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四則演算と単位を正しく理解すれば、世界の科学者に質問をし、議論をすることが出来る。3.11以後の失われた科学的信頼を背景に、現代の私たちに必要なサイエンスリテラシーのあり方を説く、逆転発想の科学入門!
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Posted by ブクログ
実際中卒でもわかるかは疑問だが、広い範囲を確実に網羅して、興味が湧いた分野にいくステップをしめしてくれている入門書。 実例として原発問題をとりあげているので、余計に身近に感じるだろう。 しかし、高速増殖炉「もんじゅ」が停止していても1日のコストが5500万円とは知らなかった!
小飼弾氏の著作。原発問題を中心に、科学とは何かについて、具体的なデータを用いつつ解説したもの。科学というと敬遠しがちであったが、意識が変わった。
公式には高校も大学も出ていない子飼弾さんの本。この人は凄いなと思う。どの本もそうだけど、言いたいことの主張がわかりやすい。もともとプログラマーだから、数字や記号で論理や手続きを記述することは得意な人だ。おそらく、そのプログラミング的な力が文章の底辺にあるから、「文章」も分かりやすいのだと思う。 こ...続きを読むの本のテーマに、「科学的な考え方とは何か?」という問いがある。子飼弾は「三種の神器」を提案する。 ①四則演算ができること ②単位系の理解ができること ③論理的思考ができること 著者が身につけてきた「科学的考え方」の実践に基づいているのだろう。事例紹介もわかりやすい。 では、「科学とは何なのか?」。それは、異なる立場ひ人間が、同じものを見て話しができるためのもの。つまり「モノサシ」。共通の指標、共通のものさしを使うから、対象となることについて話しができる。 では、さらに、「なぜ、科学が必要なのか?」 子飼弾の答えはこうだ。「わたしがわかったことをあなたに伝えるため。あなたがわかったことを私に伝えるため。あなたが何者なのか、わたしが何者なのか、まったく知らなくても、発見と発明の喜びを分かち合えるため。理由はそれで十分ではないか」と。 「おわりに」に書いてあるが、どんな人でも「幸せな瞬間」というのは次の2つがあると著者は思っている。 1.できなかったことができるようになった瞬間 2.わからなかったことがわかった瞬間 この「幸せな瞬間」を、自分だけではなく、他社と分かち合うために、共通の「モノサシ」があればいい。それが「科学」がある理由の一つでいいのではないか。 最後になるけど、子飼弾の社会観も出てきて面白い。たとえば次の箇所はボクにとっても背中を押される部分。「私は10年後の日本におけるエネルギー問題についてはあまり心配していません。太陽光発電は休耕田に太陽電池パネルを並べておけばいいだけですし、風力発電への投資も進んでいます。日本は方向性がいったん決まったら、全体で舵を切って物事を進める国ですから、10年後には現在のドイツを抜いている可能性も高いでしょう」。 原発に頼らず、太陽に行き着く。太陽は究極の原発かもしれないけど、地球上のエネルギーのほとんどは太陽から来ている。子飼弾の言葉にうなづく。
科学的思考を身につけるための本。 ま、直接は本書に関係ないのだけど、本当にもう文系/理系というくくりをして、それを文章力や論述力の無いことの言い訳にしたり、ちょっとした数式の出てくる経済学を理解しようとしないとか、テレビの裏の配線のつなぎ方を理解しようとしないことを正当化していく心の習慣を早めに無...続きを読むくしていかないと、この国の社会と経済が本当に瓦解していく思うのですよ。 もはや、基本的な物理や電磁気、科学、生物学、情報技術の知識の無いエリートが会社経営や、国政策決定をしていくことは不可能だし、逆に法律の知識や、組織マネージメントの能力を持たない研究者は大きな研究チームを作ることが出来ず、研究成果も上げられない世の中だし、別にエリートで無くても、理科的な知識や数学的な理論的思考の習慣が身についていないで、この国で出来る仕事はとても少ないと思うのだ。 本書が啓蒙している科学的思考とはもはや身につけていたらいいねという習慣では無く、生きていくためには、少なくとも良く生きていくためには身につけていなければならない習慣だろう。
中卒とはいえ、著者のような頭の良さがないと、この本の内容は伝わりずらい。 でも、少しでも理数系が好きな人はこの本の面白さに共感できるはず。 自分は好きなタイプ
久しぶりに氏の著作に目を通したが2013年に発表された普通の人のための(専門家ではない人)の科学の入門書。氏は全然中卒ではないバリバリの理系だが難しいことを分かりやすく文章で説明するのがうまいので、分からないけれども読み難さを感じることはなかった。むしろスラスラ読めたと言っても良い。(だがもちろんエ...続きを読むネルギー保存の法則が四則演算が分かったは訳ではない。次またこの言葉を見た時に少なくとも初見ではないというくらい)そもそも知識がないから実際はどうなのか分からないが、原発は筋が悪い技術という考え方や「科学は『趣味』と考えよ」という部分などは共感する部分も多かった。貧困問題を先に解決せよも。そして将来「エネルギー放題」になるという予想は果たして当たるのだろうか?いつ実現可能なのか?夢のような話ではある。その方向に進んでほしい。もう一つ夢でいうとBIベーシックインカムの実現がある。これは是非ともなるだけ早くやってもらいたい。労働が当たり前でなくなる世界を一刻も早く。最低限の生活は保障されているわけだからら役に立つかどうか、出世できるかどうか、カネが儲かるかどうかなど気にすることもない。リスクを恐れずに、いくらでもチャレンジできる。そんな中から時々ものすごく役に立ったり、人を幸せにするものも生まれてくるでしょう。に賭けたい訳です。日本は失敗者にとても厳しい国という指摘も特に最近言われだしている。あとがきの言葉にあるスティーブジョブズの言葉を意訳した「職人たれ、学者たれ。」という言葉、職人とは出来る人じゃない、今自分が何が出来ないのかを知っている人で学者は知っている人ではない、自分が今何を知らないかを知っている人だというのは大きく納得した。他の著作も目を通したい。
***** タイトルのとおりに徹底してシンプルに「科学的思考」を捉えた一冊。 計算能力どうこうではなくて、思想やスタンスとして科学を捉えることがもう少し出来るようになれればいい。 *****
数字のケタの感覚を得る、っつーのは、非常に大事。理科系の学生にまず読んで欲しいね。みんな、一応の実験主義とかは、実習で習っているけど、その数字の意味、解釈のしかたってのは意外に体得していない。ホントはそこが大事なのに。
著者のブログ動揺で、読み聞かされるような感触が気持ちいいと感じる人むけ。中卒でもわかるとあるが、中卒では難しい言葉が多いので、ネットで調べながら読むべし。
スラスラと読みやすいこともあってか、前半は「ふ〜ん」というかんじだったが、後半は「ほほう...。」と読み応えがあったな、と。 「職人たれ、学者たれ」は至言。 はじめに───はだかの私たち 第1章 科学的人生観のススメ 第2章 科学的に考えるとは ●専門家に話を聞くための「三種の神器」 ①四則演算...続きを読むができ、 ②単位系が揃っているか判別でき、 ③そして論理的思考ができる。 ●地球上で利用できるエネルギーは2つ ①太陽 ②地球自身の地熱 第3章 科学的に行動する 第4章 科学時代の社会・企業・国家 ●NASAのすごさは、長期視点に立ったプロジェクトを立案できること ─── 長期視点に立って立案でき、トラブルが起こった際の代案を用意している ─── 大きなプロジェクトで重要なことは、すぐにプランBを出せるかどうか プロジェクトが大失敗した原因のほとんどは、プランBの欠如 ─── 巨大プロジェクトは、「うまくいかないこと」を前提に進めるべき ●「暇」が科学を進歩させる ─── 100人中100人が必死で働かないといけない社会は、ゆとりがなく、非常時に対応が出来ない。平常時にはゆとりを持たせる必要がある。 おわりに───職人たれ、学者たれ ・およそどんな人でも、幸せな瞬間は次の2つ 1、できなかったことができるようになった瞬間 2、わからなかったことがわかるようになった瞬間 ・職人は───自分が今何が出来ないかを知っている人 学者は───自分が今何を知らないのかを知っている人
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