小飼弾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分は現在、読める本を読んでいるのか、
読みたい本を読んでいるのか、
読まされているのか、
楽しいから読んでいるのか、
不安だから読んでいるのか、
知りたいから読んでいるのか、
はっきりわかりません。
読書は、その都度、見せる顔が違います。
不思議と、本は、それぞれ独自の周波数を出していて、
自分の状態と、ぴったりと合えば、
素晴らしい読書体験をもたらせてくれます。
子飼氏の読書量は、尋常ではありませんが、
読書は、量がモノを言うわけではなく、
また知識が増えるの増えないというものではなく、
あくまで、自分の「目的」や「態度」によって、
読書は、まったく違う体験を私たちにもたら -
Posted by ブクログ
読書マニアここに極まれりという感。おこがましくも筆者とは価値観が比較的近いと思ってしまった。自分にとって目新しい分野の本をもっと積極的に読みたくなった。
紹介されている本の中には僕が読んだことがあるものもあって、見解の一致と相違の両方を楽しめた。サラッと紹介されているだけなので見解というほどではないのだけど、例えば、野口英世への評価のくだりでは科学における業績という観点でのみムダだったとこき下ろしていて、その人生の輝きへのフォロー成分がもう少し欲しかった(話の文脈上必要ないという筆者の判断だとは思うが)。ネタ元の「遠き落日」(渡辺淳一・著)ではそのペーソス以外にも敬愛が織り込まれていたと思う -
Posted by ブクログ
本を遊ぶ 働くほど負ける時代の読書術
2018/4/6 著:小飼 弾
人間はまわりにいる人の影響を受ける動物である。素晴らしい人と付き合えば、自分も負けられないと奮起するでしょうし、逆にまわりが何事もほどほどでいいじゃんという人ばかりだったら、努力するのもバカバカしくなってくる。
本気で自分を変えたいなら、場所、時間、人を変えるしかない。実は本を読むということは、この3つのすべてに該当する行為である。
常識を疑い、ゼロベースでものごとを考えられる人がよりよい人生を生きられるようになる。そのためにはまず本を読むことが大切である。
本書の構成は以下の6章から成る。
①読書で新しい自分はつ -
Posted by ブクログ
小飼弾という人物のことをよく知らなかったが大検、海外留学、実家家事で全焼、フリーのエンジニアとして活躍とかそれなりに活動されてきてすごい人なんだとわかった。
一番おもしろかった対談は、はてなの近藤夫妻との夫婦対談でった。
子供にあたえるおもちゃって実は子供のためでなく、大人のためのものであるという考え。つまり大人は子供におもちゃを与えておけば、子供にかまう必要から開放されるから。
今は豊かなので、子供になんでも与えられるからこそ、何を与えないのかを考えることが重要って発言は大いに納得した。
あと、自分の頭で考えながら行動するのが大切。
行動をおこしたほうにどんどん情報はついてくるから、行 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「中卒でもわかる科学と経済のつながり」って方がしっくりくる内容でした。
確かに高校生ぐらいが読むと非常に面白いのではないでしょうか。
著者の小飼弾さんは投資家なので話が経済的なつながりになってしまうのでしょうね。
小飼弾『働かざるもの、飢えるべからず』も読みたくなる本でした。
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p97 科学は定量的なモノも尺度である。科学があるから全ての人が共通の物差しを用いて会話ができるのである。
p111 本物は「私を疑ってください」と言い。偽物は「私を信じてください」と言う。
先日ドラマ:ガリレオ第一話で福山雅治が「宗教が信じることから入るものなら、科学は疑うことから入るものである。」と -
Posted by ブクログ
スラスラと読みやすいこともあってか、前半は「ふ〜ん」というかんじだったが、後半は「ほほう...。」と読み応えがあったな、と。
「職人たれ、学者たれ」は至言。
はじめに───はだかの私たち
第1章 科学的人生観のススメ
第2章 科学的に考えるとは
●専門家に話を聞くための「三種の神器」
①四則演算ができ、
②単位系が揃っているか判別でき、
③そして論理的思考ができる。
●地球上で利用できるエネルギーは2つ
①太陽
②地球自身の地熱
第3章 科学的に行動する
第4章 科学時代の社会・企業・国家
●NASAのすごさは、長期視点に立ったプロジェクトを立案できること
─── 長期視点に立って