高峰秀子のレビュー一覧
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家にあったので正月休みに読むか~と気楽に手に取ったら結構重い本でした。上巻は女優という特殊な立場ではあるものの一人の民間人が体験した戦争史として非常にわかりやすく貴重な経験談だと思うし、彼女の生い立ちや来歴は当時の世情やナマの歴史というのがヒシヒシと感じられるので面白いし。それにしてもよく色々と覚えてらっしゃるなぁというのが素直な感想です。まぁ普通の人とは違う波乱万丈な人生だったという事も関係しているのでしょうが。
そういえば自分の父母や祖父母の時代は子供が多かったので養子をもらっただの養子に出しただの、そういう話をよく聞いたなと思いだしました。自分の家も父方の祖母は伯父の家の養女になったそ -
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10代のころ、ハリウッドのクラシック映画にはまったことがあるが、20代後半ころから日本の昔気質の作り手の心意気のカッコよさを知ってから、古い邦画も見るようになった。それがきっかけで
昨年逝去した高峰秀子という昭和の大女優の一人が執筆の才能も絶賛されているのを何かで読んで俄然興味が湧き、丸善で彼女のエッセイを探しさんざん迷った挙句、なかでもひときわ評判のよさそうな「わたしの渡世日記」の上下巻のうち、下巻を購入した。
本を購入するというのをあまりしない私にとっては、いきなり上下巻購入するのはちょっと勇気がでなかったのと、目次やぺらぺらページをめくった感じでは下巻のほうがおもしろそうだったからだ。
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文藝春秋、2002年7月
文春文庫、2005年7月
文春文庫で読んだ。
そうか! 北野武か!
あと名文あり。
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目次
あなた食べます ●池波正太郎、辻静夫、沢村貞子、嵐山光三郎、邱永漢、北野武
店仕舞
もうすぐ春です ●柿の葉ずしを送ってくれるファン
住所録 ●灰田勝彦の縁でYさんにバンコックに招かれた
人間スフィンクス ●小津安二郎
クロさんのこと ●黒澤明
老いの花道 ●淡谷のり子
私だけの弔辞 ●木下惠介
私のご贔屓・松竹梅 ●安野光雅、沢木耕太郎、松山善三
たけしの母と秀子の母 ●北野武、養母
栄作の妻 ●佐藤栄作玉寛子
五重塔と西部劇 ●幸田露伴、ジョン・フォード
美智子さ -
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文藝春秋、1998年5月
新潮社、2012年1月
新潮文庫で読んだ。
1976「わたしの渡世日記」から20年以上を経ても、「ひとこと多い」と「ただ今自分と出会い中」にて、養母に言及されていて、棘の深さを思う。
しかも養母への憎しみと、嫌悪と、がヒタヒタしているのに、だからこそ、か、名文に感じられてしまうのは、私の色眼鏡ゆえか。
「午前十時三十分」は国語や道徳の教科書にもいいのではないか。
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目次
四十三年目のウェディングドレス
オッパイ讃歌 ●乳ガン疑惑
おへそ ●小津安二郎、木下惠介、黒澤明、現場の人たち
ひとこと多い ●小役時代と養母、死の感慨。名文。
馬よ ●山本嘉次郎監督作を -
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潮出版社、1992年5月
文春文庫、2004年7月
文春文庫で読んだ。
本書もやはり人名録になっており、高峰秀子がどれだけ人を見ていたか、人と係わっていたか、がわかる。
そういう人だからこそエッセイストに転身できた、ということなのかも。
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目次
私の丹下左膳 ●大河内傳次郎
パリのバラ、東京のバラ ●イヴ・モンタン
『小僧の神様』 ●志賀直哉
気になる本『浮雲』 ●林芙美子
夏のつぎには秋が来て ●室生犀星、内田百閒、宮城道雄
縫いぐるみのラドン ●花柳章太郎、伊東深水、万耀
レースのショール ●宮本三郎
ふしぎの国のオギス ●荻須高徳
ヘチャプリ大王 ●藤田嗣治
ちょっと描いてみたく