小飼弾のレビュー一覧
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納得しながら読み進められるパートもあれば、視点が狭く分析が甘いなと感じるパートもいくつかあるなといった印象。
消費税を完全否定している箇所に関しては多々疑問あり。感情がだいぶ混じっている印象があり、冷静さに欠けているせいか客観分析が行き届いていない。
また、全体的にお金から話が脱線しがち。著者が社会においておかしいと感じていることを、半ば無理やりお金の話に絡めて主張しているような内容の本。
やや刺激的な内容になっているので知見を広めたい人には良いかもしれないが、個人の主観がだいぶ入っており、俗に言うマネー本とは訳が違うので、そこだけは気を付けた上で購入すべし。 -
Posted by ブクログ
小飼弾氏の名前を初めて聞いたのは、もう20年近く前になろうか、勝間和代女史の講演会。青山のブックセンターだったかなぁ。その当時既にブロガーとして有名だったらしいが、自分にとっては「変わった名前だな〜」程度。その後の彼の活躍は多くの人が知るものとなっている。本についての本は、特に大きな期待をしないまでも、どうしても手が伸びてしまう。出張中軽く読むには良いかなっという気持ちで購入。
「偏見を貯めよう」では、偏見を「過去に蓄積された常識で、肉体のレベルでの現象」と定義して、良い偏見と悪い偏見があるという考え方は面白い。
「なぜ読む人は稼げるのか」については、本を読むことによりより多くの着想が得ら -
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その中の小さな子供の一人が、「王様は裸だよ!」と叫んだ。ついにみんなが「王様は裸だ」と叫ぶなか王様一行はただただパレードを続けた。
私の心の中では、「みなが『王様は裸だ』と叫ぶ」で話が終わっていたのです。ところがよくご覧下さい。パレードはそのまま続いているのです。3
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嘘つきや泥棒が多くなるとどうなるか?カネの価値が下がってモノの価値が上がる、つまりインフレになります。さらに、みんな他の誰かを信用できないとなると、インフレを飛び越え、ハイパーインフレという状態に至ります。 -
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①具体的な本の読み方は?
・不条理な理由で立場を追われたホリエモン、佐藤優さんの本がお勧め
・最初に目次
・10冊/時間は目次のみ読んで、気になるところのみ本文を読む
②読書後の活用方法は?
・アウトプット(ブログ、SNS、ノート、メモ)
③気づき
・テレビ、新聞など、押し付けてくる情報を取りやめる
・本を読む
・旅をすることで、自分の枠を外すことができる(家出含む)
・論語
・読書しりとり、良書の中に良書の紹介がある
・良書の参考文献で関係の薄いものを読む⇒これを16回続けると思いがけない本にたどり着く
・自分の意見と対立するベストセラー本の中に自分と反対の意見があるものを読み、大局を理 -
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ざっくり言うと、四則計算を使えば科学のウソは見抜ける、と主張する本(なのかな?)。
STAP細胞の騒動の後にこの本を読んだので、読みながら少しニヤついたりしてしまいます。この本はSTAP細胞の様な「捏造」を予言(預言じゃなく)していたのかと思ったりします。
最後の方で原発と太陽光発電が出てきてビックリしてしまいましたが。ここで話が出ていた休耕地の太陽光発電パネル設置はどうかと思います。この件は『木材、石炭、シェールガス 文明史が語るエネルギーの未来』を読んだあとなので、特にそう思うのかもしれません。貴重な土地の上に太陽光パネルを載せるのはどうですかね。土地に日が当たらないように太陽光パネルを置