供時代の学校への馴染めなさから結核に
罹ってからの日々まで、味わいのある絵柄で
書かれています。
上記の引用は、幕間のコラムでの一節。
カフカの小説が現在読めるのは、彼の親友で
あるこのマックス・ブロート氏が尽力してく
れたからのようです。実力のある人は、人の
才能を見抜くことも上手なのかもしれません
ね。
徹底的に後ろ向きではありますが、後ろを
向いたままでもなんとか先に進もうとして生
きた様子が書かれていて、不思議な面白さが
あります。
監修者の著作を元に漫画化されているそう
なので、そちらも合わせて読むと、よりカフ
カへの関心が高まるのではないでしょうか。
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