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Posted by ブクログ
子役から始めて、戦前・戦中・戦後の映画界を駆け抜けた女優・高峰秀子。その彼女が休業宣言、1951年の6月から7カ間、映画を離れて、パリで過ごした。その日々のエッセイ。見るもの・聞くもの・触れるものなにもかもが新鮮だった。27歳の高峰秀子、その初々しさがいい。
下宿した先はリュクサンブール公園近くのアパルトマンの5階、バルコンが付いていた。「すぐ目の前には聾啞学校の庭が見下ろせる。金髪の女の子たちが『ジョニイ・ベリンダ』のような手真似で話しているのが見える。教会の鐘がまた聞こえる」。臨場感あふれる文章。この部屋は仏文学者の渡辺一夫がまえに住んでいた部屋だった。
写真&高峰の描くイラストが興を添える。(なお、中公文庫と角川文庫でも出ているが、これらは割愛されている。)
巻末には、徳川夢声との対談が22ページ。これもおもしろい。
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