山本瑤のレビュー一覧
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ネタバレ和歌山の旧家出身で、女の子が滅多に産まれない家に生まれた蒼子は、弟が亡くなったことで、ウツになった母との口論後に髪が白くなり、いきなり伸びて、弟を生き返らせるために根の国に向かいます。
案内役のハチも途中で出てくる紫鬼もかっこいいんですけど、蒼子自体が淡々と先に進む子で、ほとんど甘い要素がなかったのが、ちょっと残念。
ハチに嫉妬している紫鬼にちょいニヤくらいでしょうか。
あと、古事記をモチーフにしているからか、出てくる登場人物の名前で、ちょっと「八雲立つ」が読みたくなってしまいました。スセリヒメのイラストが「八雲立つ」の闇己に神様が降りて来たときと似てるような? -
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ネタバレ【本棚無】中華風舞台で、純粋系ヒロインが押しかけ女房な話。第1巻。
特性の媚薬を作ってもらうまで、薬を作る少年のもとに居座りを決めた主人公。しかし、ここは妖怪が押し寄せる場所だった。
次第と少年とそこにくらすシロという犬?と仲良くなっていく。
1話目のポイントは何故ヒロインが媚薬を欲しがるのか、2話目は少年の気持ちの変化かな。
少年は鈍感というより、自分自身の気持ちがわかってないと先に進めない面倒なタイプ。好意が全面的なシロが可愛いく見えてくる。
媚薬のくだりがよかった。
ただ、難しい漢字とか意味わからないものがあって困った(笑) -
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ネタバレ人畜無害そうな王様の突拍子もない勅令のために、ストレスを感じるティファニー。素っ気ない態度のシリンとは異なり、好青年のエディスと一緒にいることが多く、それが無意識にシリンにヤキモチを妬かせているのに気付かない。
ちょっとずつ進展しているようで、ちょっとじれったい感があります。あの素っ気ないシリンが、いつかはティファニーを手放せないくらいに好きになるんだろうなぁとは思いますけど、もうちょっと進んで欲しいなぁと。
今回、エディスの母である王妃様が出て来ますが、息子を王位につけたいという野望だけの嫌な人ではなく、きちんと愛することができる人だったのはちょっと意外。
ティファニーのことも気に入っ -
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ネタバレ最終巻です。
レオンハルトの即位にあわせて、ヘルツォークに向かったクラウディアとアドリアン。アドリアンを思って、レオンハルトの元に留まったクラウディア。
そこからは、ほぼクラウディアとアドリアンが一緒にいることがなく、クラウディアとレオンハルト、エルフリーデの話が主でした。
レオンハルト暗殺未遂事件では、本当にレオンハルトが死んでしまったかと一瞬思いましたが、レオンハルトは無事で、エルフリーデの悪事も明らかになり、こっちは解決。
アドリアンの方も王太子との争いは、クラウディアが手を回したことで、余計な血は流れずに解決。
結局最後までアドリアンとクラウディアの間は淡泊な感じで、リカルドと -
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ネタバレ4巻目です。
最初にキャラ説明のページを見たときに、アドリアンとレオンハルトの顔と説明が一致してませんでした。初版だったからかもしれませんけど、どう考えてもおかしいっしょ?
さて、内容としては、前巻の最後で公爵の元から戻ったクラウディアは、アドリアンが王都に向かったときいて、急いでかけつけますが、アドリアンにはすげなくされます。
クラウディアの忠告を聞かずに、うさんくさいカールと共に海に出たアドリアン。案の定、襲われますが、結局はクラウディアに助けられ、そこで態度が変わるかと思ったのに、あんまり変わらず(T.T)
お互いに惹かれているようにも思えるのに、なーんか、一向にラブ度が増さないので -
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ネタバレ普通、この手のお話の場合、主人公が飛ばされた先で、運命的な相手と出会うって感じになりますが、このお話では、主人公と一緒に飛ばされた女の子の方が、重要視されてて、相手になりそうな王子様も顔はいいけど、なんだかやる気もないし、親切でもないし・・・と、あんまりな設定から始まりました。そのうちいい感じになるかなとも思いましたが、最後までラブ度は全くなかったのは残念。
でも、王子様、剣もできないひ弱な人かと思ったら、やったらできるって人で、単に自分の境遇とかでやる気がないだけだったんですね。魔王も魔女もまだまだ出番はありそうですし、二人の行方も気になるところです。
ただ、ティファニーのイラスト。
表 -
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ネタバレインシェンの子供を身ごもっている凛花は、氾林に身を寄せていますが、子供がいるのに、無茶しすぎです。妊娠初期にあんなに激しく動いたら、子供が流れてしまいそうと、ちょっと心配しちゃいました。
水鏡でインシェンと向かい合ったとき、インシェンとしては、黙って自分の元を離れた凛花の後ろに、知らない男がいたら、心穏やかではないですよね。
しかも、まだインシェンは、凛花に自分の子供ができていることを知らないし。
今回、冰夷の父が分かり、なぜ冰夷が氾林を作ったか、また東海龍王が何故天帝にとらわれているかが分かりましたが、これまでのながーい伏線が1本にまとまった感じがして、スッキリしました。
この巻では、 -
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ネタバレ前回、西王母からもらった桃を食べなかった凛花ですが、インシェンと月下美人を見に行き、いい雰囲気で過ごしたあと、置き手紙を残して、インシェンの元を去ってしまいます。
凛花は覚悟の上で去ったとは思いますが、インシェンからすれば、昨日の夜は全然そんなそぶりも見せなかったのに、起きると「あなたとは一緒にいられない」って手紙を残して凛花がいないって・・。そりゃ、理解できないでしょう。
龍になったインシェンが、凛花を探して飛び回る姿が悲しいです。
西王母の住む瑤池を離れたあと、凛花は妖魔に襲われたところを冰夷という河神に助けられ、氾林に連れていかれます。インシェンは天界に向い、次期龍王になるべく、兄と戦 -
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ネタバレ前巻で、東株国の皇帝の話は完結しましたが、そういえば忘れてましたね。綺羅と娥瑛のこと。
二人を捜す途中で訪れた街で、シロが変に気をきかせて二人きりにして、凛花とインシェンを結ばそうとしますが、インシェンはどっかに行っちゃいました。なんで?って思ってたら、インシェンは、凛花と結ばれて、龍の子ができて、凛花が死んじゃう夢をずっと見ていたとのこと。悲しすぎます。
しかも、新たな妖、水虎が出没し、凛花とは囮になる、ならないで、ケンカになっちゃいました(T.T)
今回もこんな感じで、凛花とインシェンの間は何もなしで終わるのかと思いきや、天虞山の妖の話が解決したあと、インシェンと凛花はお花畑で・・・ -
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ネタバレ今回は、前編と後編に分かれてます。
ちょっと、前回の話をひきずっているかな?
シロが最初からいい味出してます。やっぱ、シロ好きです♪
食いしん坊で、「ワシは、ほんのちょこっと見てみたいと思っただけだ。そうだとも。」とかいいながら、玉にはよだれがべっとり。私だったら、許します(^.^)
皇帝が死んじゃって、綬王が皇帝になろうと画策しますが、裏では妖もなにやら動いているみたい。双方で話が進んで、最後は同じところにたどり着くっていう感じが多いからか、今回のお話も、インシェンと凛花はほとんど一緒にはいないです。
凛花は如人の毒にやられたシロと一緒にいるし、最後に出てきたなにやら怪しげな虎っぽい顔 -